「代替医療のトリック」を読んだ。
サイモン・シンの新作ということで期待して読んだ。もともとのタイトルは"Trick or Treatment?"と素敵なんですが、日本語にするのは難しかったのでしょう。。。で、やはりこれも面白い。ニセ医学?解説の決定打になるんじゃないか。でもサイモン・シンは逆恨みされて襲われなきゃいいけど。。。
実は私の遠い親戚ががんになったとき、やはり通常治療を拒否して海洋深層水?(なんだこれ)を進められて飲んで、治った!とかいって講演とかにかりだされて、で数ヵ月後に死んでしまったことがあった。ちゃんと通常の医療を受けていれば。。。ときわめて残念だった。
しかしホメオパシーってこんなにひどいって知らなかった。さらも鍼やカイロプラクティックはこれだけ世間にあふれてるのに効果なしって結構衝撃。わたしはどっちにもかかったことないけど。巻末で指圧とかスピリチュアル(笑-こんなのを信じている人がいること自体驚く。あの太ったおっさんのたわごとなのに。。。)もちゃんと解説されてますよ。
あとナイチンゲールは実は統計学者であったことも驚きですよ。円グラフを考えたり。シルヴェスターとケイリーから数学を学んでいたり。
でもこの本にも書いてあるけど、代替医療を信じている人はこの本の第一章すら読まないんでしょうね。。。
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