« JR山崎駅のホームに京都と大阪の県境があります。 | トップページ | 2016年、マグロの初セリ価格は1400万円、1999年から価格の推移をグラフ化してみる。 »

2016年1月 5日 (火)

NHKドキュメンタリー「ハリウッド 映像王国の挑戦~“スター・ウォーズ”とILMの40年~」を観てました。ファルコンチェイス数秒のためのチャレンジ!

スターウォーズ フォースの覚醒は公開当日に観に行ってきたし、ILMにはいつも興味がある。今回、NHKがILMの取材をする、ということで興味深く見てました。以下メモ。
---
スターウォーズの魅力は新しい視覚的な表現を取り入れたことだ、と語るハリソンフォード。
40年前、ルーカスがスターウォーズのために作った特撮スタジオ。インダストリアル・ライト・アンド・マジック、通称ILM。
フォレスト・ガンプ、ターミネーター2、トランスフォーマー、ジュラシック・ワールドなどなどを作り出してきた。
そのILMが再びスターウォーズの制作に挑んだ。世界で唯一、NHKがその取材を許された。
サンフランシスコ。ILMがある。
国立公園の一角にスタジオを構えている。93000m^2という広大なもの。
ヨーダの噴水の像がお出迎え。
去年の11月に訪れた。
映像に関するあらゆることを引き受ける会社。デザインや人形制作はお手の物。
VFXも世界最高と言われている。スピルバーグやキャメロンなどからひっきりなしに依頼が来る。
この日、制作のかなめ、デイリーと呼ばれるものに参加できた。
自分の担当のショットを責任者に観てもらう。
宇宙戦艦はかなりよくなっている。でもパネルはでかいのをなんとかならんか?BB-8は監督は満足していたよ、でもオレンジ色が浮いて見える、、、などと責任者がコメントを出す。
これを毎日やっている。
公開まで1か月なのに137ものショットが未完成だった。
アートディレクターが一番最初にコンセプトデザインをする。1枚の絵でみんなにイメージを共有してもらう。
コンセプトアーティストがキャラクターのデザインをする。BB8も監督のイメージを彼が形にした。5歳からスターウォーズにあこがれていたとか。
そしてCGモデラー、成田昌隆さんが中心的な役割を果たす。パーツを書いていく。
アニメーターが動きを付けていく。
さらに特殊効果はエフェクト・アーティストが行う。砂煙、水しぶきなどなど。
今回、監督からある難題を突き付けられていた。
監督はJ.J.エイブラムス。
大胆な試みとして、CGに極力頼らず、実写にこだわった。
なんと、ミレニアムファルコンは実物大のものを作った。うわ、すごい。
しかも人の手で動かす人形も多い。
狙いは?
過剰なCGを作りすぎるとどうしても作り物の世界になる。実在する、本物の世界と感じてほしい。
どうすればリアルな映像を生み出せるか?
---
40年前、31歳のルーカスはスターウォーズの構想をした。しかし特撮スタジオがない。
そこでハリウッドの片隅に倉庫を借り、映像を勉強していた若者たちを集めた。ILMの誕生だ。
その中に、世界最高の特撮技術者と呼ばれる
デニス・ミューレンがいた。
当時ルーカスがスタッフに見せた映像が残っている。第二次世界大戦の映像記録だ。この迫力を映像化できないか?と言ってきた。
そこでILMはある画期的なカメラを開発した。
モーションコントロールカメラだ。
コンピュータで動きを正確に制御できる。正確なカメラワークで何度でも撮影できる。
2回に分けて撮影して合成しても正確。2台の宇宙船を別々に取って空中戦をしたり。
ミレニアムファルコンの模型を作ったローン・ピーターソンは観客には見えないところまでせっかくに作ったと語る。
第二作では、雪原の上を架空の生き物が駆け抜けるシーン。スタジオでの人形とヘリコプターからの雪原を撮影したものを合成した。
キャラクターの動きを表現する技術も進化した。フィル・ティペット。人形のスペシャリスト。
静止した人形を撮影しちょっとずつ動かすストップモーションがそのころの主流だったが、
少しずつ動かしながらぶれをあえて作り出した。
かくかくする不自然さが消えた。ゴーモーションだ。
---
スピルバーグから依頼されたある映画で大躍進が起きた。
ジュラシックパークだ。
フィル・ティペットをメインスタッフに指名した。最初はゴーモーションと巨大な恐竜ロボットを使う予定だった。しかし、ILMで働く一人の若者が、そこにわって入ろうとした。
スティーブ・ウィリアムス、CGアニメーターだ。
この直前、ターミネータ2でCGの実力を世に示した。
無機質なものは表現できても生き物はまだ無理、、、と思われていた。
CGの実力を証明しようと、ティラノサウルスが動く映像をこっそり作った。
最初に骨格から作り、筋肉がどうつくかを調べ、精巧なものを作った。
ある日、プロデューサーがやってきた。大きなモニターにわざとその動画を写していた。
これはなにか?と聞かれた。そこから変わった。
スピルバーグはCGを使うことを決定した。
ショックを受けたのはティペット。私は絶滅だ、といったらスピルバーグがそれを映画につかった。
でも恐竜に詳しかったので首にはならなかった。
CGを使えば制約なしにイマジネーションを表現できる、と思ったルーカスはスターウォーズの新シリーズを作り出した。エピソード1,2,3だ。
ほとんどのシーンがCG。
その後、俳優の演技をCGに取り込む技術も生まれた。
しかし近年、過剰なCGがかえって映画の質を落としているとも言われ出した。
本物らしく見せることがかえって偽物らしくなる。。。
壁を乗り越えなければならない。ミューレンが語る。新しいやり方が必要だ。
ロジャーガイエット(VFXの責任者)は最初のほうのミレニアムファルコンが砂漠でチェイス、飛び回るシーンに悩んでいた。ファルコンチェイス。ここはフルCGだったので、どうも本物らしくない。ここは日本人、行弘進さんが担当していた。
墜落した宇宙戦艦の残骸、パネルの上に砂がかぶっていると、いかにもCGっぽい。
2人の娘に工作をしてもらって、それを活用しようとした。紙の工作に砂を振りかけたものを合成した。
11月16日。
ファルコンチェイスをめぐる議論が続いていた。どうすれば実写に負けないリアリティーがでるか、、、ロジャーは考えあぐねていた。
二人くらいを上に置くことができる?やったとしても小さくなりますよ?
背景はなにか足りないのでは?
などとコメントを出す。しかし明確な解決策は出なかった。
行弘さんは高校卒業後、単身渡米。経験もない。映画の背景を作る会社にもぐりこんだ。
1日20ドル払うから!働かせてくれ!と言った。
3年後にはILMに入社を果たした。
求められたのは、常に革新的な映像を求め続けるチャレンジ精神。
実写に負けないリアリティをどう出すか?
CGを意識させずに奥行きを出そうとした。がれきか何かを加えて映像のバランスをとることにしよう。空間が自然に見えるように。宇宙戦艦の上にキャラクターを配置したり。
ものすごく小さい人たちが何人か乗ってる。
11月19日。
さらに細かく手を加えた。過酷な環境でボロボロになった戦艦。その過ぎ去った時間の長さを見せる。クラッシュしてから30年たっているという設定。
ただ、汚すぎるのもだめ。シンプルにするのもうそっぽい。
ギリギリの判断が求められる。
ロジャーに見せる。
いや、まだ気になる。穴だ。右はいいけど左が嘘っぽく見える。
本物感をだそうとして作ったのだが、、、でもダメ出しされる。
終わらなかった。
船の中がどうなっているかをもうちょっとうまく見せたい。
今度は逆に書き込んだものを消しにかかった。
地道な積み重ねがリアリティにつながる唯一の道。
※モニターに映るのは、、
下のタブにpython2の文字が!
そしてコマンドには
obaQmonitor: Waring  Actions not found : ListScrollUp, LitScrollDown
という警告と、
[smores::av fc0360] /show/av/fc/fc0360/gen/pcomp/JustinPcomp1
の後に最後に打ち込んだのは、
> ffl comp fc360
でした。
11月20日。
また試写が行われ、ロジャーに見せる。
あ!みんな拍手で出てきた!マスターです、だって!よかった。。。
わずか数秒の映像に限界までこだわった。
(そうだよな、ここ数秒だった。でも鮮明に覚えてるシーン)
12月14日。
ロサンゼルスで試写会が行われた。
行弘さんもこの日初めて!完成版を見る(え!そうなの!)
楽しんできます、と言って入っていった。
まだまだ課題は見えましたよ、と語る行弘さん。
 

« JR山崎駅のホームに京都と大阪の県境があります。 | トップページ | 2016年、マグロの初セリ価格は1400万円、1999年から価格の推移をグラフ化してみる。 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/512682/63009885

この記事へのトラックバック一覧です: NHKドキュメンタリー「ハリウッド 映像王国の挑戦~“スター・ウォーズ”とILMの40年~」を観てました。ファルコンチェイス数秒のためのチャレンジ!:

« JR山崎駅のホームに京都と大阪の県境があります。 | トップページ | 2016年、マグロの初セリ価格は1400万円、1999年から価格の推移をグラフ化してみる。 »

無料ブログはココログ
2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

最近のコメント

フォト