書籍・雑誌

2017年5月22日 (月)

「忍びの国」を読んだ。映画化されるということでその前に読もうと。これを嵐の大野君がやるの!そのままやったら大悪人だ、、、

こんな完璧な忍法もの、久しぶりに読んだ。ちょっと”病葉(わくらば)の術”みたいなのが出てきて笑ってしまった。。。(白土三平さんのやつ)。
あらすじは、”
忍びの無門は伊賀最強だが、無類の怠け者。攫って来た美人のお国を女房にしようとするも、収入のなさをなじられ一向に進展しない。そんな中、伊賀攻略を狙う織田信長の次男、信雄に伊賀の忍びの謀略の手が、、、戦は始まるのか?”というもの。
実際にあった話と結び付けた忍術もので、これは面白い。
が、無門が必ずしもいい人ではないので、これを映画化して嵐の大野智くんがやるのはどうなんだろう。首が飛びまくり人が切られまくるんですが、さすがにここはソフトに改変するんじゃないかと思う。

2017年5月15日 (月)

「ロボット・イン・ザ・ガーデン」を読んだ。ロボットものではあるが、子連れのロードムービーのような心温まるお話。

書店で大量に平積みされていたのが気になって、全く予備知識なく買って読んでみた。
あらすじは、
「アンドロイドが発達し、家事を行うようになっている世界。イギリス南部に住むベンは、弁護士の妻エイミーが活躍するのと対照的に、獣医師になる道も途中であきらめ、親から譲りうけた家でひきこもりがちに暮らす。ある朝、エイミーが気付く。”庭にロボットがいる””ねえ、庭にロボットがいるんだけど”。見たこともない壊れかけた旧式のロボットが庭にいた。
タング、と名乗ったロボットはなぜか男の子のように思えた。タングと暮らすうち、他のアンドロイドにはない”何か”を感じたベンだが、タングの内部のシリンダーが壊れかけているのに気づく。作り主を探すベンとタングの旅が始まる、、、」
というものでした。
ロボットが題材なんですが、タングがどんどんかわいく感じられて、子連れの珍道中のロードムービーを観ている感じになってきます。
日本にもやってくるよ。
ロボットものとしては、まあ最後に筆者さんも書いているとおりどうなんだろう?というところがあるし、Bのくだりがもっと膨らんでエンディングに向かう?と思ってたら結構さらっと終わるしSFを期待して読むと肩透かしですが、さっきも書いたように子どもとの心温まるロードムービーとして読むと楽しめました。

2017年5月 8日 (月)

○○○○○○○○殺人事件(早坂吝)を読んだ。なんだこの落ちは(笑)トリックというかオチとしか言いようがないけどやっぱりミステリ。

本当にこんな〇だらけのタイトル。なんとタイトルを当てろ、という作品。
連絡が取れない孤島、仮面の男、そして針と糸のトリック、とミステリ要素満載なのだが、、、
あらすじは、
「アウトドアが趣味の公務員、沖らはフリーライターの成瀬のブログを通じて知り合い、仮面の男・黒沼が所有する孤島で毎年オフ会をしていた。
しかし参加者の二人が失踪、続けて殺人事件が起きる。また密室も。。。
果たして犯人は?そしてタイトルはなんだ?」
というもの。
これは、、、こんなのわかるわけないじゃないか(笑)。でも読み直すと確かにそういうことはちゃんと書いてあるという。
葉桜の季節に君を想うということ、の真相を読んだ時は、え!というかんじでしたが、これは
えぇぇぇぇ、、、という感じ。
表紙の絵がある意味ミスリーディングになっているのかもしれない。

2017年5月 5日 (金)

「黄砂の籠城」を読んだ。人の死なないミステリを書く松岡圭祐さんの、人がいっぱい死ぬ義和団事件(柴五郎さん)を題材にしたお話。

いきなり首が飛ぶ、、、びっくりした。今まで人の死なないミステリを書かれていた反動?なのかなんなのか手とか首が飛びまくる。題材的には、島田荘司さんが書かれるもののような感じがしました。日本人が知らない日本の偉人のお話で、実話を基にしたもの。
あの義和団事件で北京に籠城した時のお話ですよ。
あらすじは、、、
1900年の北京が舞台。外国人排斥を叫ぶ義和団が暴徒化し、北京の外国公使館区画を包囲する。まとまらない列強諸国の公使たちの中、日本の駐在武官、柴五郎が立ち上がる。
語り部は伍長の櫻井(この人は完全に創作なのかな?)
しかし義和団との戦闘は激しさを増し、籠城している兵士たちも一人また一人と倒れていく、、、
さらに西太后が24時間以内の退去を命じ、援軍も到着せず絶体絶命のピンチに。
柴たち、そして外国人とキリスト教徒の命はいかに、、、
というもの。
恥ずかしながら、柴五郎という方をこれで初めて知った。
義和団事変も調べると、小説ほどまでは過酷でなかったような話にもなってますが、しかしこの小説の面白さは変わらない。
松岡さんの新境地ですね。

2017年4月24日 (月)

有頂天家族 二代目の帰朝 (森見登美彦さん)を読んだ。矢三郎&海星危うし!

二代目、というのは赤玉先生の跡継ぎが英国から帰朝する、というのもあり、下鴨家の長男が父の跡を継ぐ、というのもあるし、夷川家の長男が帰るというのもある。
特に英国帰りのスマートで金持ちな二代目は、赤玉先生といがみ合い、それ以上に弁天ともいがみ合う。また天狗大戦が起きるのか?
あと矢四郎が電磁気学マニアだったり、矢一郎と玉蘭が将棋マニアだったりも面白い。
そして今回は天満屋という謎の人物も登場し、矢三郎と海星が絶体絶命のピンチに。
そこにさっそうと助けに現れた怪人の正体とは、、、(ってあの人です。別の作品で出てた)
またなぜ海星が姿を見せなかったかも明らかになります。
最後は弁天と矢三郎の関係がちょっと面白いことに、、、

2017年4月22日 (土)

「リバース」(湊かなえ)を読んだ。最後の一行がすでに決められたうえで書かれたお話。確かに最後の一行でひっくり返る。。。

ドラマも今放送されている(見てない、、、)リバース。最後の一行が既定されたうえで書かれた小説、ということで一体どうやってひっくり返るんだろうと読んでみた。
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あらすじは、
”平凡なサラリーマン、深瀬は近所の本格的なコーヒーハウスに通い、自らもコーヒーを入れることが趣味。コーヒーが縁で美穂子とも付き合うようになるが、その美穂子のものに「深瀬和久は人殺しだ」と書かれた告発文が届く。
深瀬、また大学時代の同級生たちは大学時代にある事件に関わっていたのだ。
そして同級生たちにも同様な告発文が届けられる。
いったい彼らは何をしたのか?そして本当の真相とは、、、”
というもの。
最後の方までは、まあ、たまにあるような話だな、、、これがどうやって最後の一行で真相に?と思ったが本当にひっくり返った。
ああ、確かにそういうことはよく読むとヒントがちりばめられていた。最初の方から読むとわかる。そこに気づく人はほとんどいないと思いますが、、、
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この真相はドラマにすると、終わってからも引っ張るかな、、、これはすっと終わらした方がいいと思うな。後のことは視聴者に考えてもらったほうがいいと思います。

2017年4月 9日 (日)

五覚堂の殺人を読んだ。まさかバーニングシップ・フラクタルが出てくるミステリがあるとは、、、エルデシュがモデルの数学者が出てくるミステリです。

バーニングシップ・フラクタルというのはこんなのです。

Zn+1=(|ReZn| + i |ImZn|)2 + C

ExcelのVBAで私が描いたのはこれ。

Burningship

眼球堂の殺人、双孔堂の殺人に続く第三弾です。

放浪の数学者、十和田只人がある人物に誘われ訪れたのは五覚館。大小五角形の組み合わせで出来た館で、内部にはヒルベルト曲線をはじめとするフラクタル図形が描かれている。

そこで十和田が見せられたのは、起きたばかりの事件の映像、五覚館に閉じ込められた数学者にして哲学者の志田幾郎の一族と宮司司の妹、百合子を襲う連続密室殺人を写したビデオだった。

百合子は無事なのか、そして殺人事件の真相は、、、

というもの。

館を作った人物が一緒なのは綾辻さんの館シリーズだし、善知鳥神は森博嗣さんの真賀田四季だし、、、という影響はおいておいて、そこに数学的な要素を加えて興味深いミステリになってますね。

2017年4月 4日 (火)

「聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた」を読んだ。第一作に引き続きすごい!アンチミステリのようでありながら確かに本格だ。

第一作目の「その可能性はすでに考えた」を読んで、これは新しい!すごいミステリ作家さんが出てきたと思い、第二作「聖女の毒杯」も引き続きすぐに読んでみた。
期待に違わぬ面白さでした。
あらすじは、「聖女伝説が伝わる地方で結婚式中に発生した毒殺事件。同じ盃を回し飲みした八人のうち、三人と犬、だけが殺されるという不可解なものだった。たまたま居合わせた中国人美女フーリンと八ツ星少年が事件の真相を推理するが、、、」とここまでは第一作の推理を出しては否定の繰り返しだが、この中盤で衝撃の真実が。
すでにここからぞくぞく、、、
そして後半は考えもしなかった展開に。
事件の関係者や八ツ星少年が捕らわれ、拷問の危機に、、、
奇蹟を証明したい上苙丞探偵はいつ現れるのか?そして本当の真相とは、、、
というもの。これは鳥肌もので面白いです。
第三作も楽しみ。

2017年3月31日 (金)

”その可能性はすでに考えた”(井上真偽さん)を読んだ。これは新しい。ものすごく可能性を感じるミステリ。

もうずっと前から話題になっていたのは知ってましたが、ようやく読みました。これは面白いわ、、、あらすじは、
”かつてカルト宗教団体が首を切り落とす集団自殺を行った(おっとここで清涼院流水のコズミックを思い出した、、、が全然違います)。
唯一の生き残りの少女は不思議な体験をした。共に暮らした少年が首を切り落とされながらも少女の命を守るため、彼女を抱きかかえ運んだと、、、
その真相を知るために彼女は探偵、上苙丞に依頼する。
探偵は、奇蹟がこの世に存在することを証明するために、すべての人間ができるようなトリックが不成立であることを立証する。”
というもの。
探偵が何度も仮説の推理を出しては否定され、出しては否定され、というのはたまにありますが、それの発展形ですよね。探偵が証明したいのは奇蹟で、もうすべて思いつくようなものは排除するために推理する。でも最終的には本格ミステリになるという。。。
第二作もすでに出版されているので続けて読みたい。
虚構推理の反対ですね、とも思った。

2017年3月13日 (月)

「勇者たちへの伝言 いつの日にか来た道」を読んだ。これはよかった。

朝日放送のビーバップハイヒールで筒井先生がこの本を激賞してた(ビーバップハイヒールの放送作家だった増山さんが書いた)ので、前々から読みたかったのをようやく読んだ。
これはよかったです。
あらすじは、50歳になる放送作家の工藤は、子供のころに今は亡き父とともに西宮球場で観た試合を思い出しつつ、阪急西宮ガーデンズへ足を踏み入れる。そこで彼の意識は過去へ飛び、父親の秘密を知る。そして父親の恋人が朝鮮人で、北朝鮮に渡り大変な苦労をしたことも、、、阪急ブレーブスの実際の関係者のインタビューも交えながら一瞬交わった2人の人生を描くしみじみといい作品です。
ということで!
私も阪急西宮ガーデンズへ行って、西宮球場の名残を観てきました!
詳細は明日。

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