書籍・雑誌

2019年10月16日 (水)

深泥丘奇談・続々(綾辻行人さん)を読んだ。京都?を舞台にした夢なのか現実なのか妖しなのか、それとも、、、わからなくなる不思議な話。

これは本当に不思議な短編集で、ホラーなのかファンタジーなのか精神を病んだ男の物語なのか、夢なのかギャグ!なのかなんだかわからない、それが魅力的なお話。

タマミフル、はタミフルじゃないけどこれはひどい、、、と思ってたら次の忘却と追憶で一体この主人公は何にとらわれてるんだ、、、と思ってたら次の減らない謎で脱力、、、

などなどいろんな話が。特にタイトル落ちの猫密室とか面白い。

不思議な感覚に浸りたい方はぜひ。

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2019年10月 7日 (月)

「犯人IAのインテリジェンス・アンプリファー 探偵AI2」(早坂吝さん)を読んだ。まさかトロッコ問題とミステリが関係するとは、、、

これ、かわいい少女探偵AIもの、、、ではなくて結構えぐいお話です。人がバンバン死ぬし。

あらすじは「前作で人工知能探偵、相以に大敗を喫した人工知能犯人 以相。復讐に燃える彼女は、人間の知能を増幅させる(インテリジェンス・アンプリファー)ことで完璧な共犯者を作り、挑戦状をたたきつけた。ゴムボートで韓国から漂流した死体、密室で殺された漁業長、総理官邸内で起きた殺人事件。連鎖する複数の殺人事件には関連があるのか?そしてそれは以相の仕掛けたものなのか?」

というもの。人工知能のトロッコ問題とも関連するトリックでこれは斬新。しかも最初の方にミスリードするような文が散らばってたり、、、

このシリーズ、ミステリとしてもとても面白いです。

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2019年9月30日 (月)

高校事変III(松岡圭祐さん)を読んだ。今回は結衣が海外に拉致され、熱帯林の奥地にある学校村落でのバイオレンス。

3作目にして日本まで飛び出し、海外の元傭兵相手に戦うところまで行ってしまった、、、

まあもう日本人で戦えるやつがいないから(って前作読んだ時にもう海外で傭兵になるしか、、、と言っていたのがそんな形で実現するとは)

あらすじは

「犯罪史に残る凶悪な半グレ連合リーダーを父に持つ優莉結衣を、全寮制の矯正施設・塚越学園のトップが訪ねてきた。結衣は転入を勧められるが、見学に出発した未明、突如として武装集団の襲撃に遭う。再び目が覚めたとき、結衣は熱帯林の奥地にある奇妙な学校村落にいた。そこには同じく塚越学園に入学しているはずの日本人の少年少女らが700人がおり、恐ろしいルールのもとで生活しながら通学していた。一体ここはどこで、何のためにこんなことをしているのか、、、」

というもの。

今回は結衣が殺すだけでなく、他の少年少女に殺させるという行くとこまで行った感じ。ネタとしては最近の悲惨な虐待の話とも絡んでいてあれなんですが、この結末はなかなか賛否が分かれるだろうかと。

面白いからいいんですが。

妹があんまり活躍しなかったのが残念ですが、おそらく次のIVで活躍するんでは?

 

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2019年9月28日 (土)

「フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち」を読んだ。超高速取引業者って名前は知っていたけどこんな無茶苦茶なことやってたのか!お金儲けのためなら何でもするのか、、、カンザス~NYまで光ファイバーでまっすぐつなぐ工事したり。

取引所まで注文が届く数ミリ秒、いやマイクロ秒を利用して不正に(じゃないんだよな、、、でもこれがインサイダーと違ってOKな理由がわからん。)金を儲ける超高速取引業者と、それに対して市場の公正性を保つためにIEXを仲間と立ち上げたブラッド・カツヤマさんのお話。

全く知らないことばかりでした。ウォール街っていま(というかこれは2014年の話なのでまた今は変わっているかも)こんなことになっているのか、、、異常としか言いようがない。

技術者としてこういうのに加担するのはどうなんだろうか、とか思ってしまう。まあ技術者がお金をもらえるわけでなくて搾取されてるだけなんだろうけれど。

カンザス~ニューヨーク間の1600㎞をできるだけ直線にするように光ファイバーをひいて(これが映画化されるそう。ハミングバード・プロジェクト)、数msec稼いでそれを利用して儲けようとする人たちにもあぜんとする。

まあ、光ファイバーから無線設備にかわってもっと早くなってるけれど。。。

て!5Gミリ波とかこういうのにうってつけなんで、おそらくそこから普及が始まるかと思うと悲しい感じがするなあ。

しかしブラッド・カツヤマさんが英雄のように描かれていてすごい。

この方です。

https://www.linkedin.com/in/bradley-katsuyama-36163551

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2019年9月18日 (水)

Q&A(恩田陸さん)を読んだ。タイトル通り質問とその答えだけで死者69人を出した大規模な商業施設事故(事件)で何が起こったか、を示す。

これはものすごく不思議なお話。

あらすじは「都下郊外の大型商業施設Mで重大死傷事故が発生した。死者69名、負傷者116名。原因が全くつかめない。生きのこった人から話を聞くも、ことごとく食い違う。火災?毒ガス?・・・防犯ビデオに写っていたのは?またぬいぐるみを引きずりながらあるく奇跡の少女とは?」

というもの。それをインタビューとその答えだけで謎を解くもの。しかし、だんだん事故以外にも悲惨な出来事が起きていることがわかり、、、最後は、、、いや最後のはどうなんだろう。あれだけちょっと考え込んでしまった。

非常に印象深いお話でした。

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2019年9月15日 (日)

スノーホワイト(森川智喜さん)を読んだ。なんでもわかる鏡がある世界で探偵ミステリが成り立つか、、、成り立ってる!

綾辻行人さんが選ぶ夏ミス2019ということで読まざるを得ない、、、しかも解説が法月綸太郎さん。

あらすじは「真実を映し出す鏡を持つ反則の名探偵・襟音ママエは、事件の真相はわかるが推理というか論理的に考えることが苦手。真相を語ってもなぜそれが分かったかが説明できない、、、

ある事件で顔を合わせた2人の探偵、三途川理と緋山燃。その三途川がママエを窮地に陥れようとし、、、」

というもの。第一部はその鏡を使ったママエの事件簿I,II,III(だんだんなるほどー、と思わせていく)

第二部は驚愕の展開で、同じく鏡を使え、かつ推理力のあるものが誰かを殺そうとするとどうなるか、というもの。

絶対のピンチでママエを救うのは、、、

麻耶雄嵩さんの神様ゲームも、絶対的に何でも知っているものがいてミステリが成り立つのか?というものですがこれも全然別の方向からそれに挑んでいてさらに面白い。

でも三途川シリーズになってるのか、、、これ続けられているの?

(まあ麻耶雄嵩さんもメルカトル鮎も最初がああだったけど結構続いていたりするし、なんでもありか)

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2019年9月 8日 (日)

危険なビーナス(東野圭吾さん)を読んだ。ラプラスの魔女系と思ったら大聖堂の殺人系?いや探偵ナイトスクープの素数の回?

冒頭からは想像できないような真相。まさかあれが殺意の原因になるとは、、、大聖堂の殺人か、、、

あらすじは

「独身獣医で惚れっぽくすぐに態度に現れる伯郎のもとに疎遠の弟、明人の妻だという楓が現れる。楓は明人が失踪したといい、伯郎に手助けを頼む。原因は明人が相続するはずの莫大な遺産なのか、それとも、、、」というもの。

これを書くとすぐに犯人が途中でわかってしまうので、とりあえず伏せておいて大聖堂の殺人を読んだ時の記録と、

http://sci.tea-nifty.com/blog/2019/02/post-d22f.html

探偵ナイトスクープのあの回のリンクを。

http://sci.tea-nifty.com/blog/2016/06/6344-2537.html

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2019年8月21日 (水)

”ルパンの娘”を読んだ。ドラマは観てないけど面白かった!ドラマも見てみようかな。。。

泥棒一家と警官一家、っていうだけでちょっとやりすぎで面白くないのでは、、、という偏見がありましたが読んでみると面白かった!
さすが横関さん。

あらすじは「泥棒一家の娘・三雲華は警察一家の長男・桜庭和馬と素性を隠して交際していた。ある日、華の祖父で伝説のスリ師、巌が顔を潰された遺体で見つかった。和馬が担当することになり、その捜査の中で巌が伝説のスリ師であること、そして華がその孫で父母も泥棒であることに気付き、悩む。一体巌は誰に殺されたのか?そして二人の恋の行方は・・・」

というもの。華のお兄ちゃんがいいキャラで、後半は大活躍!そして事件の真相にもびっくり。

これドラマ観てなかったけど今からでも観てみようかな、、、

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2019年8月20日 (火)

”150年前の”科学誌「Nature」には何が書かれていたのか”を読んだ。カッコウの卵は何色論争があったとは、、、そしてScientistという言葉が使われたのは最近だということも初めて知った。

Scientistという言葉は、istに尊敬の意味がないので過去はmen of scienceと呼ばれていたとか。

men、だから女性のことも考えてない、ということで女子の高等教育が過去どうだったか、なども書かれた興味深い本です。

一番興味深かったのはカッコウの卵の色論争。またチャレンジャー号(スペースシャトルじゃなくて海洋調査船)の話、

モースと大森貝塚、そして一番Natureに掲載された文が多い日本人は南方熊楠など、いろいろ面白い話が書かれています。

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2019年8月17日 (土)

高校事変II(松岡圭祐さん)を読んだ。人の死なないミステリの死ななかった分、全部殺す勢い、、、サスペンスというよりもうスプラッターだ!

このシリーズすごいな。人の死なないミステリで有名だった松岡さんが相当フラストレーションたまってたんじゃなかろうか、と思うくらいそれを打ち消すほどに人が残虐に死にまくる。しかも美貌のヒロインがその知識と技能を人を殺すことにのみ使うという。

前回の高校事変より10倍ほど自ら殺してるよね、、、

あらすじは、

「あの武蔵小杉高校事変から二か月。平成最悪のテロリストの次女、優莉結衣は新たな場所で高校生活を送っていた。そんな中、結衣と同じ養護施設に通う奈々未が行方不明になる。奈々未は妹を養うためにウリをしていた。タカダと名乗る客の元へ向かった後、行方不明になる。同じく多数の女子高生が行方不明になっていることも判明した。結衣は奈々未の妹、理恵に懇願され、調査に乗り出すが、、、」

というもの。時事ネタで、特権階級の高齢者の交通事故とか出てくるのも驚き、、、だが、本当にスプラッター。

殺し方がえぐいというか殺しすぎ。しかもちょっとやりすぎな○○○ガン(あれはその精度じゃ作れない)とか○○○盗聴器(そんな簡単には、、、)出てくるし。

ここまで人を殺すヒロインってのは今までなかったんじゃないか。最後もまた波乱を呼びそうな展開で次も楽しみ。

だが、一体どこに着地するんだろう、、、

(もう傭兵となって海外で戦うくらいしか、、、)

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