NHKスペシャル "人体 ミクロの大冒険 プロローグ ようこそ!細胞のミラクルワールドへ"(3/29)を観てました。
明日の第一回放送の前に、プロローグをやってました。
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/0329/index.html
出演はiPSの山中伸弥さんと野田秀樹さんと首藤 奈知子アナ。テーマ曲は葉加瀬太郎さんが担当。では速記メモ。
―――
人体、ミクロの大冒険。ちょっと不思議な話からスタート。アメリカ アリゾナ州のある姉妹。ミッシーさんとケリーさん。この姉妹がなぜ不思議か、、、身長も体重も全然ちがうのに同じ遺伝子を持つ一卵性双生児。8歳のときはうりふたつ。42歳で全部ちがってきた。全く同じ遺伝子を持っている二人を分けたものは?細胞。60兆個。200億種類ある。
人間にとって細胞とは何か?神様にしか作れないと山中さん。哲学者だね、神様はと野田さん。でテーマ曲が流れて、、、
iPS細胞を契機に、細胞の持つ力に注目が集まっている。リアルな細胞の世界をこのNスペで再現する。ここまでがイントロ。
まずは野田さんが、自分のまわりにも似ていない双子がいる。山中さんは細胞は人間の部本のように思われるが、もっとダイナミックだと。細胞は人間の部品ではない。細胞は日々生まれ変わる。1年前の自分とはまったく違う。一番速いのは1~2日で変わる。細胞は意志を持っているように感じることも。髪の毛が抜けるとさびしい。。。
野田さんが細胞のイメージを絵にすると、、、ぞうりみたいな。山中さんは核をそこに描いた。
細胞の核とはなにか?大阪大学の山縣一夫さんが撮影した細胞は、、、受精卵のなかにオレンジ色に染められたのが核。遺伝子が入っている。うわ、こんなのが撮影できるのか。どんどん分裂している。
卵子には網目状の表面が。卵の殻みたいな。で最初はそれが卵胞細胞に包まれている。
子宮のすぐそこに卵巣があり、なかを観ると、、、おびただしい数のなにかが。卵胞細胞に守られた卵子。まわりの卵胞細胞が分裂を繰り返し、膨張。1000倍にも。壁を突き破って出てくる。卵管采が待ってる。排卵。卵子の表面がみえてきたら、、、精子がやってくる。もっとも小さな細胞。おっと1つがなかにはいりこんだ。噴き出したのはタンパク質。一個はいると他の精子の進入を防ぐ。精子の核が卵子の核とであい、、、一つになる。受精卵を高解像度で撮影。合体した!すぐに細胞分裂が。あ、これは初めてみたよ。
で移動、子宮に到着すると、からをとり、着床。これはすごいな。
山中さんもリアルな映像だと驚き。ある女性の手術中に偶然とられた写真を基に作られたもの。卵巣には20万個入っていて(左右で40万個)増えることはない。細菌などが入らないように出口がない。
細胞は自ら判断する。双子の姉妹の細胞は何を判断したのか?12歳のころ、ケリーさんの細胞が全く伸びなくなった。でもごく自然に過ごしてきた。成長ホルモンの問題と言われてきた。大阪大学で双子の研究がされている。ツインリサーチセンター。岩谷さん。成長ホルモン分泌不全性低身長症じゃないか?遺伝子ではなく細胞の問題。
全ての細胞には設計図がある。遺伝子は台本。でもどう読むのか?人によって違うだろう。台本だけでは舞台が予想できない。演じるということ。台本を無視する人もいるだろう。
次は、寝坊して階段をかけあがるとき、筋細胞や骨細胞、心筋細胞ががんばっている。すべすべおはだは皮膚細胞、勉強しているときは視細胞、神経細胞、、、
でときどきあらわれるかわいい子はだれだろう?あとで見てみる。
自治医科大学の西村さん。https://www.jichi.ac.jp/laboratory/molecula/molecula/
特殊な光を使った顕微鏡をのぞくと、、、血管を流れる血液が撮影されてる。赤血球。細胞の一種。人のからだの1/3が赤血球。酸素を運ぶことが仕事。毛細血管も。どのように体全体に酸素を届けているのか?
東大の高木さん。配達に似ていると。心臓から出て動脈から、つまり新幹線や飛行機に、そしてそれぞれの地域に運ぶ。最後は各家に運ぶような。
赤血球の形の変化も。広い血管のときはまるく、毛細血管ではくぼむ。
大きく呼吸をすると、、、
気管支を通って肺へ。お、不思議な場所に。ここが風船のような肺胞。5億個。毛細血管が貼りついている。ここで酸素を受け取る。
さあ、血管の中はどうなってる?まずは心臓に向かう。動脈をすすみ、、、スピードが速い。ところが毛細血管に入るとスローダウン。形を変えた。実は毛細血管は5μm。赤血球は8μm。狭い筒の中を進む。なぜ無茶するの?
答えは、、、血管壁とこすりあわせることで酸素を供給するから。わざと窮屈にしている。全然知らなかった。赤血球の特徴は、台本がない。酸素をとどけるというだけのスペシャリスト。
山中さんは細胞はすべてスペシャリストと語る。例えば心臓。ペースメーカ細胞がある。指の間にも一旦細胞ができるが死滅するなど。
ロサンゼルス、ビバリーヒルズ。この一角である細胞を使って女性の願望をかなえている。パリスヒルトンのおばのジョアンヒルトンさんがやってきた。皮膚の治療。目の周りやほうれい線のしわをとる。自分の繊維芽細胞を使う。水玉のようなのが、、、分裂する。
コラーゲン・ヒアルロン酸などを作る。分裂能力をもった自分の繊維芽細胞を注射する。
直接!うわ!あ、ほうれい線がちと改善?
ではこれからの内容紹介。第一回は細胞の力。脳の細胞にある刺激を与えると?
第二回は細胞が出す魔法の薬。ドミニカで見たのは?第三回は老いと戦う細胞。イタリアの長寿の島の人たちがなぜ元気なのか?免疫細胞がいつまでも働く?非常にリアルな(ってもほんものを観たことないが)CGで、T細胞、免疫の攻撃システムを見せてる。
T細胞が老化に関係する?思春期を過ぎるとなぜか新しいT細胞が作られなくなる?
山中さんの好きな細胞は?心臓の細胞。これは生まれたときの細胞がずっと働いてくれてる。脳もそう。だからこそ大事にしないと。
大阪大学で心臓病の治療。細胞シートが使われている。
http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/surg1/www/advanced/03_04.html
http://www.asahi.com/tech_science/update/0904/OSK201309030144.html
足の筋肉の細胞を培養し、シート状に。この細胞シートを機能が低下した心臓の表面に張る。すると、、、シートの細胞によって心臓の機能が回復する。なぜ足の細胞が効く?細胞同士のコミュニケーション。
iPSで同じことをやろうしていると語る山中さん。数年以内に臨床の場に持っていきたいと。
いまだにiPS細胞は不思議だとも語る。ごく一部を制御したつもりだが、まだ相手が上手だと。細胞さんと呼ぶ。
で要所要所で現れる女の子は、、、山本舞香さんでした。
―――
で第一回も見ました。こちら。
NHKスペシャル 人体 ミクロの大冒険 第1回 あなたを創る!細胞のスーパーパワー(3/30)を見てました。速記メモ。
二回目はこちら。
NHKスペシャル 人体 ミクロの大冒険 第2回 あなたを変身させる!細胞が出す"魔法の薬"を見てました。速記メモ。
*第三回はこちら。
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