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2014年6月28日 (土)

NHKスペシャル”シリーズ 故宮 第1回 流転の至宝”を見てました。ちょうど東京国立博物館で白菜を観に行ってきたばかり。

公開初日の6/24にすでに特別展「台北 國立故宮博物院-神品至宝-」@東京国立博物館で翠玉白菜を観に行ってきましたが、

白菜を1分見るのに120分並んだ、、、そして白菜キティちゃんを買った(特別展「台北 國立故宮博物院-神品至宝-」@東京国立博物館)→6/27は200分待ち、6/28は240分待ちだって!!!

故宮の文化財についてのNHKスペシャルをやってました。谷原章介さんが出演。

http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/0628/index.html

しかしただでさえ240分待ちとかに今なっているので、これが放映された後の明日、日曜日の待ち時間がすごいことになるんじゃないか、、、初日に行って120分待ったくらいで文句言えないね。。。では速記メモ。

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今年5月、台北。連日行列が絶えない場所がある。中国の歴代皇帝の宝物を集めた博物館。一番人気は、白菜!翠玉白菜。今から100年以上前、清の時代に作られた。谷原さんが実際に言ってる。女優のシア・ルージーさんが案内してる。かわいらしい人ですね。

シア・ルージー

http://hualiu.yapy.jp/actor/98/

白菜の上に止まっているキリギリスとイナゴ。子供をたくさん産む、というしるし。

光緒帝のお妃の嫁入り道具とも呼ばれている。

この故宮の名品が初めて日本に来ることになった。このNHKスペシャルでは皇帝たちの宝物をめぐる物語を語る。

まずは北京 紫禁城から。民と清の皇帝が暮らした宮殿。彼らは代々宝を受け継いでいた。1925年、故宮博物院が作られた。清の王朝が滅び、文化財として市民に公開された。

平穏な日々は長くは続かなかった。故宮の倉庫には古びた木箱が保管されている。1930年代に入り、北京から避難させるために使われた。文化財が祖国とともに存亡の危機にあった。1931年の満州事変。柳条湖の爆破から始まり、日本軍は北京近くまで進んだ。当時蒋介石は文化財を上海に避難させた。このとき、運搬の責任者が荘尚厳さん。ミスター故宮と呼ばれる。国民党軍から国土は失ってもとりかえせる。人間は敵と戦うことができる。文化財は破壊されてしまったら元も子もないと言われた。

もっとも手間取ったのは、こういう運搬の専門家がいなくて不慣れだったから。慎重にするために木箱は14000以上にもなった。

このとき荘さんは複雑な思いだった。実は1928年、日本に留学していたから(考古学を学ぶために)。道を聞いても丁寧に教えてくれ、東京では風呂に入りすっきり、といい思い出が多かった。息子さんまだいきていて、京都が好きだったと語る。すき焼きもすきだったと。

1933年2月、ついに出発した。木箱を荷車にのせ、深夜に天安門を出る。駅に着くと、貨物列車に積み替え、上海に向かう。こうして全ての文化財を運びおえた2年後に、ロンドン行きを命じられる。故宮の文化財が初めて海を渡った。ロンドンの王立芸術院。100日間、中国芸術国際展覧会が開かれた。誇りを持ってやっていたと息子さんたちが語る。

壮さんの展示したのはあの回転する金魚の磁器など。これ観て来たよ!

紀元前1300年とか1100年に作られた陶器も展示された。王侯貴族の宴でお酒を入れていた器には、羊、鳥の飾りが。殷の時代には動物を立体的にした飾りが多かった。

42万人も観客が来た。アヘン戦争以来、イギリスに虐げられてきた中国の素晴らしさを伝えられたと。

文化財はサフォーク号というイギリスの軍艦で運ばれていた。なぜこんなにものものしい?

ロンドン大学で、アントニーベスト博士に聞く。この展覧会には日本と戦う中国政府の戦略があったと語る。

以前に日本がヨーロッパで展示会を開いたのに対抗したと。文化的プロパガンダを行った。今で言う、ソフトパワー。

蒋介石はイギリスと中国の共同開催を主張した。

一方、展覧会の開催を知った日本は危機感を募らせる。日本に資料が残っている。外務省の資料。展示にかかわったリットンという名前が書かれている。ヴィクターブルワーリットン。あの満州を調査した、リットン調査団だ!警鐘を鳴らされたと思った。政治的になり過ぎると考えた。

しかし、荘さんはやはり違和感を持った。文化財を政治に利用していると。

文化財はどうやって戦火を潜り抜けたか?

1937年、日中戦争が始まった。荘さんの戸惑いは一層強くなった。当時、故宮の文化財は南京に移されたが、戦火が南京に迫る。そこで内陸の安順に移した。1939年、文化財とともに3000kmという疎開の旅を続けた。安順の洞窟だ。ここなら日本軍の空襲から守れる。

荘さんはロンドンに持って行った名品を守る役目を担っていたが、洞窟は湿度が高かった。これではかびが生えてしまう。

解決策は洞窟の中に材木を運び込み、高床式の倉庫を作った。なんと奈良の正倉院を模倣して作ったって。日本に留学していたときに知ったって。

ああ、確かに絵画のようなものもちゃんといい状態で保存されてたのが展示会ではわかったよ。

故宮博物院の院長は日本文化にも中国文化(漆など)が混ざり、逆に蒔絵を中国の皇帝が集めていたと語る。

嗅ぎたばこ入れも面白いと谷原さんが語る。

荘さんたちが文化財を守ったが、しかしそれでも守り切れなかったものがあるという。

それは今、ロンドンの大英博物館にある。ステイシーピアソン博士が語る。

これらは溥儀の時代に手放されたもの!溥儀は生活費を確保するため、いくつかの銀行から借金していた。で文化財を借金のかたにしていて、、、でロンドンに持って行かれた。

アメリカのカンザスシティのネルソン・アトキンス博物館にも溥儀が手放した宝物が。

蓮の生涯。。。明の時代の作品。うわーいい絵だ。これを手放したか、、、

溥儀は絵には興味がなく、新しく買ったオートバイに乗っていた、という証言が。

荘さんも溥儀の行動に関心を持っていた。今まで文化財を守っていたのに、勝手に売ったりするので憤慨していた。

次はあの肉形石。これは見られなかったんだ。福岡でのみ公開。

一層ずつ、層になっていった石。自然の模様だって!石の表面に細かく穴を開け、毛穴を表現!人と自然の調和を図る、という自然の形や色を活かしたもの。

1945年に日中の戦争が終わっても苦難が、、、

それは中国国内で毛沢東の共産党と蒋介石の国民政府の争いが始まった。

1948年、共産党の軍が攻勢を強め、故宮の文化財が保管されていた南京の近くで大規模な戦いが始まった。そこで蒋介石は台湾に名品を集めてうつそうとした。

全体の3割が台湾に行った。ああ、それで台北に故宮博物院があるのか!

荘さんがやはり運ぶ責任者。1948年12月、南京に向かう船の第一便に文化財を載せようとしたが、大陸から離れようとする人があふれるほど乗ってきた。

それをなんとか押しとどめ、文化財を乗せた。5日間の航海の間、海は荒れ、文化財を必死で守った。3000箱以上をトータルで運んだ。1949年に中華人民共和国が成立した。

1961年、荘さんはアメリカに向かう準備を進めていた。故宮の文化財をアメリカで展示することになった。メトロポリタン美術館など、さまざまな場所で1年かけて中国古芸術品展覧会を開いた。

散氏盤も展示された。2800年前の水を入れる容器。350の文字が鋳込まれている。

領地争いに関するもの。で、これは契約文書だったのだ。

アメリカでの来場者は70万人にものぼった。

1965年、故宮の新たな建物が今の場所に建った。荘さんは副院長として中国の文化を伝える仕事にまい進した。

近年は様々な国の人が台北を訪れる。年間150万人も。

荘さんは1980年、80歳でこの世を去った。今年、息子たちが墓前で報告したのは、日本で故宮の展覧会が開かれること。

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よく内容知らないで言ったけれど、本展示のほうももっとじっくり見ておけばよかったなあ。

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コメント

初めまして。
白菜を200分待ちで見た一人なので、コメントしてしまいます。

昨晩のNHKも、(途中抜けましたが)興味深くみました。
文化財は破壊されたらおしまいとの言葉に、
何千年という歴史の重みの価値を感じました。

蒋介石がなぜ宝を台湾に移したのか、その辺りを見ていなかったのですが、
本来は中国の宝であり、共産党にしても文化財を守り抜いてくれるはず
だったのではないか?と、ちょっと不思議ではあります。

その辺が、蒋介石自身も文化財を政治に利用したという事なのでしょうか。
個人的には、台湾に渡ったおかげで日本に貸出も実現したので
どちらでも良い事なのですが、中国にしたら宝を返せ~、ですよね。

原石の石の色の具合から、白菜にしよう!肉にしよう!熊と人にしよう!・・・
なんて、人の発想の豊かこそに感動です。
そんな日常品(?)に彫ったら、逆に価値が失われる~?なんて
思わないでもないのですが、あまりの見事な細部にまでこだわったリアルさにより、
白菜が芸術品に変わるなんて、本当にお見事としか言いようがありません。

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