陰的ルンゲクッタ法(ラダウIIA)をExcel VBAに移植した。
硬い(スティフな)微分方程式を数値的に効率的に計算するには、陰的ルンゲクッタ法がいいということはよく知られている。しかーーーーし、これをVBAで計算している例を見たことがない。普通のCやFortranだって結構少ない。
このブログでは14段8次の陽的ルンゲクッタ Dormand-Prince法や、35段14次のルンゲクッタなど、普通のネットでいくらでも見られる4段4次ルンゲクッタなどとは一線を画す(うそです。単に私の暇つぶし。。。)方法でいろいろな微分方程式を計算してきたが、さらに進んで陰的ルンゲクッタに進もうと。
で、先日、連立一次方程式をLU分解をExcel VBAで計算するライブラリを移植したのでできるはず。できるはずだが、結構めんどくさかった。
陰的に計算するのに多変数のニュートン・ラフソン法を使う。なので、ヤコビアンも手で与える必要がある。方法は「常微分方程式の数値解法II」に出てきた「ラダウIIA」(Radau IIA)法を使った。3段5次でA安定。この本にはラダウIIAとか、ロバットIIICとか、マジンガーZの機械獣のような名前の手法(古すぎる。。。)がいっぱい。
で、ようやく完成。プログラムは無茶苦茶だが、参考になるかと一応ソースごと公開。実用的に使うにはちゃんと収束判定とかしてね。
まずは硬くないけど、ローレンツ方程式。
ふつーに計算できた。さて次は硬い方程式に進もう(続く)。
« Excel VBAにNumerical RecipesのLU分解ライブラリを移植して連立方程式を計算 | トップページ | 「無限記憶」を読んだ。 »
「学問・資格」カテゴリの記事
- 高周波・RFニュース 2026年4月16日 AmazonがGlobalstarを買収、GSMAが日本のデジタル化をレポート、Mini-Circuitsがケーブルアセンブリを動画で解説、Kymetaが米国海軍研究局と衛星通信で契約、PerasoがドローンIFF向け60GHzモジュール出荷、SEMCOが1500V耐圧MLCC発表(2026.04.16)
- 高周波・RFニュース 2026年4月15日 Microwave Journalはアンプと発振器特集、Signal Integrity Journalは100GHz越えのインターコネクトのAIを使うHFSSモデル化、ローデ・シュワルツが潜水艦通信をUDT2026で発表、Xiaomi Poco X8 Pro分解動画、atisの5Gポリシーレポート(2026.04.15)
- 高周波・RFニュース 2026年4月14日 IEEE Microwave Magazineは高周波エンジニア向け量子コンピュータ入門、Antenna and Propagation Magazineはニューラルネット電磁界シミュレーションなど、第106回ARFTG論文公開、QorvoのSバンドスイッチトフィルターバンクなど(2026.04.14)
- RF Weekly Digest (Gemini 3.1 Pro・Google AI Studio BuildによるAIで高周波・RF情報の週刊まとめアプリ)2026/4/5-4/12(2026.04.12)
- GLM-5.1(Ollamaから利用)でPythonのscikit-rfを使ってTouchstoneフォーマットのSパラメータファイルを読んでdB, 位相, スミスチャート, TDRを表示するGUIアプリを作ってもらった。5分など長く考えた後、Gemma 4:31bよりさらに出来が良く、思った通りのものができた。(2026.04.09)
« Excel VBAにNumerical RecipesのLU分解ライブラリを移植して連立方程式を計算 | トップページ | 「無限記憶」を読んだ。 »



コメント