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2016年5月29日 (日)

5/29のNHKスペシャルは”廃炉への道2016 核燃料デブリ 迫られる決断 ”でした。

世界最大規模の核燃料の実験施設。5月、福島の状況を再現する実験が行われた。
人工的にメルトダウンを引き起こす。
水のように核燃料が溶け、原子炉を突き破った。
上の方が詰まっている。溶けた核燃料が配管の内部などに複雑に入り込んでいる可能性が見えた。
世界最悪レベルの事故を起こした福島第一原発。
三つの原子炉で次々とメルトダウンを起こした。
溶けた核燃料は原発の構造物などを巻き込んでデブリとなった。600トンと推定されている。
チェルノブイリ原発は、事故から30年たってもデブリはそのまま残り、強い放射線を出している。周辺は今も立ち入り禁止だ。
福島は最長40年で廃炉を終える予定だ。ロボットの開発が進んでいる。
実物大の模型を使った技術開発も行われている。
しかし次々と課題が生じている。
デブリをどうやって取り出すのか?決断の起源は来年。
9万人ものふるさとに戻れない人がいる。いつになったらもとの生活を取り戻せるのか、、、
とここまでがイントロ。
ナレーションは西島秀俊さん。
---
事故から5年がたった福島第一原発。
朝7時。その日の作業内容の確認が行われていた。
廃炉に携わるのは1日6000人もの作業員。
現場の状況は事故直後と比べて様変わりした。
放射線量が下がり、大半のエリアで防護服がいらなくなった。
この5年間、放射性物質を取り除いたり、コンクリートで封じ込めたりする作業が進んでいた。
事故直後は敷地内の全域で防護服が必要だった。
そのエリアは1/10になった。
しかし原子炉建屋は今もなお、高い放射線量であり、デブリはそのままになっている。
今、そのデブリを確認する作業が2号機で行われている。
特別に開発されたロボットだ。
IRID TOSHIBA
と書いてあるロボット。
貫通部からデブリに迫る。
去年6月、まずはふさいでいるブロックを取り除こうとした。4か月後、ようやく貫通部が見えたが、表面線量は毎時10シーベルト以上。きわめて強い放射線量だ。
人が近づいてロボットを投入するには、表面を削るなどして放射線量を下げないといけない。
国が定めた廃炉の工程表では、デブリの取り出しから廃棄物を処分するまで40年で終えるのが目標。
これまで調査に使うロボットや汚染水対策など様々な取り組みが行われている。
これまで1兆円が使われている。
2017年に取り出し方針を決定しないといけない。
 
山名元さんが責任者。
スリーマイル島原発を参考にしている。100トン以上もデブリが出た。
水で満たして実施した。作業員が原子炉の上に立ち、特殊な器具でデブリを取り出した。
冠水工法と呼ばれている。
 
しかし状況は福島とは異なる。
核燃料が格納容器を突き破り、底まで落ちた。そのため格納容器ごと水で満たす必要がある。しかし格納容器も損傷、至るところで水が漏れだしている。
この水を止めなければ冠水工法も使えない。
横浜。
40億円をかけた国の冠水プロジェクト。東芝の正木洋さんがリーダーだ。
格納容器を水で満たすことなど経験がない。
格納容器にたまっている水は30㎝ほどで、下の部分から水が漏れている。しかし場所は特定されていない。
水の通り道の配管を防げば、水漏れを一気に食い止められるはず。
特殊な風船を使う。空気で膨らませて配管を止める。風船の中に大量のコンクリートを流し込み、完全に固める。
全部で8本の配管があり、すべて防げれば冠水工法が進められる。
風船に大量のコンクリートを流し込めるか?が課題。
小規模な模型で実験を繰り返してきた。
神奈川 綾瀬、3月。
実物と同じサイズでの実験に挑んだ。配管の直径は2m。
内部に風船を取り付ける。
エアーを供給し、空気で風船を膨らませる。
ここにコンクリート20トンを流し込んでいく。
5分経過。
コンクリートが偏り、思うように膨らまない。
1時間流し込み、18トンに達したとき、風船が破れた。
原因はコンクリートを流し込むとき風船から空気が抜けてしまったこと。
これまでの小規模な実験では起きなかったトラブル。
5日後、改良を加えて再び実験。
風船につなぐノズルを2又にし、コンクリートを流し込むのと空気を送るのを同時にした。
前回のようなしぼみはない。
2時間後、配管を風船がふさいだ。
成功だ。
しかしまだ第一歩に過ぎない。
実際は遠隔操作ロボットで行わなければならない。放射線量が高く、人が近づけないからだ。
一つの試験に対して課題が10~20個も出てくる、と正木さんが語る。無駄がないことをやらないといけないと。
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デブリは今、原発内部にどのような状態にあるのか、いまだ確かめられていない。
その謎に迫る実験が行われた。
韓国原子力研究所。
実験を行ったのは日本の責任者 内藤正則さん。
酸化ウランのペレット。実験用の核燃料を原子炉に見立てた装置に入れる。
100本を超える配管が実際にはある。そのうちの一本を再現し、実際と同じように
取り付けた。
2500℃まで加熱していく。
そして1時間後、核燃料が溶け始めた。
水のように流れ落ちる核燃料。
20秒あまりで原子炉の底を突き抜け、吹き出した。
冷えてから中を開けると、
核燃料が吹き出していた配管の部分、上の方が詰まっている。
こうした現象が福島でも起きたと考えられる。
一本の配管に重さ15kgのデブリが詰まっていると想定される。
取り出しはより難しくなる。
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カザフスタン。
デブリのもつ厄介な性質が分かってきた。
どう冷え固まるかによって状態が大きく変わる。
福島原発には大量の水が注ぎこまれたが、その状況を実験で再現した。
砂や粒のものが上に。粉末状になっていた。水で急速に冷やされたためと
考えられる。
ハンマーでたたくと割れそうなもの。
周囲に散らばりやすいため、対策が必要となる。
東芝模擬デブリプロジェクトだった。
---
あと1年で方針を決めないといけない。
当初は1号機から3号機までを冠水工法で取り出そうとしていた。しかし、
1号機は、損傷による水漏れは奥まった場所で起きている。
冠水工法でなければどうするのか?
別の方法を検討している。
気中取り出しという可能性も検討すべき、というもの。
気中工法と呼ばれている。
極めて強い放射線をどうやって遮るか?
フランスの解体作業が参考になる。
厚さ1mのコンクリートの壁が遮っている。その中で遠隔操作ロボットを使っている。
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広島。
気中工法のプロジェクトが動き出した。
町工場に技術者が結集した。
日立GEニュークリアエナジーの黒澤孝一さん。
強い放射線の中でも長期間使えるロボットを考えている。
水圧とばねだけで動き、電子機器を使わないもの。
粉末状で飛び散りやすいデブリをどう封じ込めるかが課題。
格納容器の上に部屋、密閉エリアを作り、そこで扉を使ってデブリを出す。
4月。
アドバイスを受けようとイギリスから専門家を招いた。
クリス・カーターさん。廃炉の専門家。
今の構造を見てもらった。
デブリを入れる容器を動かし、リフターで上昇する。それに合わせて扉を開け閉めする。
カーターさんから指摘があった。
どんなに小さな穴があっても放射性物質が漏れないように気圧を下げたほうがいいと。
バークレー原発でも、実際に設備が使われている。
放射性物質の粉塵が舞っていても、気圧を下げて漏れ出すのを防いでいる。
全長50mものシステム。
5年がかりで作った。
黒澤さんも認識していたが、事故で至るところで損傷していてもこのシステムが使えるのか、、、
まだ検討は始まったばかり。
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国の専門機関は会議を繰り返している。
冠水工法も気中工法も困難な課題はある。
40年を前提としているが、さらに時間がかかる可能性も山名さんは語る。
リスクを最優先課題で工程は考えると。
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福島 いわき。4月。
廃炉の技術を一般に紹介する展示会が開かれた。
正木さんの姿もあった。
正木さんは福島県の出身。県内に住む両親も招いていた。
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国道6号沿いには住民たちが植えた桜がある。除染が終わったところに植えている。
新地町でも地元の高校生などが1500本も植えた。
40年後には廃炉が終わってほしいという願いを込めて。
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廃炉の最大の難関、核燃料デブリの取り出し。
冠水工法の開発現場では新たなコンクリートの開発が進んでいる。
気中工法の開発現場では、飛び散るのを防ぐ様々な方法が試されている。
世界最悪レベルの原発事故から5年。
人類がいまだ経験したことのない廃炉は成し遂げられるのか?
決断の時は迫っている。
 

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コメント

たまたま番組を観ましたが、改めて「現実」の重さ・困難さを知りました。「冠水」にせよ「気中」にせよ、たちはだかる問題は尽きません。もちろん、あきらめるわけにはいきませんが、放射線は人間の力(科学技術)には手に余ると言わざるをえません。やはり原始的ですが、「石棺」にせざるを得ないように思います。

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