”九十九十九”(舞城王太郎)を読んだ。
あの清流院流水さんのJDCシリーズ(コズミック、ジョーカー、カーニバル全部怒らずに読んだよ!褒めて!)に出てくる超美形探偵(神)、九十九十九(つくもじゅうく)のスピンオフかと思いきや、、、
いや、期待していたのは九十九十九が死ぬ前(ってネタバレだけど、もう清流院さんの作品読む人いないよね、、、)に解決していた事件の短編集かな、と思ったら全く違った。
そもそもこの主人公はあまりの美しさで相手を失神させてしまうことと名前が同じだけで別人というかメタ小説というか。
流水大説を舞城さん流に書くとこうなるという感じで途中でだんだん流水さんをリスペクトしてるんだかばかにしてるんだかわからなくなって笑えてくる。グロい/エロい感じは舞城さん全開です。目玉だけは勘弁してほしかったけれど、、、そこにアナグラム、見立て、時間を超えた設定をいれるとこうなるという。つくもさんのキャラファンは読まない方がいいかも、、、
« 氷結の新CMソング、ナオト・インティライミの”恋する季節”はいいな。あれ、Perfumeはピュレグミだっけ、、、で虫コナーズのおばさんたちがPerfumeの真似! | トップページ | モンティホール問題のモンテカルロシミュレーションをExcel VBAと高速メルセンヌツイスタで。 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- Interface 2025年3月号 仕事のための生成AI 画像による異常検出&ローカルLLM作りを買った。確かに外観検査で不良品の画像を大量に集めるのは難しいのでそれを生成AI(Stable Diffusion)で作れたらいいな。付録は共通テストでも出た情報Iに役立つプログラム入門。(2025.01.29)
- 「愚かな薔薇」(恩田陸さん)上下巻、面白くて一気に読んだ。磐座という地で行われるキャンプに少年少女たちが集められる冒頭から想像もできない展開に。帯の通り、ホラー、ファンタジー、SF、青春小説の要素がうまく一体化している。あの物理の概念をこう使うのは初めて見た!(2025.02.06)
- 数理科学2025年1月号 原子核・ハドロン物理学の探究 “強い力”がもたらす物理の世界を買ってきた。QCDの歴史からカイラル量子異常、カラー閉じ込め、エキゾチックハドロン、中性子星など多くの話題が載ってます。格子QCDで核力計算できるのとElectron-Ion Colliderが面白かった。(2025.01.31)
- 「トライロバレット」(佐藤究さん)を読んだ。すごかった。三葉虫に魅せられた高校生がいじめの標的にされ、一方、戦争帰りの金物屋の店主は高校の上を軍用ヘリが飛んでいるという幻聴に悩まされ…一体これがどうつながるのか?と思ったら帯通り「少年は、変身した。」ヒーローに。(2025.01.16)
- Newton2025年2月号の特集は量子力学100年。プランク、アインシュタインから始まり量子電磁力学、BSC、トランジスタと言った話題や昨日NHKでもやっていた量子もつれや量子コンピュータなど様々な話題が2ページずつわかりやすく書かれている。今年はこの特集の本多いな。(2024.12.30)
« 氷結の新CMソング、ナオト・インティライミの”恋する季節”はいいな。あれ、Perfumeはピュレグミだっけ、、、で虫コナーズのおばさんたちがPerfumeの真似! | トップページ | モンティホール問題のモンテカルロシミュレーションをExcel VBAと高速メルセンヌツイスタで。 »
コメント