「ハーモニー」(伊藤計劃)を読んだ。
P.K.ディック賞の審査員特別賞も受賞したハーモニーをだいぶ前に買っていたのだがようやく読んだ。伊藤さんは若くしてお亡くなりになったので、もう作品が読めないのは極めて残念。
ハーモニーは虐殺器官の対になるようなお話で、前は人間に虐殺を起こすような器官がもともと備わっていたらどうなるか?というものだったが、今回は逆に人間が極めて平和に、ということはもう意識すらないという状態にできるなら幸せなのかどうかというお話。
最初からhtmlならぬetmlで文章が書かれていて、なんで?と思ったら最終章で理由がわかる。感情が<***>なんとかなんとか </***>で表されるというものです。
スケール感が、どうも話が身内や友達だけで占められているような感じで微妙に小さいなあとは思うけれど、今後書き続けていけばさらにスケールが大きくなるはずだったのに…
しかしこれは日本人が最近書いた長編SFとしてはベストだと思います。
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