書籍・雑誌

2018年11月 9日 (金)

「名探偵の証明」(市川哲也さん)を読んだ。面白かった!

第23回鮎川哲也賞を受賞した作品。
あらすじは「30年前に一世を風靡し、新本格ブーム(作中では小説だけでなくて探偵本人もブームをつくったことに)を引き起こした伝説の名探偵、屋敷啓次郎。しかし時は過ぎ、ある事件から一線を退いていた還暦過ぎの啓次郎のもとに、資産家一家に届いた脅迫状の謎が持ち込まれる。しかも、若くタレントとしても活躍している現代の名探偵、蜜柑花子との対決も。果たして2人の探偵は謎を解き明かせるのか?」
というもの。
老いのために推理力が落ちていることを恐れている啓次郎と、実は失神するほど啓次郎のファンだった花子の対比が面白いのですが、真相がうってかわって(本当はこれしかないだろうなあと思っていたらそうだった)哀しい。。。
面白かったので続編(3部まで)も読みたい。主人公は変わってますが、、、(このままは続けられない。ネタバレかもしれないですが)

2018年11月 2日 (金)

双蛇密室(早坂吝さん)を読んだ。途中まではらいちシリーズとは思えない本格?だったが真相に驚愕というか脱力というか、、、

援交探偵 上木らいちシリーズですが、本当に途中までは本格ミステリかと思った!
あらすじは、「らいちのお客様、藍川刑事は二匹の蛇の夢を子供のころから見続けていた。一歳のころ、自宅で二匹の蛇に襲われた事件からだと藍川が話したところ、らいちはその矛盾点を指摘する。両親が何かを隠していると感じた藍川は自宅へ向かい、過去の二つの密室事件を両親から告白される。果たして夢の正体はそれなのか?」
というもの。
で、本当の真相は、、、これすごいのかすごくないのか判断に迷う、、、驚愕であることには変わりないけど、脱力と言えばそうで、、、

2018年10月29日 (月)

ガリレオ新作「沈黙のパレード」(東野圭吾さん)を読んだ。オリエント急行の殺人?と思いきや、そんなに単純じゃなかった。容疑者Xの献身のその後も?

久々のガリレオシリーズ。あらすじは、
「食堂「なみきや」の看板娘、沙織は町のみんなに愛され、歌の才能にも恵まれデビューも間近だった中、行方不明になり数年後に遺体となって発見された。容疑者は、かつて草薙が担当した少女殺害事件で、犯人としか思えないが状況証拠しかなく、沈黙を貫いたため無罪となった男だった。
今回も証拠不十分でその男は釈放されるが、堂々となみきやに現れ、賠償金を払うよう告げる。沙織を愛していた町のすべての人の憎悪と義憤が渦巻く中、その町では全国的に有名な秋祭りのパレードが行われようとしていた。
そのパレード当日、男は謎の死を遂げる。
沙織を愛していたすべての町の人々にはアリバイがあった。
一体その殺害方法とアルバイトリックは???
草薙はアメリカから帰ってきていて教授になっていた湯川に助けを求める。
そしてその哀しい真相とは、、、」
というもの。
途中でも関係ない文脈で出てきますが、オリエント急行の殺人?と思いきや、そして途中までそんな感じ?と思いきや真相は違いました。
あんまり科学っぽくはない(あの2つの気体とミウラ折りだけ?)ですが、むしろ湯川さんが人間っぽく、なみきやの常連になっているのが面白い(けど、最後に語ったことでは草薙のためにやっていただけかも)。
そして容疑者Xの献身のその後について一言だけ触れていて、それはああ、、、という感じでした。

2018年10月21日 (日)

総持寺へ行ってきた。

JR総持寺駅と阪急の総持寺駅にはよく立ち寄ってるのですが、総持寺に行くのはこれが初めて。なかなかよかった。

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2018年10月15日 (月)

オービタル・クラウド(藤井太洋さん)を読んだ。テザー推進、ツォルコフスキー公式が出てくる!そして電子レンジとオカルトケーブルがああつながるとは、、、スケールの大きな傑作!

これはものすごくスケールの大きなSF(というかテクノロジー的には現時点でも可能な)サスペンス作品でめちゃくちゃ面白かった!大好きな「ジェノサイド」を思い出した。あれもものすごくスケールがでかい。
テザー推進も
ツォルコフスキーの公式も出てくる。
TLEのフォーマットとかも。
日本のエンジニアの不遇などものすごく身につまされることがかかれていたり。
そして「火星の人」もそうでしたが、プロがプロとしての仕事をしているのもすごくいい。
(ハリウッド映画にあるような無能で足を引っ張るような人がでない)
あらすじは、「
2020年、流れ星の発生を予測するWebサイトを運営する木村和海は、イランが打ち上げたロケットブースターの2段目が落下することなく、逆に高度をあげていることに気づく。同じころ、NORADでもダレル軍曹がその事実に気づいた。一方、Webサイトの情報からその軌道を画像として捕らえたアマチュア天文家のオジーの、その画像からは驚くべき事実が判明する。
そして和海とデータを解析した天才的な同僚エンジニア、明利は世界を揺るがすテロ計画に巻き込まれていく。。。」
というもの。あらすじだけで面白そうで、本当に面白いのでぜひ。

2018年10月13日 (土)

「ビッグデータ・コネクト」(藤井太洋さん)を読んだ。住基ネット、マイナンバー、IT企業のブラック化がSFミステリになるとは、、、すごい作品です。

Gene Mapperがめちゃくちゃ面白かったので、次の作品をずっと読もうと思っていてようやく読めた。これもジャンルが全く違うがめちゃくちゃ面白い。
あらすじは
「京都府警サイバー犯罪対策課の万田は、滋賀県に作られる大型官民一体施設のコンポジタの開発責任者、月岡誘拐事件の捜査を命じられた。協力者として表れたのは、過去に万田がXPウイルスの製作者として追求し、起訴に至らなかった武岱(この名前がすでにある意味伏線になっていたとは、、、)月岡の切断された指がマスコミに届けられるが、生活反応がなく、もう月岡は死んだと考えられていた。果たして月岡は本当に死んでいるのか?なぜ開発責任者が誘拐されたのか?そしてプロジェクトの本当の目的とは、、、」
というもの。近未来SFミステリというより、もう現代ミステリになっているのが恐ろしい、、、
CentOSやDvorak配列、Hadoop,Pylearn,ヒューリスティック最小ネットワーク関数、Java,C#が普通に出てくる小説で、
また住基ネットやマイナンバー制度と外字がこんな風に題材に使われるとは、、、ものすごいアイデア。またIT関連企業のブラック化・孫請けのひどさ(デジドカってもう死語?)も身につまされる。
(企業はTカードとアルソックとNTTデータかな、、、)
とにかく次の作品も読みます。

2018年9月24日 (月)

「QJKJQ」(佐藤究さん)を読んだ。猟奇殺人鬼一家が逆に殺される作品、、、と思いきや全く様相が変わる興味深いもの。

第62回江戸川乱歩賞ということで前々から読みたかったのをさっき読み終えた。
これはなかなかすごい。。。あらすじは、「女子高生の亜李亜は、猟奇殺人鬼の一家に生まれた。自らは自作のナイフで人を殺し、父は血を抜いて殺し、母は撲殺、兄は噛みつきで殺す。しかしある日、部屋で兄の惨殺死体を発見する。父を連れて再度現場を見に行ったが、忽然と死体が消えていた。さらに翌日には母もいなくなり、、、」
というもの。密室ミステリ?と思ったがそのあとから全く様相が変わります。
人はなぜ人を殺すのか?という哲学的な作品にチェンジ。
そしてQJKJQの意味が明らかになる。。。
(私も最初から一人かけてる、と思っていたが、かけていた人が全然違った。。。
なんとなく姑獲鳥の夏を思い出した(見たくないものは見ないの逆で、見たいものを見る?)のと、あとゴールデンスランバーもかな(国家の、、、)。
読んだことのないようなミステリで、この作者さんの他の作品もぜひ読みたい。

2018年9月19日 (水)

「図書館の殺人」(文庫版)を読んだ。裏染天馬シリーズ、本当にロジカルでおもしろいな。ラジコン刑事はこち亀に出てた。

体育館、水族館の次は図書館の殺人で、英題がTHE RED LETTER MYSTERY。
クイーンの緋文字からかな(第一章の冒頭にある。あっちはScarlet letterか)。
あらすじは、「期末テスト中の風ヶ丘高校。風ヶ丘図書館で閉館後に忍び込んだらしい大学生が山田風太郎の「人間臨終図鑑」(本当にあります)で撲殺されていた。
その現場には一冊の本と謎の赤いダイイングメッセージ(「く」に読める)が残されていた。
また本(ラジコン刑事)のキャラクター、久我山ライトの顔にも赤く丸が遺されていた。
大学生は、風ヶ丘高校の図書室の委員長のいとこであった。
警察に頼まれ、調査を始める天馬。果たしてダイイングメッセージの意味とは、、、」
というもの。
カッターの刃先がトイレで見つかったのと、床に落ちていた血のふき取り後から意味を見出し、犯人を突き止める天馬のロジックはやはり面白かった!
そして最後の最後でわかる、本当の「く」の意味も。
今回は袴田妹が天馬の過去を少しだけ突き止めるシーンも。これもシリーズでどうかかわってくるか楽しみ。

2018年9月18日 (火)

「がん消滅の罠 完全寛解の謎」を読んだ。これすごいな!初めて読むような医療ミステリ。

これは独創性がすごいと久々に思った作品。あらすじは「日本がんセンターの夏目医師が余命半年の宣告をした患者が、リビングニーズ特約の生命保険で生前給付金を受け取った後も生存し、病巣も消え去っていた。同様の保険金支払いが続いているという。同僚の羽島と調査を始める夏目。一体、なぜがんは消滅したのか?」
というもの。
密室消失トリックならぬ、がん消失トリック。2つのトリックが使われていて、まあどちらも医療に詳しくない私にはわからなかったのですが(しかも2つめは作者さんの専門の○○)、それ以外にも似ている、という最初の方の話がこういう伏線になって衝撃的な結末に繋がっていたとは、、、
これはお勧めです。

2018年9月 4日 (火)

「ゾンビ対数学」を読んだ。生き残るためにロジスティック方程式、犬と兎問題、犬とアヒル問題、ロトカ・ヴォルテラ方程式などを計算する!

原著が出たときから注目していて、和訳されたので早速読んだ。面白い!何しろ文章が面白い(和訳も)。楽しく微分方程式について学べる。これはお勧め。
出てくるのは、ロジスティック方程式とか(時間遅れも)
犬とウサギ問題とか、
Scratchdog
犬とアヒル問題(追跡円問題)とか(これは知らなかった!)
ロトカ・ヴォルテラ方程式とか、
Lotkavolterra
Scratchlotkavolterra
さて、これらの解析をして君は生き延びることができるか?

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