BZ反応のスパイラルパターンシミュレーションをExcelで。
茨城県の(当時)高校生の女の子たちが、BZ反応の新しい振る舞いを見つけて論文発表した、というのが話題になってますね。”ベロウソフ・ジャボチンスキー反応”が検索急上昇ランキングに出ていてびっくり。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20111117-OYT1T00731.htm
論文は、J Phys Chem A.の"Rebirth of a Dead Belousov-Zhabotinsky Oscillator."
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21999912
BZ反応と言えば、私は同心円状のターゲットパターンやスパイラルパターンを思い出す。特にスパイラルパターンがお気に入り。学生時代、しょぼいPCで何時間もかけてシミュレーションしていた記憶が。。。
Excelで当時を懐かしんでやってみよう。
Oregonatorを結合させてもいいのだが、計算時間短縮のために同様な振る舞いをする反応拡散方程式
∂u/∂t = Du ∇2 u + u (1-u2) - v
∂v/∂t = Dv ∇2 v + u- I
を計算する。128x128格子で計算した結果がこちら。
きれいに回転らせん(スパイラル)パターンができている。
実験もyoutubeにあった。
同様な計算をTDGL方程式でやった結果はこちら。
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