キャプテンサンダーボルト(上下、文庫版)(阿部和重&伊坂幸太郎)を読んだ。期待通りめちゃくちゃ面白かった。
阿部和重さんと伊坂幸太郎さんという2大人気作家が合作ということで面白くないはずがない。しかも、どちらがどのパートを書いたのか公開されていないのでそこを想像しながら読む楽しみもあります。文庫版はボーナストラックとして前日譚と後日譚が入っています。
あらすじは、、、
「・ヒーロー戦隊もの、雷鳴戦隊サンダーボルトの劇場版がレッドの不祥事で公開中止。
・太平洋戦争末期に蔵王山中に墜落したB29、その時巻かれたビラ
・蔵王で発生した謎の疫病「村上病」
を調べている謎の女性、桃沢瞳。
一方、金に困っている(のにファイヤーバードトランザムに乗っている)、相葉時之はふとした手違いで謎の外国人テロリストに追われることになった。お金になると感じたスマートフォンを持って逃げる!
逃げ込んだ映画館で、少年野球の旧友、井ノ原悠と再開する。井ノ原もある事情でお金に困っていた。そして2人の逃亡が始まる。
一方、世界では同時多発テロ計画が持ち上がっていた。。。
」
というもの。一体最初の戦隊ものとB29がどうつながるんだ?と思っていたら見事に繋がります。伏線(銀行とかもろもろ)が見事に回収されていく。そして敵役の外国人のメンターがたぶん今まで読んだ小説の中で一番生身で強そう(首折り男より、、、)。
文庫版ではボーナストラックに加え、特に戦闘シーンの書き直しが行われたということなので、以前に読んだ方にもおすすめ。
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