NHKスペシャル"ネクストワールド 私たちの未来 第２回 寿命はどこまで延びるのか"(2015/1/4)を観てました。NMN製造は日清製粉グループのオリエンタル酵母工業。

昨日の第一回に続き今夜は第二回、

http://www.nhk.or.jp/special/detail/2015/0104/index.html

先進国の寿命は1日5時間というスピードで伸び続けるとのこと。2045年には平均寿命が100歳に達しているかもしれないと。今回のテーマはその寿命。

ミチオ・カクが医療テクノロジーのことを話してるが、、、この人、超弦理論の研究者だろ、、、医療関係ないのでは。なんでここでこのインタビューを。。。

では本題に入る。慶応大学、2014年11月。老化についてのシンポジウムが行われた。

NMNという物質についての発表があった。メスのマウスの寿命が16％のび太たとか。

ミズーリ州　セントルイスに向かう。今井眞一郎教授がいる。NMNの効果を世界で初めて発見した。白い粉だ。

"Nicotinamide Mononucleotide, a Key NAD⁺ Intermediate, Treats the Pathophysiology of Diet- and Age-Induced Diabetes in Mice"

http://www.cell.com/cell-metabolism/abstract/S1550-4131(11)00346-9

http://devbio.wustl.edu/faculty/faculty-members/shin-ichiro-imai

http://matome.naver.jp/odai/2138812625664126401

糖尿病のマウスに行った実験で、肥満状態にあるマウスにNMNを一週間飲ませると、血糖値が飲む前よりずっと下がっていた。糖尿病が改善した。老化した膵臓の機能が甦ったと考えている。

また遺伝子を読みとるスピードが非常にあがってきており、長寿遺伝子があることもわかってきた。サーチュイン遺伝子。全部で7種類。普段は眠っている。何らかの方法で起こせれば、、、これが長寿研究の最大の課題。

8年前、全てを活性化させる物質を今井さんが発見した。NMN。あらゆる生物の細胞にあるが、加齢とともに減っていく。これを人為的に増やすことで衰えた臓器を戻せると。

さらにアルツハイマー病についても早いうちからNMNを取っていれば発症が抑えられる。マウスの実験ではすでに大きな成果があり、早ければ今年、人への臨床試験が始まる。

そして食品加工会社。すでにNMNを独自に製造できる技術を開発している。吉田尚平主任が語る。が、どこだろう。。。（探してみるとオリエンタル酵母工業　株式会社らしいです。

http://www.oyc-bio.jp/pages/newproduct

ただし今は日清製粉の完全子会社。だから大手食品会社といってたのかな。

吉田さんは阪大にこの件で派遣されていたとか。

http://www.biken.osaka-u.ac.jp/kenkyu/kifu/bunsi-seibutu/research.html）

さらにデイビッド・シンクレアさん（ハーバード）。細胞をNMNで若返らせる実験に成功した。

視床下部が老化を止める指令を出すが、年をとるとその指令が弱まる。NMNでその指令を強められると。

次はバーチャル心臓を使って手術の前に何回も検討する例。また心臓病の治療に直接貼り付ける回路なども。

ウェイクフォレスト大学では3Dプリンタで人差し指を作る例を。人間の細胞を培養し、3Dプリンタで作っている。腎臓を作りだしている例も。

アンソニーアタラさんが30年もあれば100歳も平均寿命は超えると語る。

次はがん。

シアトル。スウェディッシュ・メディカルセンター。腎臓がんの83歳の女性。通常なら手術はしないケース。しかしダビンチという手術ロボットがある。遠隔操作で3本の手を動かす。寸分の狂いもない。これはまだ日本では承認されてない。

http://hospinfo.tokyo-med.ac.jp/davinci/top/

さらに東京大学。片岡一則教授。ナノマシンの開発現場。

原料はポリマー。薬をポリマーが包み込む構造でピンポイントに攻撃する。臨床試験も始まっている。リガンドがセンサになり、がん細胞にのみ近づく。

http://www.bmw.t.u-tokyo.ac.jp/

http://www.t.u-tokyo.ac.jp/epage/release/2014/2014040301.html

その後かなり重いテーマの若返りドラマが。。。世にも奇妙な物語のようだ。と思ったらまさかの○オチだった。。。

次は予知医療。

心拍数や体温などのビッグデータを使う。電子皮膚の例を示している。東大の染谷さん。

http://www.ntech.t.u-tokyo.ac.jp/

エストニアのタルトゥ大学。ビックデータとして国民の血液サンプルを分析している。5万2千人分のデータで、元気だったのに急に死んだ人のサンプルを分析した。

4つの血液成分に変化があった。Alb VLDL-D Gp Citの4つ。

また片岡教授に戻る。体内のナノマシンから皮膚のチップに情報を伝え、病気の情報を伝えるとか。体内に病院があるようなものにしたいと。

ものづくりナノ医療イノベーションセンター iCON

というのができてるらしいです。

http://fpcj.jp/useful/wjn/p=18242/

さらにマシュー・マイヤーソン教授ががんを起こすときの遺伝子情報を解析している。

http://www.nature.com/nature/journal/v489/n7417/full/nature11404.html