筑波大の高橋さんらが円周率を2兆5769億8037万桁まで計算→アルゴリズムをkeisan.casio.jpにUP!
円周率の計算といえば東大の金田さんグループだと思っていましたが、今回の記録更新は筑波大学の高橋さんグループでした。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090817-OYT1T00638.htm
でもやはり金田さんと一緒に仕事をされてて以前の計算にも関わっていた方(金田研出身)で、共書も多いみたいですよ。
ご自身のwebサイトによると、アルゴリズムは主計算にガウス・ルジャンドルアルゴリズム、検証計算にボールウェインの 4 次の収束アルゴリズムを用いられたということです。
http://www.hpcs.is.tsukuba.ac.jp/~daisuke/pi-j.html
ガウス・ルジャンドルの説明はこちら。
http://en.wikipedia.org/wiki/Gauss-Legendre_algorithm
いわゆる算術幾何平均法(AGM)。
a0=1
b0=1/√2
t0=1/4
p0=1
を初期値として、
an+1 = (an + bn) / 2
bn+1 = √(anbn)
tn+1 = tn - pn * (an+1 - an)^2
pn+1 = 2*pn
として、
π≒(an + bn)^2 / (4*tn)
で計算したもの。これだけで求まるのは不思議ですね。
早速高精度計算サイトkeisan.casio.jpにUPしてみた。(これで101個目)
リンクはこちら。
最初のほうの計算はこんな感じでかなり収束がはやい。
0:2.9142135623730950488016887242096980785696718753769
1:3.1405792505221682483113312689758233117734402375129
2:3.1415926462135422821493444319826957743144372233456
3:3.1415926535897932382795127748018639743812255048354
4:3.1415926535897932384626433832795028841971146782836
5:3.1415926535897932384626433832795028841971693993751
ボールウェインの方はこちら。
http://en.wikipedia.org/wiki/Borwein%27s_algorithm
両方とも反復計算アルゴリズムなんですね。私の知っているコンピュータでπの計算法といえば、マチンの式とかその変形、ラマヌジャンの式とかなんですが、だいぶ違ってますね。並列コンピュータで解きやすいのかな。
※追記 この文献などの内容が使われたのかな?
http://ci.nii.ac.jp/naid/110002932029/
"分散メモリ型並列計算機による円周率の高精度計算"
« 大久保のイズミヤの看板は普通 | トップページ | 豊中稲荷神社に行ってきた。 »
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- Qwen3.6-35B-A3Bが発表され、Ollamaでも使える。そこで電子レンジの動作原理(2.45GHzは水分子の共振周波数でない)と隕石が大気圏突入で燃える原理(摩擦熱ではない)を聞くと、誘電緩和と断熱圧縮について正しく答えられた。今までのローカルLLMで一番賢い回答と思う。(2026.04.17)
- ExcelのOfficeスクリプト(TypeScript)で数値計算ライブラリmath.jsを使う(1) Officeスクリプトは外部API呼び出せるし、math.jsは RESTful APIで呼び出せることがわかった。まずは選択したセルのデータを読み、行列演算。LU分解で一次方程式を解き、逆行列と行列式を求める。(2026.04.17)
- RF Weekly Digest (Gemini 3.1 Pro・Google AI Studio BuildによるAIで高周波・RF情報の週刊まとめアプリ)2026/4/5-4/12(2026.04.12)
- GLM-5.1(Ollamaから利用)でPythonのscikit-rfを使ってTouchstoneフォーマットのSパラメータファイルを読んでdB, 位相, スミスチャート, TDRを表示するGUIアプリを作ってもらった。5分など長く考えた後、Gemma 4:31bよりさらに出来が良く、思った通りのものができた。(2026.04.09)
「学問・資格」カテゴリの記事
- Qwen3.6-35B-A3Bが発表され、Ollamaでも使える。そこで電子レンジの動作原理(2.45GHzは水分子の共振周波数でない)と隕石が大気圏突入で燃える原理(摩擦熱ではない)を聞くと、誘電緩和と断熱圧縮について正しく答えられた。今までのローカルLLMで一番賢い回答と思う。(2026.04.17)
- 高周波・RFニュース 2026年4月17日 atisの3GPP Rel.20ウェビナー動画公開、MWCバルセロナ2026でのGSMA Device Enablement Summit資料公開、ハリファ大学が無線周波数AI言語モデルRF-GPT発表、レドームの解説など(2026.04.17)
- ExcelのOfficeスクリプト(TypeScript)で数値計算ライブラリmath.jsを使う(1) Officeスクリプトは外部API呼び出せるし、math.jsは RESTful APIで呼び出せることがわかった。まずは選択したセルのデータを読み、行列演算。LU分解で一次方程式を解き、逆行列と行列式を求める。(2026.04.17)
- 高周波・RFニュース 2026年4月16日 AmazonがGlobalstarを買収、GSMAが日本のデジタル化をレポート、Mini-Circuitsがケーブルアセンブリを動画で解説、Kymetaが米国海軍研究局と衛星通信で契約、PerasoがドローンIFF向け60GHzモジュール出荷、SEMCOが1500V耐圧MLCC発表(2026.04.16)
- 高周波・RFニュース 2026年4月15日 Microwave Journalはアンプと発振器特集、Signal Integrity Journalは100GHz越えのインターコネクトのAIを使うHFSSモデル化、ローデ・シュワルツが潜水艦通信をUDT2026で発表、Xiaomi Poco X8 Pro分解動画、atisの5Gポリシーレポート(2026.04.15)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- Qwen3.6-35B-A3Bが発表され、Ollamaでも使える。そこで電子レンジの動作原理(2.45GHzは水分子の共振周波数でない)と隕石が大気圏突入で燃える原理(摩擦熱ではない)を聞くと、誘電緩和と断熱圧縮について正しく答えられた。今までのローカルLLMで一番賢い回答と思う。(2026.04.17)
- 高周波・RFニュース 2026年4月17日 atisの3GPP Rel.20ウェビナー動画公開、MWCバルセロナ2026でのGSMA Device Enablement Summit資料公開、ハリファ大学が無線周波数AI言語モデルRF-GPT発表、レドームの解説など(2026.04.17)
- ExcelのOfficeスクリプト(TypeScript)で数値計算ライブラリmath.jsを使う(1) Officeスクリプトは外部API呼び出せるし、math.jsは RESTful APIで呼び出せることがわかった。まずは選択したセルのデータを読み、行列演算。LU分解で一次方程式を解き、逆行列と行列式を求める。(2026.04.17)
- 高周波・RFニュース 2026年4月16日 AmazonがGlobalstarを買収、GSMAが日本のデジタル化をレポート、Mini-Circuitsがケーブルアセンブリを動画で解説、Kymetaが米国海軍研究局と衛星通信で契約、PerasoがドローンIFF向け60GHzモジュール出荷、SEMCOが1500V耐圧MLCC発表(2026.04.16)
- 高周波・RFニュース 2026年4月15日 Microwave Journalはアンプと発振器特集、Signal Integrity Journalは100GHz越えのインターコネクトのAIを使うHFSSモデル化、ローデ・シュワルツが潜水艦通信をUDT2026で発表、Xiaomi Poco X8 Pro分解動画、atisの5Gポリシーレポート(2026.04.15)


コメント