ExcelでFermi-Pasta-Ulam問題をシンプレクティック法を使って計算してみる。
この前、シンプレクティック法(8次)で3体問題を計算したけど、次にフェルミ・パスタ・ウラムの問題(いわゆるFPU問題)を解いてみた。
元論文がwebに転がっていた。
http://www.physics.utah.edu/~detar/phycs6720/handouts/fpu/FermiCollectedPapers1965.pdf
使った式はこれ。
α=1/4、N=32としてシンプレクティック8次でモード毎のエネルギーを計算した結果がこれ。
うん、元論文の結果を再現してるな。最初のモードに戻って行ってる。
しかし結構これ時間かかるぞ。上の計算で10分くらい。FPUの時代はMANIAC Iってコンピュータでleap frog法を使ったみたいなんで、一体どれくらいの時間かかったんだろう。
MANIACについては以下に。
http://electronic-journal.seesaa.net/article/6436566.html
FPUについての発展はこんなのが出てた。
« ランダウ・リフシッツ方程式(教科書じゃない) | トップページ | ガストフロント/ダウンバーストって?(福井の突風) »
「学問・資格」カテゴリの記事
- 高周波(RF・マイクロ波・ミリ波・5G)関連ニュース2021年2月16日 IEEE Microwave Magazineの特集はオールデジタルのRFID、Microwave JournalはEバンド ミリ波通信に衛星や気球を使う話、アメリカの半導体企業がバイデンに投資を迫る、(2021.02.17)
- カオスを生じる電気回路、Chua’s circuitをLTspiceで回路シミュレーションしてみる。(2021.02.19)
- Labyrinth Chaos(迷宮カオス)を生むThomas-Rössler方程式のパラメータbを色々変えて、Python+Scipyでルンゲクッタ8次のDOP853(Dormand&Prince)を使って計算してGIFアニメ(2021.02.16)
- フィッツヒュー・南雲 (FitzHugh-Nagumo) 方程式をPython+Scipyでルンゲクッタ8次のDOP853(Dormand Prince)で計算。(2021.02.23)
- 「水晶振動子の等価回路計算」をカシオの高精度計算サイトkeisan.casio.jpの自作式としてUP! インピーダンスの大きさと位相がグラフ化できる。(2021.02.12)
« ランダウ・リフシッツ方程式(教科書じゃない) | トップページ | ガストフロント/ダウンバーストって?(福井の突風) »
コメント