「鍵の掛かった男」(有栖川有栖)を読んだ。最後の一文(というか一文字)でじんとくる。ミュージカルソウは幻想的。
火村英生シリーズがドラマ化される、というニュースがありましたが、なんと13年ぶりの書き下ろし長編、”鍵の掛かった男”も発売、さっそく買って読んでみた。
大阪・中之島の小さなホテルで、梨田という老人が死んだ。警察は自殺と断定。
梨田はそのホテルに5年間滞在しており、なんと2億円もの貯金があった。
自殺するはずがない、と考える女流作家、影浦浪子は有栖川と火村に真相究明を依頼する。
しかし梨田には身寄りもなく、過去に関する手がかりがない。まさに鍵がかかったような人生を送ってきた男だった。
しかし、その過去が明らかになるにつれ、驚きの真相が。一体他殺なのか、自殺なのか?
というもの。
阪神・淡路大震災や、現代的な技術も取り入れ、また場所が私もなじみぶかい中之島なので移動している姿が目に浮かぶよう。。。
しかも、今回は捜査の大半を有栖川さんが行う。シリーズものでワトソン役が活躍する回は名作がおおいんですよね。あの異邦の騎士とか(あ、これネタバレになるのかな、、、すみません)。
で悲しい結末ではあるが、最後の一文(というか最後の一文字)で救われた感じで、じんと来ます。
しかしミュージカルソウ、私聞いたことなかったので”おまえはあほか”(横山ホットブラザーズ)しか想像できなかった。本当はこんなにきれいな音。
あと中之島が軍艦になる話は本当なのか?と思ったら本当だった。
福田紀一の”霧に沈む戦艦未来の城”。
« 名代って”なだい”と読むか”みょうだい”と読むか”なしろ”と読むかで意味が違うのか、、、(名代 富士そばの話聞いて) | トップページ | Wolfram alphaで(a+b+c)^2を展開するとa^2+2 a b+2 a c+b^2+2 b c+c^2、輪環の順とかなんとかを吹き飛ばす。 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 「街角ハルシネーション─探偵AIのリアル・ディープラーニング─」を読んだ。生成AIがハルシネーションを起こしたとしか思えない風景写真が現実だと証明してほしいという依頼を受けた直後、輔が誘拐されるがその裏では…というもの。写真の謎とその最後の真相が面白い。(2026.05.07)
- 「仕掛島」(東川篤哉さん)を読んだ。面白かった!全く想像もしていなかった仕掛けだった。(子供のころ持ってたなあとか)プロローグの真相にも驚きだが、それらのヒントが東川さんらしいユーモアたっぷりの文章に仕込まれていたとは。(2026.05.08)
- 「5A73」(詠坂 雄二さん)を読んだ。連続して起こった自殺の遺体に貼られていた「暃」という幽霊文字のタトゥーシール。一体この意味は何なのかをいろいろな登場人物が考えるのが面白い…と思ったらもう術中にはまっている。前書もなぜこういう?と思っていたらなるほど…(2026.04.09)
- 「此の世の果ての殺人」を読んだ。小惑星が追突し世界が滅ぶことが確実な中、小春は大宰府の自動車学校で教習を受ける。その車内で惨殺体を発見する。もう滅ぶ世界でなぜ殺人を起こすのか。元刑事の教官とのバディものでもあり、意外だが納得できる真相もよかった。受賞も納得。(2026.04.01)
- 「探偵小石は恋しない」(森バジルさん)を読んだ。面白かった!ミステリオタクの探偵小石のもとには色恋調査の依頼しか来ないが、実はその裏側で起きている事件。真相もびっくりだし動機もびっくり!確かに変な表現だな…と思っていたがそういう…偏見はだめだな。(2026.03.10)
« 名代って”なだい”と読むか”みょうだい”と読むか”なしろ”と読むかで意味が違うのか、、、(名代 富士そばの話聞いて) | トップページ | Wolfram alphaで(a+b+c)^2を展開するとa^2+2 a b+2 a c+b^2+2 b c+c^2、輪環の順とかなんとかを吹き飛ばす。 »


コメント