3/19のビーバップハイヒールは、"ＴＨＥ創業者 時代を創った“食”人たち"でした。

ゲストブレーンは村橋 勝子さん。

マッサンが話題だが、そのモデルは竹鶴政孝。リタとともに国産ウィスキーを作った。このような創業者を特集する。

蟹江一太郎は23歳のとき兵役で歩兵第六連隊に。除隊後どうするか上官に聞かれたが、農家の跡取りなので農家を続けると言った。まだあまり作られていないものを作ったらどうだ？西洋野菜などを、というアドバイスをもらった。明治初期はまだ主に観賞用植物だった。そこで故郷で西洋野菜の栽培を始めた。これが大評判。しかし売れ残る野菜があった。それはトマト。昔のトマトは実に臭かったという。そこで農業試験場を訪れ、改良点を教えてもらったが、その時にアメリカでは加工することを教えてもらった。試行錯誤の末、トマトソースが出来た。これを製品化するととぶように売れた。愛知トマトソース製造。陸軍のマークに一つ足した六芒星をトレードマークにしたが、なんとなく籠の目に似てる、、、ということでカゴメになった！カゴメの社史はトマトの専門書とも言われているほど詳しい。

最初のテーマは、逆境から生まれた幸せの味。あのロングセラー商品の秘密。

陶器問屋に生まれた太一郎。不況の影響で倒産寸前に。妻のセキのために、ある決断を下す。それは渡米。サンフランシスコに渡った。陶器販売はうまくいかず、オークションでたたき売ることになってしまった。そこであった見知らぬ夫人。とりだしたのは一つのお菓子。うまい！食べたことがないもの。西洋菓子製造をやろうと決めた。ブルーニング社に入り、とりあえず清掃係として働き始めた。朝晩は清掃業務。勤務外の日中は菓子作りに勤しむ。

ただ、あからさまな白人からの差別があったりした。周りの2倍も働いた。オーナーから信頼され、菓子小売店の責任者にまで、、、そして12年！帰国した。

妻と二人で二坪で製造を始めた。森永太一郎という名前を取って、森永西洋菓子製造所だ。

マシマローが大人気。しかし、苦難が。。。湿度の高い日本ではお菓子が溶けてしまう。1粒ずつワックス紙で包んだ。これがミルクキャラメルだ。その後、関東大震災がおきたが、避難所で無料配布を6万袋も！ミルクは30万人に。エンゼルフードとマシュマロが呼ばれていたのでマークはエンゼルになった。福沢諭吉がファンでよく買ってたとか。

広告は投資という考えで、新聞の一面広告を出したりした。10日分の製造高に相当する。

その他、飛行機から商品の無料引き換え券をまいたり、映画のキャスティングを応募したりと奇抜。

1932年に話題になったのはスイートガールというキャンペーンガールを選んだ。

続いては、その味は国境を越えた。比とさらに込められた壮大なドラマ。

新宿の一等地にビルがある、新宿　中村屋。純印度式カリーが有名。

恋と革命の味というコピーがある。アンパンを作っていたのが最初。相馬愛蔵と黒光の夫婦が始めた。日本初のクリームパンを作った。支店を出すことになり、新宿（当時は未開の地）を選んだ。文化にも貢献するために中村屋サロンを作った。

ある男が二人を訪れた。インドの独立運動家、ラス・ビハリ・ボースをかくまってほしいと。イギリス政府に追われ、日本に逃れてきた。二人はかくまってあげることにした。アトリエにボースを住まわせ、3カ月に及んだ。政府の追及を受けるようになった。

長女の俊子が世話係になっていた。そこで恋に落ちる。秘められた婚姻を行った。その後も活動を続けるが、、、26歳で俊子は死んでしまう。。。。

新宿はターミナルとして発展。中村屋に喫茶部が出来る。ボースはある想いを伝えた。純印度のカレーを紹介したいと。カリーライスという表記はボースの発音に近くした。

それが恋と革命の味。

後半はクイズ。次の中で嘘はどれ？

A・北極星のオムライスはいつもオムレツと白ご飯を注文するお客さんに同じものではかわいそうとケチャップライスを包んだことから。

B・元禄寿司はビール工場のベルトコンベアから。

C・伊藤ハムのポールウィンナーはポールという技術者から。

D・UCCの缶入りコーヒーは瓶入りの購入を飲み残し悔しい想いをしたから。

E・パインアメは高級品だったパインの缶詰を手軽に。

嘘はポールウィンナーでした。セロファンで包んでいたが、棒状なのでポールに。