書籍・雑誌

2018年5月 4日 (金)

「殺竜事件」(上遠野浩平さん)文庫版を読んだ。ファンタジー+ミステリはいつも面白いな!

米澤さんの「折れた竜骨」が非常に好きなのですが、それよりずっと前にファンタジー+ミステリ作品があった(のを今回文庫化されて初めて知った!)。それが殺竜事件。

これも面白い!

強大な力を持つ竜がいる魔法が存在する世界。竜のいる土地に戦乱の講和をするために訪れた戦地調停士、EDと風の騎士、女軍人はあり得ないものを見る。

完全な密室状態で殺されていた竜!

人間には殺せないはずの竜を殺した犯人を見つける猶予は1か月。

その犯人とは、、、

ですが、相当前から真相が書かれていてびっくり。なるほどなと納得。

私は逆に、叙述なんじゃないか(竜の姿が出てこない、翼蜥蜴とは似ても似つかない、という表現がある)、竜といっても我々が想像している形じゃないんじゃ、、、

と思って読んでいた。

このシリーズまだまだ続きがあるとうことでおそらく文庫化もされるでしょう。読んでみたい。

2018年5月 3日 (木)

「ゲームウォーズ」(映画レディ・プレイヤー1原作)を読んだ。こちらも面白い!

基本的なプロットとかは一緒なんですが、細かいところがかなり違う!
特に3つの鍵を見つけるためのミッションが違う。
映像化したときに派手になるように変えたと思いますが、原作は逆に本当に80年台のゲームや音楽を知っていると楽しめるようになっている(テキストベースのアドベンチャーとか、映像化はしにくいだろう、、、)
あと映画はウォー・ゲーム(とモンティ・パイソン)からシャイニングへ。
ガンターたちが実際に会うタイミングも大幅に違うし、あのキャラクターはすでに途中で死んでしまう、、、(あの人いなかったら映画であの名場面はないし、、、)
オグの役割もかなり違う(ので25セントが違う)。
しかし日本のキャラは逆に原作にたくさん出ていた。
・マグマ大使
・人造人間キカイダー
・スパイダーマン(のレオパルドン!)
・ミネルバX(なんで原作者はこんなマニアックなのを知っているのか)
・勇者ライディーン
・もちろんガンダム
・エヴァ
・もちろんメカゴジラ
・そして、、、映画でガンダムが果たした役割はウルトラマンが果たす!
この作者さんの次の作品があるのを知った。Armada。これも読みたい。

2018年5月 2日 (水)

「明日の子供たち」(有川浩さん)を読んだ。解説でびっくりした!本編だけでなく解説まで含めての小説。

小説を読んでこんなにびっくりしたのはいつ以来だろうか、、、と思うくらい解説でびっくりした。児童養護施設を舞台にした物語で、あらすじは「ソフトウェア会社の営業をしていた三田村慎平はあることから児童養護施設へ転職する。ところが早々に壁にぶつかる。問題のない子、として知られる谷村奏子が慎平にだけ心と閉ざしてしまった。」から始まる、各章ごとに子供たちや職員を主役としたお話。
もちろん、いい話だなあ、と思って読んでいて、最後まで読んで、解説のページを読んだ瞬間に初めにも言いましたが驚きます。
これは必読と思う。

2018年5月 1日 (火)

「火星に住むつもりかい?」(伊坂幸太郎さん)を読んだ。めっちゃ面白い!私は新人のこれあれ作ってたのですぐわかった。

設定的にはゴールデンスランバーを思い出した。
あらすじは
「安全地区に指定された仙台。
その安全地区では近隣住民からの密告で危険人物を告発、ギロチンで!処刑を行う制度が運用されている(これがリアリティがあるように見えるのだからすごい)。
危険人物を捕まえ、取調べを行うのは平和警察だが、本当は罪のない人物も執拗な拷問で認めさせ、処刑に追い込む。
そんな不条理な世界をたった一人のヒーローが救う。黒ずくめで謎の武器を持ち、バイクで表れるヒーローとは、、、」
というもの。
ヒーローの武器はですね、実は私会社はいって新人のころ、作ってたんですよ。
本当に危ないよあれ。
なので真相がでる前(最初に出たとき)からあれだってわかっていたりする。
そしてヒーローの職業は私の実家と同じ!
なのでものすごく共感して読んでいた。
伊坂さんらしく張り巡らされた伏線と、最後の大逆転がすごい(ギロチンのところからどうやって、、、と思ったらそういうことか!という)
カタルシスがすごいです。
これは面白いのでぜひ。

2018年4月23日 (月)

「だまし絵と線形代数」を買った。あの錯視で超有名な杉原厚吉さんの著書。

この鏡にうつすと形が変わるとか、

なぜか坂を登るように見えるボールとか

とにかくすごい錯視を作られている杉原さんの教科書です。
ちゃんと数学を使ってこのようなだまし絵を作られていることがわかる。
まだパラパラとしか読んでないけど、これを使って私も何かだまし絵作りたい。

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2018年4月16日 (月)

みんなの少年探偵団2(有栖川有栖・歌野晶午・大崎梢・坂本司・平山夢明)を読んだ。

有栖川有栖さん、歌野晶午さん、大崎梢さん、坂本司さん、平山夢明さんという現代を代表するような(そして私が大好きな)作家さんたちによるオマージュアンソロジー。
このメンバーが書くのだから面白くないはずがない。
有栖川さんのは未来人F。通常の明智小五郎と怪人二十面相の話と思いきや、最後はノックスマシンのような話に!
歌野さんのは五十年後の物語。
これは小説として怪人二十面相がある世界でのお話で、じわじわいいお話。
大崎さんのは闇からの予告状。
これは明智や小林少年の孫の世代のお話で名探偵〇ナンを思い出す。
坂本さんのはうつろう宝石。
王道の明智対二十面相と思いきや、年月の流れは残酷というお話。
そして平山さんの溶解人間。
平山さんらしいどろどろぐちゃぐちゃ、、、
このアンソロジー、第一巻もすごいメンバーなのでまた買って来てよもう。

2018年4月 5日 (木)

「去年の冬、きみと別れ」を読んだ。ああ、なるほど○○トリックじゃないのに騙される、、、映像化できたのも納得。

映画化もされたということで遅ればせながら読んでみた。
あなたもきっと騙される、というようなキャッチコピーが映画についていたのでこれはまあ○○トリックだろうなあ、と思って読んでいて、最初の方はそれっぽいな、と思っていたのだが結末は全然違いました。
あらすじは、「ライターの”僕”は二人の女性を焼き殺すという猟奇殺人事件の被告に面会に行く。彼は死刑判決を受けていた。彼の本を書くために関係者に話を聞いて回る”僕”。しかし全員どこか歪んでいる。一体真相は、、、」
というもの。
これはギリギリ映像化できる(時系列を変えれば)作品ですね。面白かったです。

2018年4月 4日 (水)

「魔女の胎動」(東野圭吾さん)を読んだ。ラプラスの魔女の前日譚の短編集。乱流を暗算で計算できる魔女!

乱流が計算できることがこんなに面白いお話になるとは!という短編集です。
スキージャンプ、ナックルボール、川の流れ、そして関係なさそうな盲目の作曲家(もちろんあの人がモチーフか、、、)について、円華が解決していくお話。ガリレオよりある意味物理っぽい。ナユタくん、という鍼灸師を狂言回しに、彼にまつわる問題(ラプラスの魔女とも直接関係ある)も解決する。
最後のお話は本当にラプラスの魔女直前のお話。
これはゴールデンウィークに公開される映画も盛り上がる(観に行きたい)。。

2018年4月 3日 (火)

「ゴーグル男の怪」(島田荘司さん)を読んだ。高速増殖炉の燃料製造会社での臨界事故をモチーフに、、、でもゴーグルの真相はこけた。

いかにも島田さんらしい導入部でゴーグル男の奇妙さ(ゴーグルをかけている部分だけ皮膚が溶け落ちて赤黒い筋肉が露出)が焼き付けられる。
煙草屋の老婆が殺された現場でそのゴーグル男が目撃される。
そして高速増殖炉の燃料製造会社での臨界事故で、作業員たちが皮膚が溶け落ちて筋肉が露出しているところが描写され、、、
という大掛かりなギミック!そしてその真相は、、、
え!あれ全く関係なかったの!そしてゴーグル内が赤い理由がそれ!
ちょっと脱力、、、
お札のマーカーはさらに脱力、、、
もしかして2つともギャグなの?
でも面白かったです。一番かわいそうなのは妹じゃないのか、と思いますが。

2018年4月 2日 (月)

「真実の10メートル手前」(米澤穂信さん)を読んだ。短編集だがどれを読んでも重ーい読後感。。。。

「さよなら妖精」の大刀洗万智が大人になってジャーナリストになり、、、というのを「王とサーカス」で描かれているのは知っていましたが、なんとなく読んでなかったうちに先にこの短編集を読んだ。これは王とサーカス読んでおけばよかった、、、と後悔(8月に単行本化されるというのでそれまで待ちます)。
でそのフリージャーナリストになった、あるいはその前の新聞社に勤めていた時代の事件の短編集です。
高校生2人の心中事件(もうこれの真相知ったらなんか重い、、、)、老人の孤独死(ああ、これも嫌だけどありうる、、、)、表題作の、、、。
とかどれも読んだ後一回本を閉じて、目を閉じて考えてしまうような話ばかりです。
さよなら妖精の直接の後日談もあります。
8月に文庫化される王とサーカスが本当に楽しみ。

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