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2015年4月 5日 (日)

4/5のNHKスペシャルは"新アレルギー治療~鍵を握る免疫細胞~"でした。

新たなアレルギーの治療に注目が集まっている。完治は難しいといわれる花粉症。カナダのオンタリオ州で画期的な試験が始まっている。花粉をめっちゃ飛ばした部屋、花粉飛散室で実験しても大丈夫。

投与されたのはある薬。数回の注射で症状が良くなっている。動物(猫)アレルギーの女性も投与で症状が完治。食物アレルギーについても常識が変わる可能性が出てきている。

今、解明されようとしているアレルギーのメカニズム。制御性T細胞、Tレグがそのきっかけとなった。免疫の過剰な攻撃をコントロールするもの。1960年代から急激に増えてきたアレルギー。これを解決できるのか?というのがイントロ。

スタジオには鈴木アナ、松嶋さん、そして加藤浩次さん。マンゴーアレルギーになったって。

ヨーロッパのデータだが、1960年代以降にアレルギーの発症率が増えた。日本でも3人に1人がアレルギー。どんどん増えて行ってる。

Tレグとは何か?アメリカ オハイオ州にやってきた。ある集団ではアレルギーの人がいないという。それがヒントになった。アーミッシュの人々。2万人が暮らしている。200年以上前にヨーロッパから移住して、今も当時の暮らしを守っている。撮影されることを嫌うため、あまり暮らしぶりは紹介されてこなかった。今回、交渉で撮影が可能に。

ある一家を取材。4人家族(子供2人)。ガス灯を使っている。自給自足で牧畜が盛ん。幼いころから家畜の面倒を見る。そして彼らにアレルギーについて聞いたが、誰もアレルギーではない。

アトピーも花粉症も極端に低い。ミュンヘン大学の小児科医のエリカ・フォン・ムティウス博士が大規模な調査を行った。血液を採取し、詳しく分析。遺伝子が違うはずだ、と思っていた。

ところが特別な遺伝子は見つからなかった。ではなぜアレルギーが少ない?家畜と触れ合う暮らしぶりに次は注目した。子供のころに家畜と触れ合うとアレルギーになりにくいというデータはあった。その生活習慣ではないか?では家畜と触れ合うとどうなるのか?ドイツの農家でも調べてみた。最新の血液分析技術により、免疫細胞の様々なものを分析できる。

すると、血液の中のある細胞が35%も多かった。それが制御性T細胞、Tレグ。家畜と触れ合うとアレルギーが少なくなるのはTレグが増えるからだ、と結論付けた。

最近ガードナー国際賞を受賞した大阪大学の坂口志文さんが実は20年前に発見していた。

http://exp.immunol.ifrec.osaka-u.ac.jp/

攻撃細胞の中に、攻撃を止める細胞があることを発見したのだ。それがTレグ。そもそもアレルギーはアレルギー物質が入ってくると、攻撃細胞が害がないのに攻撃しつづけることから起きる。Tレグは害がないと攻撃を止める働きをする。

アーミッシュはTレグが多く、攻撃細胞を抑え込めるのでアレルギーになりにくい。都会の人は抑え込めないのでなりやすい。

スタジオには坂口志文さんが登場。

家畜が出す細菌を子供のころに吸い込めば刺激されてTレグが増える。3歳くらいまでがポイント。きれいにしすぎると免疫系が刺激を受けなくなってTレグが増えない。

免疫は体を守るためにあるのでは?Tレグが増えるとだめじゃないのか?という加藤さん。

Tレグはうまく出来ていて、風邪などは攻撃とめないが無害なものを止めるもので大丈夫と坂口さんの回答。

次は予防について。

オハイオ州のクロザさん一家。ピーナツと大豆のアレルギーに父親は悩んでいた。子供を妊娠した時からピーナツと大豆を避けていたが、、、子供がそれのアレルギーになってしまった。父親以上になってしまった。アレルギー食品を避けたことは何もならなかった。

PEDIATRICSというアメリカ小児科学会が出しているアレルギー予防のための指針に、母親はアレルギー食品を避けること。乳製品は1歳以降、卵は2歳以降、ナッツや魚は3歳以降とでた。でも効果はなかった。で、アメリカ小児科学会は撤回したが、具体的にどうすればいいかは示されなかった。。。そのため大きな混乱が続いていた。

今年2月、アメリカアレルギー学会で衝撃的な成果が発表された。

なんとあえてピーナッツを食べた方がいいという結果だ。それが新たな予防法。子供たちが非常に早い段階であえてピーナツを食べることでアレルギーを予防できる、とロンドン大学のギデオン・ラック博士が発表した。

http://www.nutritio.net/linkdediet/news/FMPro?-db=NEWS.fp5&-Format=detail.htm&kibanID=48491&-lay=lay&-Find

避けると17.3%、食べると3.2%と差が現れた。Tレグが増えたと考えている。マウスの実験でもアレルギー食品を食べるとTレグが増えた。

体の中で何が起きている?腸で吸収され、攻撃細胞が攻撃しようとするが、ピーナツ専門のTレグが抑える。そして卵の場合も卵専用のTレグが、と専門のTレグができる。

次は大矢幸弘さんも登場。

http://www.ncchd.go.jp/hospital/about/doctor/naika2.html

2005年に日本ではアレルギー物質を避けても効果がないとは記載した。妊娠中は何を食べてもいい。授乳しているときもなんでも食べていい。ただし、異変があった時は医師に相談と。

離乳食の段階でもいろんなものを食べている方がいいという報告もある。

遺伝か?という松嶋さん。遺伝的要素もあるけれど、環境が大きいという大矢さん。

次はアレルギーのきっかけについて。

イギリスロンドンのある出来事から新たなことが分かってきた。ポールジョーンズさん。現在大学生。重度のピーナツアレルギー。いつも症状を抑える注射を持ち歩いている。アレルギーになったのは3歳。きっかけは意外なことだった。乳児湿疹が非常に多かったのでクリームをずっと塗っていたが、それと同時にアレルギーを発症した。

ギデオン・ラック博士が調査した。スキンクリームのなかのピーナツオイルが原因であると考えた。アレルギーの人手、湿疹のケアにピーナツオイルを使っているのは91%もいた。

ピーナツを食べると予防になるのに、皮膚からはいるとアレルギーになる?

皮膚のバリアが湿疹などで破られると、攻撃細胞が臨戦態勢にはいる。腕を出して備える。湿疹の下を顕微鏡で見ると、腕を伸ばした免疫細胞がぎっしり。これが異物を捕まえて体内に引っ張り込み攻撃細胞にこれを攻撃するように伝えてしまう。

腸はもともと異物である食物をとりこむからTレグがたくさんいる。皮膚は異物が入ってくるようになってないから過剰反応してしまう。

そば屋で働く人が蕎麦アレルギーになり、それをやめて寿司屋に勤めると魚アレルギーに、それもダメで洋菓子屋で働くと小麦アレルギーに、、、などと言う例がある。

ここからはアレルギーになった人を治療する話。

千葉大学 医学部。特別な実験施設がある。花粉症の患者さんたちにあるものを天井から降らせる。スギ花粉を降らせる、、、恐ろしいことするなあ。

3時間この部屋で過ごし、症状を記録する。今話題の治療法を受けている人たち。

舌下免疫療法だ。7割の人には効果があるが、3割にはない。改善している人はTレグが増えているが、そうでない人は増えてない。

治療期間も長く、体質によってはTレグがうまく増えない。岡本美孝さんが説明する。

でもっと大量に安全に花粉を取り込む方法はないのか?

竹味ゆりこさんが新しい試験に参加している。それは特別なお米を毎日1食食べるだけ。つくばの農業生物資源研究所で遺伝子組み換えでお米にはスギ花粉の成分を大量に含んでいる。花粉のタンパク質を最新技術で操作する。

免疫の反応とかかわる部分を取り出し、アレルギーになる部分をとり、お米の中にいれる。

高野誠さんが説明する。

http://www.nias.affrc.go.jp/gmo/rice2013_3/20130412/

5年後くらいをめどに使えるようになるとのこと。

それ以外にも、安全な状態にしたアレルギー物質を注射して、ネコアレルギーを治すこともやられている。

竹味さんの結果は、マスクなしでお花見ができるようになった。2カ月間で、1/4まで攻撃細胞が減った。

遺伝子組み換えでお米にスギ花粉の成分入れるとか、すごいなあ。

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