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2013年11月10日 (日)

NHKスペシャル”日本人船長(コマンダー) 宇宙へ~若田光一の挑戦~”を見てました。

日本人が船長になったのはU.S.S.ExcelsiorのHikaru Sulu以来じゃないか、、、という若田さんの船長(コマンダー)就任。(スタートレックではキャプテンが船長(大佐)でコマンダーは中佐かな、あ、だからDS9はコマンダーシスコ)。

聖火トーチの宇宙遊泳の話も出ましたね(もちろん火はついてない)。

その裏話をNHKスペシャルでやってました。

http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/1110/index.html

以下、いつものようにリアルタイム速記メモ。

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11/7に若田さんが宇宙へ。国際宇宙ステーションの船長は日本人として初めて。緊急事態の訓練の取材を許された。リーダーシップを問われた。若田さんは厳しくするのか強調するのか悩んでいたとトレーナー責任者が語る。ミスしたメンバーをかばう若田。

ここまでがイントロ。

モスクワ郊外の星の街。ガガーリンが訓練を受けたセンター。若田さんもここで最終段階の訓練を。お、遠心加速器、、、激しい重力にたえる訓練。地上の8倍の重力がかかる。で5分間。私なら間違いなく吐く。吐く前に気絶するかも、、、

きつくはない、という若田さん。ドラえもんみたいに顔がぺったんこになるけど大丈夫と。

国際宇宙ステーションは世界15カ国が共同運用する。全長100mの人類史上最大の宇宙施設。ここで宇宙飛行士は様々なミッションに挑む。長期間宇宙にいるとどのような体の変調があるのか、自分の体で調べたり、宇宙でしかできないタンパク質を合成したり。

6人の宇宙飛行士を束ねるのがコマンダー。メンバーは3人ずつ交代する。これまで38人。アメリカとロシアが占めてきた。39人目が日本人、若田光一さん。軍人が多い中、飛行機会社の整備士出身は異例。

若田さんはロボットアームの専門家で実績を積んだ。それでコマンダーの役目が回ってきた。生まれ持ったものはない、と語る若田さん。アメリカとロシアの53歳の人がチームメンバー。若田さんより5歳上。

アメリカヒューストン。本格的な訓練がNASAで始まった。ジョンソン宇宙センター内の宇宙ステーションを実物大で再現したところ。モジュールという円筒形のカプセルで繋がっている。訓練施設のモジュールも同じ配置。内部の装置もほぼ同じ。

この日の訓練は、緊急対処訓練。火災や有毒ガスの場合のコマンダーの指示が試される。

あのスペースシャトルの事故(2003年)でも7人の宇宙飛行士が命を落とした。

人工衛星の破片など、宇宙ごみがたくさん飛んでいる。

初の女性コマンダーが語る。クルー一人一人が何をやっているか把握しないとだめ。緊急時にはリーダーシップが必要。それを訓練を通して鍛えると。

この日の訓練にはもうひとつのチーム(ロシアx2、アメリカx1)も加わった。

協調性を重んじる若田に対し、アメリカリーダーのスワンソンは強いリーダーシップをとる。

一切知らされてない状況で、、、10分後にアラームが。煙!火災発生。

若田が無線で管制室に連絡。トレーナー責任者が対応をチェックしている。

あ、ほんとに煙だしてる。複雑なシナリオを用意した。

煙はUSラボで発生。近くにいた若田はUSラボのハッチを閉めるよう命令。煙が気にいるあまりクルーの確認がおろそかになっている。人数を確認する。でも1人いない!あ、ハッチの向こうに一人いた。これで閉じていたらどうなっていたのか、、、そして一番離れた生活モジュールに避難し、発火元を特定しようとした。火災検知システムを使って特定しようとする。

しかしその間、クルーに指示出せない、、、見かねたスワンソンが3人のクルーを連れて現場に向かう。ノード3というモジュールからも煙が、、、実はこちらが火元で、USラボは排気管を通って煙がでたのだ。若田も向かうが、一酸化炭素濃度を測るスワンソンたちは若田に気付いてない。無線を使わず、口頭でのやりとりを続ける若田。

しかし、、、管制室には無線を使わないと伝わらない。

最終的に電気系統のショートを見つけたが、、、スワンソンは若田を待たずに指示を出して終わっていた。うわ、これは大変だ、、、

反省会では若田が無線を使わなかったことを問題視。管制室では一酸化炭素の数値を報告しないとサポートできないと。いいチームはあえて無線で連絡を取り合っているものだと。現場のチームワークを重視するあまりの行動。

若田さんは焦って行動してしまいがち、と語るトレーナ。試行錯誤していると。

若田さんはリーダーは皆に安心を与えるものにならないとと語る。責任の重さを感じている。

日本のJAXA。宇宙航空研究開発機構。日本人コマンダーは悲願だった。JAXAの長谷川理事。若田の採用にかかわった一人。織田信長のようなリーダータイプじゃないと。ミッションスペシャリストとして採用したのだと。

国際宇宙ステーションは各国のモジュールを繋ぎ合せ、2年前に完成した。日本実験棟のきぼうが最大。この技術を認められたのが若田のコマンダー就任に繋がった。日本は与えられたのではなく、自らの手でつかんだ。

長谷川理事がプレッシャーをかける。ちゃんとコマンダーやってくれることが次に繋がると。

次の訓練は宇宙ステーションの外で行う。巨大なプールのなかに宇宙ステーションを模した実験室が納められている。マストラキオという宇宙遊泳のスペシャリストと組む。若田はロボットアームの操作。

日本実験棟きぼうの外にある観測用カメラの交換の訓練。命綱の手すりを使う。やっぱりトレーナーが厳しくチェックする。命綱を頼りに作業に取り掛かろうとするが、体が安定しない。別のロープを使ってカメラを支える柱にかけたら?とマストラキオのアドバイス。マニュアルにはないが体は安定する。うまくいった。6時間に及ぶ訓練(あ、こんなに大変なんだ)。反省会で、作業中のロープの使い方が指摘された。あのロープの使い方はだめだと。マニュアルで想定されてないからと。柱にロープをかけるリスク(傷つける)もある。

若田はロープを柱に巻きつけるという代わりの手段を提案。

マストラキオはクルーが最もやりやすい方法を任せてくれると語る。

若田は異なる意見があってもいい、言いあえてチームがまとまるのが必要。コミュニケーションが必要と。

NASAでセレモニーが行われた。地上で支えてくれるメンバーに感謝をこめてケーキを振舞う。ひとりひとりありがとうと声をかけながら。若田さんのギャグ入れたスピーチもあり。

飛行場に向かった若田。ジェット機の操縦訓練。T38訓練機を使う。極限の状況で、緊急時にどう対処するか糸口をつかもうとしている。離陸して間もなく、教官が操縦しろと言われる。ここから全ての状況を自分で把握しないといけない。天候は刻一刻と変わる。地上の管制官と連絡を取って最適なルートを見つける。30分あまりの訓練だが、着陸態勢になったときに思わぬ事態が!首をかしげる若田。高度が下がり過ぎている。誘導システムに異常がおきていた。本来より低い高度で突入するよう誤った指示が。地上では別の飛行機が離陸。高度を下げていた若田のジェット機に近づいていた!うわ、訓練とは思えない非常事態。命がけだな、、、冷静に若田はすでに高度を上げていた。

また次の訓練、トレーナーが難しいシナリオを用意していた。異臭がするが、何が原因かわからないようになっていた。

ランプは火災を示した。きぼうで作業をしていたロシア人クルーが、異臭だけで警報を鳴らして、煙も火も見てない。なぜ火災と判断したのか?火災と有毒ガスでは対応が異なる。何が起きたのか見極めようとする若田。今度は本当に煙が出た。一気に噴き出している。これで火災とわかった。全員を近くに集め、人数も確認。一酸化炭素も問題ないことを調べた。落ち着いてハッチを閉めるよう指示。前と比べて格段の進歩。10分後に、火災場所を特定、(きぼうの実験装置でショート発生)スワンソン中心に消火に当たるよう指示。消火剤をまくのか。ハッチも閉めた。連携がかみ合った!よかったなあ。

反省会でも対応を評価された。しかしロシア人クルーが警報を鳴らしたことについては注意された。異臭がするから火災と判断したと。スワンソンが釘をさす。自分なら原因知ってからボタン押すと。でも若田さんはロシア人クルーをかばう。においを感じていたのだから認めようと。トレーナーがまた問いただす。本当に正しいと思っているのか?と。YESと答える若田。クルーの安全のために重要だったと。トレーナーたちも動かされている。

日本人らしいリーダーを目指してきた若田。それが浸透してきた。失敗は必ずすると思うが、それを小さいものにしなければならないと語る。

10月、若田たちはロシアでの最終試験をクリア、史上初の日本人コマンダーが誕生する。

11/5 バイコヌール基地でロケット ソユーズが姿を現した。近くの並木道をあるくクルーたち。ガガーリンを始め、宇宙飛行士が植樹してきた。若田も植えた。

「和」を大事にすればいい仕事ができるんじゃないかと語る。そして11/7、宇宙へ旅立つ。

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スペシャリストがコマンダーになる、というのはエンジニアがマネージャーになるのにも参考になる話がたくさんありました。特にリーダーシップは作られるもの、自分で訓練していくものなんですよね。若田さんには大成功してもらいたい。しかしいろんなシナリオは”コバヤシマルシナリオ”を思い出した。

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