建部賢弘の方法で矢高と直径から弧長を求める。
この「現代数学のあゆみ」に書かれていた記事です。
建部さんは1600年代に(arcsin(x))^2のテイラー展開に当たることを計算していたというすごい話が書いてある。具体的には、弧長をs, 矢高をx、直径をDとすると(図の通り)、
s=D/2 * θ,
x=D/2 (1-cosθ) = D*(sin(θ/2))^2
なんで、
θ/2 = arcsin (√(x/D))
そこで
s^2 = D^2 * (arcsin(√x/D))^2
≒ D^2 ( x/D + (x/D)^2 / 3 + 8* (x/D) ^3 /45 + ...)
= D*x* (1 + (x/D) / 3 + 8* (x/D)^2 /45...)
だ。これを計算したということらしい。
ではこれを例えば関数電卓fx -993ESに式として入れてみて計算してみよう。
D=2000、x=10なら
s^2 = 20033.422
と出た。s=141.53947,
2s= 283.0789
↓これで検算するとぴったり。
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