「バイバイ、エンジェル」を読んだ。
笠井さんの作品を読むのはこれが初めて。
名家デュ・ラブナン家のイヴォンはスペイン戦争の際、レジスタンスに参加したのち失踪する。行動を共にしていた使用人のジョゼフ・ラルースは単独で帰国するが、イヴォンから山を寄贈されたと主張し、そこに鉱脈が発見されたため裕福となった。ラルースには3人の娘がおり、その鉱脈を相続したオデットのところに行方不明のイヴォンを思わせるIの署名で裁きが行われるだろう、と手紙が届く。はたしてオデットの首無し遺体が発見される。
探偵役は担当警部の娘、ナディアと日本人の矢吹駈。
矢吹さんはとにかくみんなを煙にまく「現象学的推理」を繰り出します。犯人・トリックはまあいいんですが、動機というか革命を持ち出してくるのが私にはいまいち…前も言ったことがありますが、私は学生運動が大嫌いなんで…最後には近親憎悪の相打ちになるのも似てるというか。でもデビュー作だったので、今後どうなっていくのかはさらに読んでみたいと思います。
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