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2016年11月13日 (日)

11/13のNHKスペシャルは”終わらない人 宮﨑駿”でした。宮﨑さんは長編作品で復活するのか?引退するする詐欺なのか?ドワンゴの川上さんがブチ切れられる、、、速記メモ。

あなたはだあれ?宮﨑さん!(と、トトロのメイちゃんの声優さん坂本千夏さんがナレーションだ)。

3年前、長編映画は作らないと引退会見をした宮﨑さん。
もう終わった。誰もがそう思っていました。
でも終わっていなかったのです。人知れず作っていたのは12分の短編映画。
長年夢に見ながら叶わなかった幻の企画。
しかもCGを使ったもの。新しいウイルスを作っている感じがすると宮﨑さん。
頭を書きながら難しいねえ、何十年かがパーになる。。。
また長編映画をやると言い出した(やっぱり引退するする詐欺か!)。
とここまでがイントロ。
2015年1月。スタジオジブリ。製作フロア。誰もいない。
宮﨑さんの引退後、ジブリは制作部門を解散。活動を休止していた。
いったい何をして宮﨑さんは過ごしていたのか?
ジブリから歩いて3分のアトリエを訪ねた。もうリタイアしている人間はいいんだよという宮﨑さん。コーヒーを入れてくれた。濃いかな?目分量でやってるからと。
おれ、いまの世の中に合わせて生きる気ないから、と語る。
長編映画を作る体力がないと悟った。
今は、ジブリ美術館の展示物を一人で作るのが日課。リタイアじじい、年金生活者と言う。
またお茶飲みますか?と言ってくれる。
訪ねてくる人もほとんどいない。かつての宮﨑さんからは考えられない姿。
---
かつての在りし日のジブリ。
世界のアニメーションがCGに向かう中、こだわったのが手書き。
駄目だね、全部書き直す、と宮﨑さん。
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後継者を育てたよ。結局食べちゃうことになるんですよ。その人たちの才能を。
こいつにやらせてみたいという人がいなくなった。
それで閉めたと。。。
ところが2か月後訪ねてみると、宮﨑さんの様子が変わっていた。
CGをいくつか見せてもらったんだけれど、レンズはみんなスマホのレンズみたいだって。
スタッフは面白かった。ああ、若いや、って。
自分が書こうと思っても書ききれないからどうしようか、と思っていたけど
こいつらならやってくれるかと思ってきた。
--
宮﨑さんは20年前からボロという毛虫のスケッチを温めていた。
プロデューサーの鈴木さんは楽しみながらCGで短編作ったらいいんじゃないか、と言い出した。
CGアニメーターたちがジブリにやってきた。
毛虫のボロのCGを試しに作ってきた。
毛虫のボロが動いている。毛も計算で動いている。コンピュータで計算している。
空気抵抗を計算して。。。
宮﨑さんが立ち上がる。子の根、頭は押さえるけど前足がちゃんと動いてない。目玉と一緒に動くと面白くない。でもうまくいきそうな気がしてきたという宮﨑さん。
CGに挑戦するのはワクワクする?いやそんなこと言われるとむかむかする。トボトボやるだけと語る。
CGはピクサーのジョン・ラセターが時代を開いた。
例えばモンスターズインクのサリーの毛。230万本の毛が自動計算で動いていた。
宮﨑さんが動き出した。
描き始めたのは絵コンテ。手書きもCGもこれがもとになる。
この短編はジブリ美術館でのみ上映する。予算も自分たちで賄える範囲で。
75歳の宮﨑さんは心臓にも持病があり、体がどんどん衰えていくのを感じていた。
こんな体力のなくなった年寄りがもう一回青春がくるだなんてとんでもない思い上がり、
でも残された時間をどう生きるか、と語る。
2015年8月。
CGディレクターの櫻木優平さんたちが合流する。
宮﨑さんが書いた絵コンテをどうCGで表現するか?
ボロが卵から生まれ、世界を初めてみる。そして初めて食べてうんこをする。
うんこが転がる。
さっそくコンピュータの中でボロが作られ始めた。
面白いね、という宮﨑さん。
CGのボロが動き始めた。
新しいウィルスを作っている感じがすると。
貧乏ゆすりをする宮﨑さん。なんか猛烈に描いている。キャラクタの動きを
絵コンテより細かく描いたレイアウトを描いている。
本当はここまで細かく書く必要はないんだけれど、少しでもイメージを伝えようとして。
これだけ書かれたら無視できないですよ、という櫻木さん。
2015年10月。
昨日免許の更新へ行って、高齢者講習で自分と同じ年の人たちに会ってジジイなのに驚いたという宮﨑さん。
CGで動きを付けたものを見せてもらう。
生まれたばかりのボロが世界を初めてみるシーン。振り向き方が大人になってる。
サツキ(スタッフの子供)を見てもわかるけれど、もっとどんくさい。
このころ、宮﨑さんの周りで悲しい知らせが相次いでいた。仲間が次々亡くなっていた。
このころから、時間がない、としきりに口にし出した。
僕より絶対長生きするはずの連中が先に死んじゃって。。。
その後も少しずつCGが上がっていたが、全く納得できずどれもこれも作りなおし。
貧乏ゆすりしながら、、、
難しいね、CGというのは、と。
ゴミみたいな作品になる可能性がある。あんなもんやるならつぶした方がいい。
この何十年かがパーになる。
だけど、まだ血の雨は降っていない。
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なんだかただならぬ気配のスタジオ。
アニメーターがやったことを見て、こりゃこのままではだめだな、と。
面倒くさいね、段取りではいかない、これは終わらない。
こんなもの客に見せられるか、と。徹底的にやらないと。
これまで触ろうとしなかったコンピュータ。
ついに自分で直す。
でも操作がイマイチよくわかってない。。。
その後も思うようなカットが上がってこない。
中でもうまくいっていなかったのが冒頭の卵から出てくるシーン。
でもどうしたらいいか、宮﨑さん自身がアイデアが浮かばない。
鈴木さんは自分の神通力が通用しない、これが悩みになっていると語る。
--
12/18。櫻木さんは風邪でダウン。
他のスタッフはスターウォーズの試写会に行った。
みんなスターウォーズを見て打ちのめされて、スターウォーズやりたい、
毛虫じゃなくて、、、って思わないから大丈夫ですよという宮﨑さん。
30台とか40台とかの沸き立つような気持ちなんで持ちようがないのよ、
でも何もしないってつまらないじゃない?老監督と言われる人はみんなそうですよ。
映画が面白いから作ってるんですよ。だけど、ヘボは作りたくない。
自分が好きな映画はストーリーが好きだったんじゃない、ワンショット見ただけで
これはすごい、と思えた。
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やっとわかったんですよ、謎が。
生き物の気配がなさすぎるんですよね、それを足そうという宮﨑さん。
夜の魚を置こうという。
得体のしれない魚をボロの周りに描こうといいだした。
映画の始まりをこんなに大胆に変えるのは、長い映画人生でも
初めてだ。でも後で後悔するくらいならやりたい。
宮﨑さんの想像の種が広がっていく。魚とわかるとつまらない。
分かんないかっこをしてたほうがいい。
おお、全然OPが変わったぞ。
ナウシカの腐海みたいになった!
大きなヤマを越えたようだ。
2016年5月。
このころから宮﨑さんが机に向かう時間が長くなっていた。
あるカットを手書きで細かく書き始めていた。
CGスタッフたちが書いた大ボロたちが面白いけど、負けてたまるか、という想いがある。
そしてある日、
ふとこんな言葉をもろ下。
今作るんだったら何を作るんだろうと思うけどね。こういう時代は渇望するものがあるはずなんだ、と。
長編を作るっているのは生易しいもんじゃないから。今から立ち上げて5年かかったらもう80だよ。周りの人に迷惑をかけることになる。心臓が止まりました、とか。
ただただ机に向かって毛虫の大軍を描き続けていた。
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この日、ある出来事があった。
IT企業でCGを開発している人たちがプレゼンしてる。
ドワンゴの川上会長。人工知能で学習させた動きを見せている。
ゾンビのような動きを見せる。どうだ面白いでしょうと、、、宮﨑さんは、
身体障碍の友人がいるんですよ、ハイタッチするのも大変なんだ、筋肉がこわばっていて、、、これを作る人は痛みとか考えてないだろう、と怒り出す宮﨑さん。これを面白いとは思えないと。
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8月、あるものを取り出してプロデューサーの鈴木さんに見せた。
長編企画 覚書と書いてある。
スケジュールが書いてある。3年というのはこれしかない。
この映画作るだけのお金を集めてくれ。
途中で死んでくれ、そうしたら映画は大ヒットですよ!という鈴木さん。
何もやってないで死ぬより、死んではならない状況で死ぬ方がましだね、という宮﨑さん。
2016年10月。
ヤッチンが死んだという、、、保田道世さんが77歳でお亡くなりになった。
ヤッチンがもう一本やりなよ、としきりに言っていた。
また机に向かい始めた。
あれが新作の絵コンテ?110くらい書いたらやっていいか悪いかわかるだろう。
また貧乏ゆすりしながら描く。難しい、、、と。

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