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2013年11月 3日 (日)

NHKスペシャル”至高のバイオリン ストラディヴァリウスの謎”を見てました。

名前だけは知ってても、実際何がどうすごいのかよくわからないストラディヴァリウス。

テレビで音聞いても、普通のものとどう違う?というのが再現できるのかもよくわからない。

*ちなみに、地上波デジタルの音声はMPEG2 AAC サンプリング48kHzで普通の用途には十分すぎるくらいですが。

http://www.itsforum.gr.jp/Public/J3Schedule/P14/hamazumi060228.pdf

ということで、今回のNHKスペシャルでどう違うのかを放送してたのを見てました。

以下メモ(途中でPCが死んだのでいまいち網羅できてませんが、、、)

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五明カレンさん(綺麗な方。ニューヨーク在住のヴァイオリニスト)が謎を探す旅に出る。愛器(ストラド)はオーロラ。

まずはイタリアのクレモナから旅をスタート。バイオリン博物館や教会をたどり、そして現代の職人さんのところへ。300年間バイオリンの作り方は変わっていない。いまだにストラディバリを超えられない。今の職人さんが作ったバイオリンを弾くカレンさん。愛情のこもったいい楽器だが、ストラドの方がより表現力の可能性を感じる。

こういうエピソードがある。ストラディバリが死んだあと、工房に一挺のバイオリンが残っていた。これを買った伯爵から、転売するバイオリンハンターが手に入れようとした。でようやくそれを買った。一目見た瞬間、あまりに美しくて売れなくなった。それからストラドの収集を始め、囲まれて死んだ。今はイギリスの博物館にある。メシアという名のバイオリンがそれ。

場面変わってニューヨーク。実験が行われた。現代バイオリン対ストラディバリウス。聞き比べを行った。

①、②、違うことは私にもわかる。あ、①か。確かに違うな。でも専門家も判定率低い、、、

でも実際に弾く演奏家には違いが明らかだと。パールマンが語る。諏訪内さんも語る。

そこで音響無響室で調べてみようとした。3人のヴァイオリニストが協力してくれた。

20世紀以降のヴァイオリンとストラドを42個のマイクを使って調べた。あ、これはすごい。演奏家を囲むようにマイクが。

専門家の牧さん。42チャンネル同時録音で分析してみる。1か月解析した。

音の飛ぶ方向、指向性を3次元のグラフにするとストラドの違いがはっきりした。

モダンな楽器は弱く広く音が飛んでる。ストラドは指向性が絞られている。ある特定の方向に強い。斜め上に出てる。3挺全てでそうなっていた。ホールで音が遠くに届く原因では?

でも牧さんはまだ秘密が残っていると考えている。指向性だけではない。

またカレンさん。材料に使われた木がちがうのか?とイタリアで木材を仕入れていた北の地方に向かう。夏でも寒い場所。万年雪がある。

ここでとれた木は年輪が詰まっている。植林もなく、自然に生えた木のみ。ストラディバリの時代はさらに材質が良かった。小氷河期に育った木を使っていたという説もある。年輪がより詰まった木だったのではと。

でもこの木は当時の人も使っていたはず。なぜストラドだけが特別?

赤い色のニスが要因では?と19世紀から調べられてきていた。でも21世紀になって、ニスの影響は否定された。5挺、分析したら普通の”松やに”だったって、、、あ、これは知らなかった。

さて、ロングパターンの時代に作られた2挺のストラド。他の時代よりも少し長い。ストラディバリは様々な形を試していた。f字孔などが時代によって微妙に違っている。

でも形が違ってもストラドの独特の音は出ている。

次は、、、ハッチンスさん。表板と裏板がどう振動するかについて、音波を当てて調べた。振動の特性を測ると、板の強度がわかる。細かい粒子を板において振動させると模様ができる。これでいろいろ調べてみると、よい音は決まった模様になる。1981年に発表した。この形にすればいい音になると。

弦楽器の見本市では第一線の製作者がどんどんストラドに近づいていると語る。

日本から参加した窪田さん。板の仕上げ方に注目している。古い楽器の修理をしていて、いくつもの補修材が貼られていたのをとったりするうちに音があってくるとわかった。

ストラドの寸法をコピーするのではなく、板の音を手掛かりにした。

厚みが場所で違うのに音がおんなじだったり、、、これは難しい。ストラディバリは音程で考えていたと思うと。窪田さんのものは演奏家の評判もいい。

アメリカ・ミネソタ州。これまでにないアイデアで再現しようとしている人がいる。なぜか病院?放射線科医とバイオリン製作者。医療用のCTスキャンを使ってバイオリンの板の密度や仕組みを傷付けずにみられる。20年前からスタート。22挺これまでみた。

あ、カレンさんのストラドもCTスキャンでみてみる。うわ、中身すごくきれいに見える。今の技術はすごいなあ。あ、補修材っぽいのまではっきり見えてる。

いい楽器にはバランスのツボがある。表板は駒のところで重さが2分。つりあう。裏板は魂柱を通るところで2分。内部の容積も2等分される。弓からのエネルギーが効率的にボディーに伝わる。

でつい最近、満足がいくコピーができた。また弾くカレンさん。泣きだす放射線医師、、、

また場面変わってオーバリン大学(オハイオ)。製作者が集まって、いろんなノウハウを共用している。こういう活動で皆の技術が向上してきた。

ここで去年出来たバイオリン。最高のストラドコピー。どんなものか?アメリカ議会図書館に貯蔵されている。オリジナルとともに。ベッツ。1704年製。

そのコピーはオーバリンベッツ。2012年製。大勢の職人の署名が書かれている。

*Oberlin workshopに関してはこちら。日本からもどんどん参加してほしい。

http://www.vsa.to/oberlin-workshops

カレンさんが弾き比べる。あ、これはわからん。私ごときの馬鹿耳では確かに似てるように聞こえる。期待した以上に素晴らしかったとカレンさんも語る。科学だけでなく、大勢の職人が自分の技を込めたからと。

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私ずっと前にニスが違うからだ!と聞いていてそれを信じてましたがそうじゃないんですね。CTスキャンで取って3次元プリンタで作ったらどんな音になるんだろう、、、指向性は説明できるのかな?(音は無理っぽいが)

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コメント

放映終わって10分後にレポートをアップしているその早技に驚いた。この番組私も興味深く見ていたが、聞き損ねたことを調べようとgoogle検索かけていたら、偶然にこのレポートを見つけました。よくかけています。いいおさらいになった。有難うございます。

うーん、!? 何とも言いようのない内容でした、アマテイはアマテイだし、ガルネリはガルネリだし、音色は弦によっても違うし、勿論、弓、によっても違うしな~聴き手によってもちがうー

強い期待を持って見たのですが、あまりの内容の酷さに落胆しました。
科学っぽい装いをしているものの、全く地に足のつかない分析で迫力ゼロですね。
まず本当にストラドは良いのか? 何がどのようにどの程度良いのか? から始めるべきで、その結果「実はストラドは大したこともない」の結果もあり得たわけです。
2010年のインディアナポリス国際バイオリンコンクールの際の、演奏者21人に対して行われたブラインドテストの結果がそうでした。
番組でもブラインドテストを行っていましたが、その結果もやはりストラドの優位性を決して裏付けていなかったのに、「演奏者には判る」となし崩しに持っていきましたね。演奏者は思いっきり先入観を持ち合わせているというのに。
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そもそもタイトルに「謎」などという非科学的な用語を用いたあたりで、推して知るべしだったのかも知れません。
私見ですが、クラシック愛好者には(自分も含め)理系の人が相対的に多いと感じています。
しかしあの番組の制作者は、「謎」を追求するのに必要な理系の資質が足らなかったのでは?
謎は謎のままにしておきたいタイプ、幽霊を信じたいタイプではないでしょうか。

ヴァリウスは、ヴァイオリンの中でも柔らかく優しい音を奏でるヴァイオリンなので、わしは好きな音です(*^_^*)


従妹がヴァイオリンを習っていたのを、横で音を聴いていましたが、生で聴いた安いヴァイオリンの音より、TVので聴いたヴァリウスの音の方が、優しく柔らかい音で、わしは本当に好きです(*^_^*)

TVをつけたらたまたまやっていたのがこの番組でした。
バイオリンという楽器のこともろくに知らない私ですが、このバイオリンの音色がとても心地よくてうつらうつら眠ってしまいました。
番組が終われば眠気は覚めてしまったのですが。

眠ってしまって番組をちゃんと見れなかったので、再放送はないかと検索していたらここにたどり着きました。
あの優しい音をもう一度聞いてみたいです。

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