メトロノームの同期の動画を見て、塩水振動子とかいろいろ思い出す。-そして新ガリレオ第二話でも出てきた!
Gigazineから。
http://gigazine.net/news/20120925-synchronization-phenomenon-of-metronomes/
実は!こういう同期現象(引き込み)、私の学生時代の専門に少しだけ近かったり。
イメージは非線形振動子が結合するとどうなるか、という。
(もちろん、メトロノームの場合、床が全く振動しない固い板(結合なし)ならこんな同期は起きないですよ)
こんなところを参照。
http://www.cs.miyazaki-u.ac.jp/~date/paper-files/date4ppm20110207.pdf
代表的な方程式と言えば、kuramoto modelをぱっと思い出す。そしてExcel VBAで計算した例がこちら。
https://sci.tea-nifty.com/blog/2009/05/kuramoto-modele.html
またメトロノームと言えば、ExcelでHaken-Kelso-Bunzモデルを計算した例がこちら。
https://sci.tea-nifty.com/blog/2009/08/excelhaken-kels.html
そしてマングローブでの蛍の集団発光。同期についてのいちばん有名な啓蒙書”SYNC”にも載ってました(蔵本さん訳)。
http://www.myk.dis.titech.ac.jp/2007hp/memo/sync/sync.html
これはいつか見に行きたい。
で、こういうのの最も簡単な例は塩水振動子かな。上のメトロノームの実験をやった池口研究室でもやられていたようです。
これは実験も、簡単なモデル化したシミュレーションもやりやすいので学生実験の題材によくつかわれているみたいですね。私もシミュレーションした結果がどこかにあったような、、、下の”非線形科学”に載ってました。
ついでに!発行部数より引用数が多いという(誰も持ってないけどなぜか引用される)Chemical Oscillations, Waves and Turbulenceも忘れずに。今ならリズム現象の世界が入手しやすい。
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2013/4/22
ガリレオでメトロノームの同期、やってましたね。湯川さん(福山さん)が引き込みと言うとは、、、
小さな振動が大きくなる、共振についてはこちら。
強制振動子の共振現象をGeoGebra4.0で図示/タコマ橋の映像を久々に見た。
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