7/1の歴史秘話ヒストリアは夏目漱石と妻と猫。
明治29年、熊本。一人の女性が東京から熊本に嫁ぐ。中根鏡子さん、19歳。しかし新婚早々夫から、俺は学者で勉強しなければならない。おまえになんかかまってられない、、、夫は夏目金之助、のちの漱石。
鏡子はよござんす、学者の勉強するくらいかまわないと。いい奥さんだ。
ただ鏡子は並はずれて朝が苦手。起きられない。オタンチンのパレオロガスだ!と漱石がからかった。
朝寝坊を言いとがめられても、1、2時間よけいに寝かしてくれれば1日機嫌がよくなるので経済的でしょ?といいかえす。
間もなく鏡子さんは身ごもる。ところが、、、二人は東京にしばらく滞在したのだが、流産してしまう。。。
その後も体調が思わしくなく、鎌倉で静養することに。この時の漱石の手紙が見つかっている。正岡子規宛てだ。新発見の俳句がある。鏡子さんを案じた句だ。
http://www.asahi.com/articles/ASG8C6KVPG8CUCVL01Z.html
その後、二人は熊本に戻る。
毎晩遅くまで英語教師だった漱石は授業の準備などをする。これが帰って鏡子を孤独に追いやる。でも当時の男である漱石は自分の気持ちを直接伝えなかったと思われる。
そして鏡子は、心を病んでしまう。幻を見るようになってしまった。そして川に身を投げる。。。幸い漁師に助けられた。以後、しばらくは漱石は紐でお互いの体を結んで眠りに就いた。
そして鏡子はようやく回復し、子供も翌年に誕生した。名前は筆。
漱石はイギリス留学をする。鏡子には手紙を書くが、なかなか返事が返ってこない。その頃二人目の子供が生まれ、手一杯だったのだ。
でも手紙を書いたのが残っている。漱石がさびしい、なんていうのは珍しいね、でも私もさびしいよと、、、
ところが、ロンドンに渡ってから2年後、漱石から神経衰弱になったという手紙が届く。
明治36年に漱石が帰国する。しかし別人のように変わり果てていた。寝ているときに暴れ出す。一体何が起きたのか?
イギリス留学時代、イギリス文学研究のために本場の小説や詩を読みあさった。しかし漱石の心に大きな疑問がわき上がってきた。何のために書物を読むのか?人間にとって文学とは何か?という壮大な迷宮に迷い込んでしまった。追い詰められていった。ここで孫の夏目房之介さんが解説する。真夜中に明かりもつけず泣いていたと、、、
で鏡子に里へ帰れ、と言ってしまう。そこで医師に様子を見てもらった。病気で一生治らないと言われた。
病気ならそれで覚悟が出来た。私がいなければだめだ!と。私は一生漱石のもとにいると腹をくくる。
耐えて子供たちを守りぬく。そして漱石の世話を続けた。
そんなとき、、、彼がやってきた。
明治37年。初夏。どこからともなく野良猫が家に入りこんできた。
猫嫌いの鏡子は外につまみだす。がまた猫は家に入ってきてしまう。
なんどつまみだしても入ってくる。
漱石は、そんなに入ってくるならおいてやればいいじゃないか、と。
こうして猫が一家に加わった。
鏡子の猫嫌いは変わらなかったが、家によく来る按摩さんが猫を見て、福猫だといった。爪が黒いのだと。
そこからすっかりうれしくなって猫を可愛がるように。その頃は愛知県の犬山で暮らしていた。
廊下に小さな扉が残っている。猫の出入り口だ。猫を可愛がっていたのがよくわかる。
猫は漱石によくなついた。漱石も気に入った。そして機嫌がよくなっていった。さらに漱石と鏡子の仲もとりもった。
にゃあは感動詞か副詞か?とか。
高浜虚子からその頃仕事をもらった。それがあの!
吾輩は猫である。
青空文庫で読めます。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/789_14547.html
爆発的なヒット!そしてそれから坊っちゃんや三四郎など文豪への道を歩む。
しかしそれから3年後、猫は死んでしまう。。。月命日の13日には鮭の切り身とかつお節を備えた。
その後、漱石が危篤になってしまう。鏡子は知り合いの占い師に祈祷を頼む。そうすると漱石はみるみる回復する。
占い師に驚くべき話を聞く。黒い猫が現れて血を吐いて死ぬのを見たと。猫が身代わりになって死んでくれたのでは、、、と。
その後元気になり、6人の子供を残す。その後も爪の黒い猫を飼い続けた。
新宿の漱石公園は漱石と鏡子が暮らした家の跡地。
猫の十三回忌に塔を立てていた。
昭和三年、鏡子は漱石の思ひ出という回想録を出す。全ての出来ごとに漱石の愛情を感じ取っていた。
うわ、房之介さんの子供時代の写真が。鏡子さんと一緒に映ってる。かわいい。
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