「偶然」の統計学、を読んだ。あり得ないはずの出来事がなぜ起きるのか、を面白く解説した本。
まずアンソニー・ホプキンスのエピソード。出演する映画の原作ペトロフカの少女を買いに出かけたが見つからず、帰りに地下鉄に捨てられているのを見つけた。しかもそれは原作者が昔、友人に貸してなくされたものだと判明!というありえない出来事から始まる興味深い本。
また、ロトで2回連続当てた女性や落雷に何度も見舞われる男性。
このあり得ない出来事が起きるのはなぜか?
それは「あり得なさの原理」と著者が呼ぶもので起きると説明される。
・不可避の法則
・超大数の法則
・選択の法則
・確率てこの法則
・近いは同じの法則
が相まった原理だという。
あり得ないと思ってしまいそうなことがなぜ起きるのかを明確に説明してくれる面白い本でした。
« JR琵琶湖線、大津-山科間のトンネルで携帯電話の電波が入るのは本当だった!正式には12/8からだが、もう繋がる! | トップページ | メリークリスマスになる確率の公式をカシオの高精度計算サイトにUP!(Daily Mailの記事より) »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 「神のロジック 次は誰の番ですか」(西澤保彦さん)を読んだ。全寮制の学校で起こる殺人事件、これはすごい真相で驚く…がある超有名作品とも被るところがあって発行時期調べたらほぼ同時期でした。でもこちらの方がその必然性はあった。(2023.02.02)
- 11文字の檻: 青崎有吾短編集成を読んだ。どれもすごく面白い!あの路線で実家に帰っていたので重く感じた「加速していく」やもう最強の「恋澤姉妹」、表題作のアイデアのすごさ、映像化してほしい「クレープまでは終わらせない」など8篇。(2023.01.30)
- 「サーモン・キャッチャー the Novel」(道尾秀介さん)を読んだ。面白かった!様々な登場人物たち、全く関係なさそうな伏線というか小道具や過去が絡みあい、最後に繋がる。タイトルの意味が最後の最後でわかって「そういうことか!」と驚く。最初から騙されている!(2023.01.19)
- 「ティンカー・ベル殺し」(小林泰三さん)を読んだ。残虐で殺人鬼なピーター・パンに唖然、、、だが実は原作が?巻末の資料も面白いです。しかも謎も面白く確かにそんなこと言ってた!と最初から読み直す。もうこのシリーズ読めないのは残念…(2023.01.07)
- 「あの子とQ」(万城目学さん)を読んだ。これめちゃくちゃ面白かった。途中で「え!!!」という展開から謎解き、冒険がありそして最後は、、、とにかくキャラがたってて面白い。特にヨッちゃん最高。(2023.01.05)
« JR琵琶湖線、大津-山科間のトンネルで携帯電話の電波が入るのは本当だった!正式には12/8からだが、もう繋がる! | トップページ | メリークリスマスになる確率の公式をカシオの高精度計算サイトにUP!(Daily Mailの記事より) »
コメント