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2016年1月 6日 (水)

1/6のNHK歴史秘話ヒストリアSPは「徹底解明!これが“真田丸”だ」でした。

次の大河ドラマのタイトルは真田丸、ですが私は何のことか知らなかった。今回、地中レーダを初め最新技術で真田丸を解析する、ということで興味深く見てました。以下メモ。
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大坂の陣で真田信繁が築いた要塞の名前が真田丸。しかし400年後の今はその場所はビルになり、完全に失われてしまった。幻の要塞。これを最新技術で現地調査する。
慶長19年10月。
大坂冬の陣が始まる。家康が20万もの兵で迫る。守るのは寄せ集めの兵10万。
家康の勝利は確実に思えた。
ところが、数か月前までなかったとりでが忽然と現れていた。
力攻めを試みるが、たった一日で1万の兵を失い、大敗を喫した。
5000の兵でほんろうしたこの砦が真田丸だ。
真田信繁(幸村)が築いた。
しかし今ではどこにあるのかすらわかっていない。
戦いの直後破壊され、地中に埋められたのだ。
大阪城の周辺であることはわかっているが、、、、しかもその姿もわからない。
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謎1.どこにあったのか?
大坂御陣覚書には場所と規模が書かれていた。大阪本城の巽、百閒四方の出丸。
候補1、大阪天王寺の三光神社。真田丸ののぼりが立っていた。
     真田幸村の銅像もたっている。
候補2、バス停が真田山。交差点も真田山、の真田山町。
候補3、玉造商店街。また赤いのぼりがたってる。
去年7月、専門家による科学的な調査が行われた。
地中レーダ探査を行う。硬い土と人の手で掘られた柔らかい土が区別できる。
車の後尾につけ、真田山町をくまなく走り回る。
奈良文化財研究所の金田正大さんが画像を見て検討するが、真田山町には何もない。。。
範囲を広げる。
人の手が加わった溝のようなものが?
真田山町の隣町だ。詳しく調査するため、さらに深い場所が探査できるレーダを準備した。手で押してる。
溝が埋まっていた。5m以上の深さ。
餌差町、大阪明星学園の隣だ。
データを分析すると、深さ8mで幅40~45mくらい。
奈良大学の学長、千田さんがこの地域を詳しく調べる。
アメリカ軍が昔、空中撮影した航空写真の2枚から立体視してみる。
レーダで見つけたところに真田丸の南側の堀のようなくぼみが見つかった。
さらに全体像も見え、台形のような形をしていた。
多くの説が今まで半円形と言っていたが、実は台形だった?
東西220m、南北230mの巨大な四角形の城だった。
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謎2、謎の絵図。
広島城。浅野家に残る諸国古城之図。城の教科書ともいえる古文書。その中に真田丸の絵もあり、それは四角い。丸と思われていたので今まで注目されてなかったが、レーダー探査のデータとも一致している。
堀があると思われる場所に千田さんが行ってみた。今でも残る道路が痕跡のようだ。
しかも反対側も絵図に近い構造。実際に江戸時代に歩いて絵を描いたのではないか?と思われる。
ではこの地図を詳細に見ていけばいいのでは?と思われる。
大きな四角の陣地と、小さな丸の陣地がくっついている。
東西は緑色の山?雲?のようなものに囲まれて描かれている。
しかも赤い四角が内部にあって、寺と書かれていて6つある。
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謎3、寺?
では現地を確認に来てみた。
本当に寺がある。心眼寺にやってきた。墓地の高さがマンションの3階くらい。
緑色の雲に見えたところは、がけだった。
上空から見ると敷地に沿って崖ができている。
崖の上に立っていた寺を利用して真田丸の城壁にした。
寺は石垣もあり、小さな砦だ。燃えにくい瓦葺でもある。
広い本堂もいろいろ使える。
広い空間もあって野営できる。
既存の寺を利用して要塞を築いたと考えられる。
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謎4、勝利の方程式。
映画などでは野原にある真田丸を徳川軍が攻撃するように描かれている。
雨のように矢や鉄砲が放たれ、1万5000人も討たれたと。
しかし疑問が。真田丸を包囲すればよかったのは?
その秘密も寺にある。
寺町は真田丸が築かれる以前から存在していた。寺町の一番奥に築かれている。ということは、野原ではなくて街中に作られていた。
寺に挟まれた道は狭くて大軍の利点が生かせない。そして急に堀が現れ、落ちてしまう。そこへ弾丸の雨が。しかも戻るにも大軍で狭い道なので、戻るに戻れず、、、そしてまた撃たれる。
そして絵図に書かれていたもう一つの事実。
北側にはひびが入っているような絵が。深い谷があった。
大坂城と密着した小さな砦というイメージだったが、実は大坂城から離れた独立した城だった。援軍や弾薬・兵糧などの補給は厳しい。
なぜこんな危険な城を作った?
それを見るには真田信繁の半生を振り返らなければならない。
謎5、なぜ信繁は孤立を選んだ?
信州 上田の小さな大名の次男、信繁。有力大名への人質がその役目だった。
武田、上杉、、、など。他家で過ごした時間のほうが長い。
いつしか21歳に。死ぬまでこのような人生を送るのか、、、
天正15年。大坂城へ送られた。
このとき、豊臣秀吉が息子も同然と言ってくれた。豊臣の姓まで贈られた。
信繁にとって大阪は第二の故郷になった。
その後、実子、秀頼が生まれた。
信繁は秀吉に秀頼のことを頼まれた。その後秀吉は死ぬ。
そして関ケ原の戦い。
信繁は上田城で足止めしたが、家康の勝利に終わった。
和歌山県(紀伊の国)に流される信繁。14年間にも及んだ。やる気がなくなる信繁。
ある日、知らせがもたらされる。豊臣は徳川と戦をする決心をしたと。
すぐに大坂城へ向けて脱出した。
そして取り掛かったのが真田丸の建設。孤立無援の城。しかしそれこそが狙いだった。
あの場所にとりでを築けば目立つ。大坂城よりもそちらを攻撃させようとした。
初戦では見事に勝利した。
しかし、、、
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謎6 巨大城vsモグラ?
大坂冬の陣図屏風には真田丸に対峙する徳川の大軍は盾を持ち、後ろに小さな山、
築山を作っていた。射撃陣地だ。その奥には兵士が列に。仕寄だ。塹壕。
ちょっとずつ掘り進めていき、土を盛り上げ山にして、、、を繰り返した。
航空写真から徳川軍の射撃陣地も見つけた。
3つの築山と真田丸の距離は100mくらい。当時の弾が届くギリギリのところだ。
でも塹壕が弾が飛んでこないところに掘られた?
これも図屏風にヒントがある。真田丸内部では3人がかたまって銃を構えている。
一人では持てない銃があったのでは?
大阪茨木市。旧家に伝えられていた。
大狭間筒だ。重さ20kg近くもある。
大阪総合射撃場で実験してみる。
的は鉄板に板を張り付けて漆を塗った甲冑。
撃ってみると、、、おお、甲冑に穴が開いた。直径2.5cmの弾丸が貫通している。
しかも有効射程距離は300mにもなった。普通の火縄銃の倍以上。
こんな感じだったと思われる。
何とか塹壕を掘って近づいてきた徳川軍。
塹壕から兵士が飛び出し、攻撃を仕掛けるが、、、砦に近づくと弾丸の雨。
次なる一手は射撃陣地。しかし動かない築山は大狭間筒の格好の餌食だった。
そして消耗戦に陥る。
一か月にわたる膠着状態。
しかし思わぬ形で決着がつく。
 
徳川はでかい大砲をイギリスに発注していた。
そして真田丸と大坂城に昼夜を問わず打ち込んだ。
砲弾が大坂城本丸に命中。恐れた淀殿の独断で和睦を結ぶことにした。
こうして、大坂冬の陣は終わった。
和睦に際し、ある条件を出した。
それは大坂城の堀を埋めること。このとき、真田丸も破壊された。
そして慶長20年5月。
家康は再び開戦した。 大坂夏の陣だ。
真田丸はない、勝ったも同然、と思った。
しかし、なんとなくなったはずの真田丸が現れた。
そこに信繁が陣取っていた。
謎7.もう一つの真田丸。
 茶臼山 真田の本陣と文献に残っている。
 大坂城から南に5㎞。現在は天王寺公園の一角。
 うっそうとした森におおわれていてもう面影はない。
 石碑が建てられている。夏の陣 真田に加えて
 冬の陣 徳川家康本陣跡と書かれている。
 冬の陣で使われたものを再利用した。
 茶臼山の絵図も残っている。丸馬出と言われる陣地もある。
 騎馬隊を出撃させるためのもの。
 前回と同じく強力な射撃陣地を設け敵の先頭に集中砲火し、
 側面から馬で切り込む作戦。
 しかし、、、
 なんと毛利がすでに徳川と戦を始めていた。豊臣の一部が焦って徳川軍に攻撃を
 仕掛けたのだ。
 作戦は失敗。
 山を下りてその戦いに加わった。本陣まで一気に突撃する作戦。
 家康は2度も切腹を覚悟する勢いだった。
 しかし本陣の守りは固いまま。
 突撃も失敗に終わった。
 安居神社まで押し戻された。松の木にもたれかかっていたと伝わっている。
 そして徳川の兵に囲まれ、享年49歳で戦死。
 同じ日、大坂城も落城した。。。
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それから400年。
安居神社では慰霊祭が毎年開催され、
福井には血付きの采配が残っている。
 
 
 

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