書籍・雑誌

2017年9月21日 (木)

「イノセントデイズ」(早見和真さん)を読んだ。読後にあぁ、、、という感想しか出てこない衝撃作。

幸乃さんの結末に呆然とする。読後はあぁ、、、これでいいのか?、、、と考えさせられるものでした。
あらすじは、
”田中幸乃、30歳。元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺めた罪で死刑を宣告された。一体その凶行の背景に何があったのか?過去に彼女に関わった人々の追想から、彼女の本当の姿が明らかになっていく。そして幼馴染の弁護士たちが再審を求めて奔走するが彼女は、、、”
というもの。
これは結構元気な時に読んだ方がいいです。落ち込んでいるときに読むとさらに落ち込むかも。。。

2017年9月20日 (水)

パーマネント神喜劇(万城目学さん)を読んだ。期待を超えた面白さでした!

大体表紙が中年の太ったおじさん(神様)なので、あんまりおもしろくない、、、とかおもうじゃないですか。でもこれが面白い。まさか最後にはジンとするとは、、、
あらすじは、”
小さな神社で縁結びを専門とする中年のおじさんにしか見えない神様と、彼をインタビューして本を書こうとするサラリーマンにしか見えないライターの神様のお話。
人間の縁を結んだり、出世したり、といろいろなことがありながら移った先の神社で人々を危険にさらす大事件に巻き込まれる。
そのとき、神様の選択は?”
というもの。
ああ、ここでこういう伏線が効いてくるのか、とすごくしみじみ思う。

2017年9月12日 (火)

”風ヶ丘五十円玉祭の謎”(青崎有吾さん)を読んだ。体育館の殺人・水族館の殺人に続く裏染シリーズの短編集。これもメチャ面白い。

体育館の殺人、水族館の殺人と続けて読んで、論理的な謎解きと主人公裏染くんの駄目人間キャラにすっかりはまった。
で、今回は短編集。短編でもしっかりロジカルな謎解きが楽しめます。
もう一色選べる丼、はあれだけの手がかりから真相にたどり着く裏染くんに驚愕。
そして表題作は、、、これは私も真相の原因となった話、子供のころやったことがあるんだな、、、、せこい、、、
そして一番面白かったのは天使たちの残暑見舞い。
袴田妹と野南さんにどきどき、、、というのもありますが、トリックがある意味大ネタですよね。
昔の島田荘司さんを思わせるような、、、、
最後にはおまけがついています。サウナに入った2人は誰?という。
思ったほど仲悪くないじゃないかと(海原さんと山岡さんみたいな?)

2017年9月 4日 (月)

「光秀の定理」を読んだ。まさかベイズの定理というか、モンティ・ホール問題が大々的に使われる歴史小説ができるとは、、、

モンティ・ホール問題というのを知ってますか?私もだいぶ前にシミュレーションで確かめたりした。こちらのリンク参照。

モンティホール問題のモンテカルロシミュレーションをExcel VBAと高速メルセンヌツイスタで。

まさかこれが小説の題材に、しかも歴史小説になるとは想像できないでしょ?
それがなってしまった!
あらすじは、
永禄三年の京。浪人中の明智光秀は、若き兵法者の新九郎と破戒僧・愚息と出会う。
光秀は幕臣となった後も二人と交流を続ける。愚息は辻博打を行っており、四つの椀というもので儲けていた。光秀も新九郎も全くからくりがわからない。そして織田信長に使えるようになった光秀は初陣で長光寺城攻めを命じられた。
そこで四つの椀のことを思い出す、、、
というもの。
本当に最初から最後までモンティ・ホール問題ですよ!
めちゃくっちゃ面白かった。史実はともかく、、、

2017年8月31日 (木)

夜のピクニック(恩田陸さん)を読んだ。

もうずっと前から読もうと思っていてなぜか読む機会がなかった。ようやく読めた。
舞台は歩行祭、という北高の全校生徒が夜を徹して80㎞も歩き通すというイベントの一日の出来事。
甲田貴子はある賭けをしようとした。その賭けに勝てば三年間誰にも言えなかった秘密を清算しようとするために。
一方、西脇融は貴子と噂になっているが、実際には同じクラスなのに一言も話したことはない。彼にも同じく秘密があった。
この一夜での高校生たちの心の動きを丹念に描いて、何も大きな事件は起きないのだけれど(あ、幽霊?はちょっと大きい?)小さなエピソードを紡いで大きな感動を呼ぶ作品になってます。もっと早く読めばよかった。

2017年8月23日 (水)

大相撲殺人事件(小森健太朗さん)を読んだ。なんちゅー無茶苦茶で、でもちゃんとミステリになっているお話だ。

ちょっと前に話題になっていて、まあ入手できないだろうな、、、とあきらめていたら近所の書店で平積みになっていた。早速購入。
あらすじは、”
どう考えてもおかしな理由(大学と間違える、、、(笑))で相撲部屋に入門したアメリカの青年マークは、有望な力士としてデビュー。
しかし彼を待っていたのは角界に吹き荒れる殺戮の嵐だった!
立ち合いの瞬間、爆死する力士(なんでやねん(笑))、
頭部を切られた状態で風呂場で見つかった前頭、
マークの対戦力士がことごとく殺されていく事件(これの真相が唖然、、、ある意味すごいミステリだ)、
占星術殺人事件のように、力士の得意な技の部位が切り取られて殺されるアゾート事件(この真相も唖然だ、、、)
そして最後の黒相撲館の殺人では、、、これも衝撃。
もはや一体角界に何人残っているのかわからなくなる、、、
バカミスと言えばバカミスですが、もはや奇書だ。機会があれば読んでみることをお勧めします。

2017年8月22日 (火)

”八月十五日に吹く風”(松岡圭祐さん)を読んだ。黄砂の籠城に続き、過去にこんな日本人がいた、という歴史もの。

黄砂の籠城を読んで、人の死なないミステリで有名な松岡さんが人がいっぱい死ぬ作品を描かれたのに驚いた。
島田荘司さんが選びそうな題材に作風転換した?いやこれ一作だけ?と謎でした。
その次にシャーロックホームズ対伊藤博文というまさに島田さんの作品へのリスペクトのような作品を書かれて、これは、、、と思っていたら!
この八月十五日に吹く風もまた、過去にこんな偉業を行った日本人がいた、という作品です。
1943年のキスカ島での5000人の日本兵の救出劇を描いた作品で、ドナルド・キーンさんがロナルド・リーンという仮名で出てきます。
もちろん大勢が死ぬ、私も詳細を知らなかったキスカ島でのお話で、命の尊さを描くお話。
ただ、文庫のラストに恒例であるはずの次回予告がない。
次回作はどうされるんだろう。

2017年8月21日 (月)

アイネクライネナハトムジーク(伊坂幸太郎さん)を読んだ。斉藤さんは斉藤和義さんだったのか!

アイネクライネナハトムジークが文庫化されていたので読んでみた。
あらすじは、”妻に出ていかれたサラリーマン、知り合いの弟と電話で話すだけで恋する美容師、元いじめっ子とクライアントと広告代理店の担当として再開した化粧品会社の広報、そして世界チャンピオンに挑戦する日本人ヘビー級ボクサー。何気ない日常の中でも奇跡が起きる。”というもの。
連作短編集ですが、すべてが最後のお話につながっていくという伊坂幸太郎らしい伏線の貼り方が見事な作品です。
しかも要所要所で出てくる斉藤さんの歌が、本当に斉藤和義さんだったとは!

2017年8月 8日 (火)

幻肢(島田荘司さん)を読んだ。まさかTMS(経頭蓋磁気刺激法)が出てくるミステリがあるとは、、、

島田荘司さんの幻肢が文庫化されていたので早速買って読んだ。
脳に関するうんちくがたくさん出てきますが、脳科学者の御手洗さんは出てきません。
あらすじは、
”交通事故で記憶喪失に陥った医大生の糸永遥。事故の記憶が思い出せず、鬱病を発症する。TMS(経頭蓋磁気刺激法)を使って鬱病治療を行うが、TMSを研究していて、幽霊の原因が脳にあることを証明しようとしていた同じく事故にあったはずだが生死不明の雅人の幻を見る。。。”
というもの。
TMSはNHKスペシャルで見て知ってましたが、まさかこれをミステリの道具に使うとは、さすがに島田さんだ。

2017年8月 7日 (月)

満願(米澤穂信さん)を読んだ。六篇の短編集だが、どれもラストが衝撃的、、、

何ということもない日常から、ラストに向かって破滅していく衝撃の短編集です。こうなってほしくない展開に全てなっていくという、、、これはすごいわ。
中でも柘榴のいやーな官能感と、表題の満願の、うわー、これは嫌だー、という感じがすごい(全部最後は嫌だ―なんですが)
とにかく読んでみられることをお勧めします。

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