書籍・雑誌

2017年6月20日 (火)

湖底のまつり(泡坂妻夫さん)を読んだ。復刊で平積みになっていたので。これは確かにすごい真相!

本屋さんで平積みになっていたので気になって買って読んだ。あらすじは、
”傷心をいやすために旅に出た紀子。その旅先の川であわや濁流に飲み込まれる、、、というところで昇二という男に助けられた。その夜、彼の家で紀子は彼に抱かれる。しかし翌朝、昇二は消えていた。地元の祭りがその日行われており、昇二のことを村人に聞いた紀子は、彼がひと月も前に毒殺されていたことを知る。一体昇二は誰だったのか?”
というもので、章ごとに異なる登場人物がその当時のことを語り、次第に真相が明らかになっていく、というもの。
この真相は、、
こんなのありか!と思うもの。PとNのくだりのミスリーディング感がすごい、、、
映像化できない、、、というだけでもうネタバレになってしまうのでこれ以上かけないけれど、いや、もしかしたら全く無名の役者さんを使えばできるかも、、、とか思いなおす。

2017年6月19日 (月)

誰も僕を裁けない(早坂吝)を読んだ。社会派エロミス?、、、だけどちょっと感動的だったりする。

○○○○○○○○殺人事件を読んで、あまりの落ちに愕然としたわけですが、、、懲りずに3作目(援交探偵 上木らいちシリーズ、、、どんな探偵や)を読んでみた。これも同じく、表紙のイラストが思いっきりミスリーディングさせるようにできています。カバーで隠したほうがいいかも。

あらすじは
”上木らいちに大企業の社長からメイドとして雇いたいという手紙が届く。東京にあるいかにも〇りそうな館には社長夫妻と子供らがいたが、そこで連続殺人が起きる。
一方、埼玉県の高校生、戸田は資産家の令嬢、埼(みさき)と出会い、互いに惹かれていく。埼の家で○○をしていた戸田は条例違反で捕まる、、、一体殺人事件の真相とは?そして法とは?正義とは?(ってこんな話になるのがすごい)”
これ、アメリカで実際にこんなところがあるというのは聞いたことある。
〇る館がこんなトリック?に使われるとは、、、
そしてエピローグが無駄にちょっと感動的。
早坂さんやっぱり面白いな。
誰も僕を裁けない、というセリフが、最初はおお?深刻な?と思って中盤でえーー、やっぱりバカミスなの、、、、と思って最終的に、ああ、そういうことなのか、と納得するという。

 

2017年6月 4日 (日)

涙香迷宮を読んだ。変態的にすごい日本語暗号ミステリ。そして最後の黒岩涙香と幸徳秋水の匕首の謎はわかった!答えはリンク参照。

2017年のこのミステリーがすごい、第一位など数々のミステリ関係のランキングで上位に入賞しているこの作品。とにかくすごいですよ。ミステリの謎というか、いろはにまつわるものすごい暗号が出てきます。竹本さんの凄さを再認識するという。
黒岩涙香が実在の人物なだけにどこまでが創作でどこまでが実話かわからないところもありますが。。。いろははどこまでが実話だろう。
”明治の傑物、黒岩涙香が残した最高難度の暗号に挑むのは、IQ208の天才囲碁棋士、牧場智久、これぞ日本語の奇蹟、暗号ミステリの頂点!”と帯にある通りの展開。
でも暗号がすごすぎて、殺人事件がおまけ感が半端ない、、、
それはそうと!
あの最後の方に出てくる匕首の謎(辞めるといった幸徳秋水に黒岩涙香が匕首を首元にあて、殺すのかと思いきや、秋水がありがとう、と言い、涙香は餞別だ、といったという謎)、
わかりました?
匕首ってこんなの。
「匕首」の画像検索結果
私は最初わからなかったけど、智久くんが、
「よく知られた問題のアレンジだ」
と言ったのでそこでようやくわかりました。
ではネタバレを、、、、
その問題とはこれです。
まさに問題は一緒ですよね。ということで回答は、、、
秋水はしゃっくりが止まらなかった。そこで涙香は匕首を首筋に当ててびっくりさせてしゃっくりをとめた。
なので、ありがとう、と言った。
ということでした。

2017年5月28日 (日)

”蜂蜜と遠雷”(恩田陸さん)をようやく読んだ。これはすごいですわ、、、小説で音楽が表現されてる。

昔、サルまん(竹熊さんと相原さんの)で、音楽は漫画になりにくいという話を読んだ。確かになー、と思っていたのだが、この蜂蜜と遠雷、見事に音楽が頭に響くお話でした。
あらすじは、「
芳ヶ江国際ピアノコンクールで優勝したものはさらに最高峰のコンクールでも優勝するというジンクスがあり、世界から優秀なピアニストが参加する。
そこに、養蜂家の父と各地を転々とし、なんとピアノを持っていない少年風間塵、
かつて天才少女としてデビューしながら、13歳で母が死にピアノから遠ざかっていた栄伝亜夜、楽器店勤務のサラリーマンで妻子もいる高島明石、そして完璧な演奏技術と音楽性を持ち優勝候補と目されるマサル・レヴィ・アナトールらが参加する。
1次から3次予選、本選を勝ち抜き優勝するのは一体誰?」
というものですが、とにかく登場人物たちが魅力的で、読んだ人は必ず誰かに感情移入すると思う。私は立場上は明石さんかな、、、
伝説のピアニストから、ギフト(か厄災)と言われた常識外れの才能を持つ塵が、皆を揺り動かすトリガーとなり、特に亜夜の心が揺さぶられるのはすごくよかった。
高島さんと亜夜の交流も、、、
これは絶対読んでおいた方がいい名作です。
直木賞と本屋大賞ダブル受賞ももちろん納得。

2017年5月22日 (月)

「忍びの国」を読んだ。映画化されるということでその前に読もうと。これを嵐の大野君がやるの!そのままやったら大悪人だ、、、

こんな完璧な忍法もの、久しぶりに読んだ。ちょっと”病葉(わくらば)の術”みたいなのが出てきて笑ってしまった。。。(白土三平さんのやつ)。
あらすじは、”
忍びの無門は伊賀最強だが、無類の怠け者。攫って来た美人のお国を女房にしようとするも、収入のなさをなじられ一向に進展しない。そんな中、伊賀攻略を狙う織田信長の次男、信雄に伊賀の忍びの謀略の手が、、、戦は始まるのか?”というもの。
実際にあった話と結び付けた忍術もので、これは面白い。
が、無門が必ずしもいい人ではないので、これを映画化して嵐の大野智くんがやるのはどうなんだろう。首が飛びまくり人が切られまくるんですが、さすがにここはソフトに改変するんじゃないかと思う。

2017年5月15日 (月)

「ロボット・イン・ザ・ガーデン」を読んだ。ロボットものではあるが、子連れのロードムービーのような心温まるお話。

書店で大量に平積みされていたのが気になって、全く予備知識なく買って読んでみた。
あらすじは、
「アンドロイドが発達し、家事を行うようになっている世界。イギリス南部に住むベンは、弁護士の妻エイミーが活躍するのと対照的に、獣医師になる道も途中であきらめ、親から譲りうけた家でひきこもりがちに暮らす。ある朝、エイミーが気付く。”庭にロボットがいる””ねえ、庭にロボットがいるんだけど”。見たこともない壊れかけた旧式のロボットが庭にいた。
タング、と名乗ったロボットはなぜか男の子のように思えた。タングと暮らすうち、他のアンドロイドにはない”何か”を感じたベンだが、タングの内部のシリンダーが壊れかけているのに気づく。作り主を探すベンとタングの旅が始まる、、、」
というものでした。
ロボットが題材なんですが、タングがどんどんかわいく感じられて、子連れの珍道中のロードムービーを観ている感じになってきます。
日本にもやってくるよ。
ロボットものとしては、まあ最後に筆者さんも書いているとおりどうなんだろう?というところがあるし、Bのくだりがもっと膨らんでエンディングに向かう?と思ってたら結構さらっと終わるしSFを期待して読むと肩透かしですが、さっきも書いたように子どもとの心温まるロードムービーとして読むと楽しめました。

2017年5月 8日 (月)

○○○○○○○○殺人事件(早坂吝)を読んだ。なんだこの落ちは(笑)トリックというかオチとしか言いようがないけどやっぱりミステリ。

本当にこんな〇だらけのタイトル。なんとタイトルを当てろ、という作品。
連絡が取れない孤島、仮面の男、そして針と糸のトリック、とミステリ要素満載なのだが、、、
あらすじは、
「アウトドアが趣味の公務員、沖らはフリーライターの成瀬のブログを通じて知り合い、仮面の男・黒沼が所有する孤島で毎年オフ会をしていた。
しかし参加者の二人が失踪、続けて殺人事件が起きる。また密室も。。。
果たして犯人は?そしてタイトルはなんだ?」
というもの。
これは、、、こんなのわかるわけないじゃないか(笑)。でも読み直すと確かにそういうことはちゃんと書いてあるという。
葉桜の季節に君を想うということ、の真相を読んだ時は、え!というかんじでしたが、これは
えぇぇぇぇ、、、という感じ。
表紙の絵がある意味ミスリーディングになっているのかもしれない。

2017年5月 5日 (金)

「黄砂の籠城」を読んだ。人の死なないミステリを書く松岡圭祐さんの、人がいっぱい死ぬ義和団事件(柴五郎さん)を題材にしたお話。

いきなり首が飛ぶ、、、びっくりした。今まで人の死なないミステリを書かれていた反動?なのかなんなのか手とか首が飛びまくる。題材的には、島田荘司さんが書かれるもののような感じがしました。日本人が知らない日本の偉人のお話で、実話を基にしたもの。
あの義和団事件で北京に籠城した時のお話ですよ。
あらすじは、、、
1900年の北京が舞台。外国人排斥を叫ぶ義和団が暴徒化し、北京の外国公使館区画を包囲する。まとまらない列強諸国の公使たちの中、日本の駐在武官、柴五郎が立ち上がる。
語り部は伍長の櫻井(この人は完全に創作なのかな?)
しかし義和団との戦闘は激しさを増し、籠城している兵士たちも一人また一人と倒れていく、、、
さらに西太后が24時間以内の退去を命じ、援軍も到着せず絶体絶命のピンチに。
柴たち、そして外国人とキリスト教徒の命はいかに、、、
というもの。
恥ずかしながら、柴五郎という方をこれで初めて知った。
義和団事変も調べると、小説ほどまでは過酷でなかったような話にもなってますが、しかしこの小説の面白さは変わらない。
松岡さんの新境地ですね。

2017年4月24日 (月)

有頂天家族 二代目の帰朝 (森見登美彦さん)を読んだ。矢三郎&海星危うし!

二代目、というのは赤玉先生の跡継ぎが英国から帰朝する、というのもあり、下鴨家の長男が父の跡を継ぐ、というのもあるし、夷川家の長男が帰るというのもある。
特に英国帰りのスマートで金持ちな二代目は、赤玉先生といがみ合い、それ以上に弁天ともいがみ合う。また天狗大戦が起きるのか?
あと矢四郎が電磁気学マニアだったり、矢一郎と玉蘭が将棋マニアだったりも面白い。
そして今回は天満屋という謎の人物も登場し、矢三郎と海星が絶体絶命のピンチに。
そこにさっそうと助けに現れた怪人の正体とは、、、(ってあの人です。別の作品で出てた)
またなぜ海星が姿を見せなかったかも明らかになります。
最後は弁天と矢三郎の関係がちょっと面白いことに、、、

2017年4月22日 (土)

「リバース」(湊かなえ)を読んだ。最後の一行がすでに決められたうえで書かれたお話。確かに最後の一行でひっくり返る。。。

ドラマも今放送されている(見てない、、、)リバース。最後の一行が既定されたうえで書かれた小説、ということで一体どうやってひっくり返るんだろうと読んでみた。
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あらすじは、
”平凡なサラリーマン、深瀬は近所の本格的なコーヒーハウスに通い、自らもコーヒーを入れることが趣味。コーヒーが縁で美穂子とも付き合うようになるが、その美穂子のものに「深瀬和久は人殺しだ」と書かれた告発文が届く。
深瀬、また大学時代の同級生たちは大学時代にある事件に関わっていたのだ。
そして同級生たちにも同様な告発文が届けられる。
いったい彼らは何をしたのか?そして本当の真相とは、、、”
というもの。
最後の方までは、まあ、たまにあるような話だな、、、これがどうやって最後の一行で真相に?と思ったが本当にひっくり返った。
ああ、確かにそういうことはよく読むとヒントがちりばめられていた。最初の方から読むとわかる。そこに気づく人はほとんどいないと思いますが、、、
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この真相はドラマにすると、終わってからも引っ張るかな、、、これはすっと終わらした方がいいと思うな。後のことは視聴者に考えてもらったほうがいいと思います。

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