12/21のNHKスペシャルは"メルトダウン File.5 知られざる大量放出"でした。
公的発表よりも大量に放射性物質が巻き散らかされた?というNHKの取材だそうでどんなもんだろう?と見てました。http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/1221/index.html
以下メモ。
2011年3月13日、アメリカの空母、ロナルド・レーガンが放射線量の上昇を捕えていた。放射性物質のデータをそのまま捕え続けていた。そのデータを解析すると様々なことが分かってきた。
世界最悪レベルの原発事故。東京電力の幹部は最悪、チェルノブイリのようになると思ったと語る。
最初の4日間で放射線物質の放出が多かったと思われていた。吉田調書でもその4日について書かれていた。しかしそれは一部に過ぎなかった。ヨウ素131とセシウム137のデータは4日で25%に過ぎなかった。その後2週間で75%が。原発の構造的な弱点があるのではないか?ドラマで再現していく。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141221/k10014165631000.html

事故から3年9カ月、いま浮かび上がる真実。とここまでがイントロ。
スタジオには橋本奈穂子アナウンサーと戸来久雄デスクが。
事故発生当日、1号機がメルトダウン、そして水素爆発、次は3号機、そして2号機。格納容器が損傷した。この4日での爆発でほとんどの放射性物質が放出されたと思っていたが、、、
実は全体の25%だった。15日の午後以降、2週間にわたって放出されていた。今までは原因の調査が重要とされていた。しかし75%の大量放出のときに新たな危機が起きていた。
免震重要棟での再現ドラマ。吉田さんは大杉連さんが演じる。原子炉建屋から煙が出ている。水は入っていると思うが、中央制御室は避難しているのでデータが入ってこない。消防車からの注水が入っていない可能性が。消防車は無人で注水を2日間続けていた。
3号機の中央制御室に入る。非常用のバッテリーを接続する。そして原子炉水位確認。TAF -2300。燃料棒が露出している!炉心損傷割合があがっている。現在30%。
格納容器の圧力は?4気圧を超えて設計限界圧力に近づいてきた。
原子炉の中で何が起きていたのか?2013年のFile3では消防車の放水が別のところに抜けていたとことを放送した。その後、抜け道は1号機から3号機で合わせて18か所にも上っていたことがわかった。新たな取材から、実際の原子炉に注がれていた水の量もわかってきた。1トン/時。でも消防車からは30トン/時も出ていた。
わずかな水をいれたことで、溶けてなかった燃料棒も温度が上がったのでは?SAMPSONによるシミュレーションで43%が溶け落ちたものの、半分以上は中心部に残っていた。溶け残ったものを守るには水を入れなければならないが、わずかな水では逆効果かも?
実験を行う。格納容器と同じ金属を1200℃まで加熱する。わずかな水を蒸発させて流し込む。冷やされるどころか急激に上がっていく。2分で78℃上昇した。
金属と水蒸気が化学反応を起こすから。ってジルコニウムらしい。
2週間の間、放射性物質が放水のせいで出続けていた。格納容器の隙間からじわじわともれだす。
しかしそれだけではない。3月15日の大きな放射性物質放出グラフの山(全体の10%にわたる)は何か?
北西方向に深刻な汚染が広がっていた。それは4日間で広がったと考えられていた。しかし時間ごとの汚染を調べてみた。15日の午後以降、極めて放射性物質が高い場所があった。
これはなぜか?この時間帯だけヨウ素131が多い。格納容器から直接漏れていたのではそうはならない。どこから放出されたのか?
3号機である操作が行われていた。ベントだ。
この時間、格納容器の異常が検知されていた。圧力が上昇していた。ベントを開けた。
格納容器の蒸気を水にくぐらせ、放射性物質を1/1000にしたうえで外に放出する、というもの。しかし、8080マイクロシーベルトも敷地内で上昇していた。ベントにはFile4で放映したように欠陥があった。
しかしこれほど漏れるのはなぜか?地下の配管があった。最終的なフィルターの役目を果たす。配管の内側に吸着される。記録では3号機では4回のベントをそれまでに行っていた。大量放出は5回目のベントで起きていた。
それまでのベントで配管にたまった大量のヨウ素が一気に放出されたのではないか?
これもまた実験してみる。ヨウ素が混じった蒸気をパイプに流し込む。配管に付着する。これを繰り返すと水が溜まり始めた。蒸気が水を押しこむが、水で押し戻される。しばらく押しあいが続くが、ヨウ素が水にたまり始める。で配管に付着せずに5回目で流しだされる。
おさまったのは3月末。電源が回復して仮設のポンプが動き始めたため。
人の判断も大きくかかわっていた。3月16日。現場が急いでいたのは電源復旧。電気があればポンプで大量の水を注げる。当時、現場にいた東電社員が語る。
その一方で原子炉とは別の懸念もでていた。一号機から4号機の燃料プール。冷却装置が止まっていたため、水が蒸発し、メルトダウンする可能性がある。4号機が一番懸念だった。1500体を超す核燃料が保管されていた。4号機は天井が吹き飛んでいた。
水があるかどうかも確認できなかった。自衛隊がヘリでプールの状況を見てくれることになった。3月16日の午後、3号機はガレキだらけ煙もでてる、4号機は、、、光の反射が見えた。プールの水面ではないか?
放射線量のデータは毎時100ミリシーベルト。まだ水が残っているようだ。
電源復旧とプールに水を入れるのをどっちを優先?→電源復旧を優先した。3月17日の朝、応援部隊が福島第一原発に向かっていた。関東各地から400人を超す電気工事の技術者が集められた。しかし手前10kmの地点で、まだ開始できないと止められた。
なぜ?急遽進められたのは自衛隊ヘリによるプールへの放水。地上からも。このときはケーブルが濡れるので復旧作業ができない。
その日は電源復旧はなくなった。明日の朝から。。。本部決定って。
なぜプールへの放水が優先?事故の指揮系統が変わっていた。本店の政府・東京電力事故対策統合本部が判断を下すように変わった。海江田と細野が加わっていた。え!政府がきめたの?それまでは現場が決めていた。本店は支援をしていた。統合本部が出来てから逆に現場に指示が。ひどい、、、プールを優先したのは何があったのか?チャールズ・カストー(アメリカが日本に送りだした専門家)が語る。4号機の映像を見せてきて、そこに映っているのは水面か?と聞いてきた。とにかくない場合を想定して動くべきと考えた。
アメリカは最悪のシナリオを想定していた。プールでもメルトダウンするという。80km範囲の避難を考えていた。それでアメリカは日本に強い危機感を伝えた。カートキャンベル国務次官補が行動を起こせと藤崎一郎駐米大使に言った。で政府は対応したという。うわ、、、結局アメリカのせいと言うか当時の政権がどれほどひどかったかこれでもわかる。
電源復旧はまだまだ遅れていた。吉田さんがぶちぎれる。その間にも放射性物質の放出は続いていた。南向きの風で関東一円を汚染。東京の水道水からも検出された。
3月22日から電源復旧した。4月には4号機の状況が分かったが、プールには水があった。
福島県 浪江町。今もホットスポットがある。大量放出の影響が大きいと考えられている。大熊町。畜産業を営んでいた女性。牛の世話を避難先から通ってしている。帰りたいのに帰れない。
前の速記メモ:
NHKスペシャル メルトダウン File.4 放射能"大量放出"の真相 を見てました。速記メモ。⇒私も上羽鳥のデータグラフにしてみた。
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