「ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン」を読んだ。第二次世界大戦で日本がアメリカに勝利した歴史改変SFで「高い城の男」要素に巨大ロボットが登場!
ゲームウォーズ(レディ・プレイヤー1)を買ったときに同時に買った本。同じカテゴリかな、とおもって。表紙がめっちゃかっこいい巨大ロボです。
第二次世界大戦で日独が勝利していたら、という「高い城の男」のプロットに、今風の巨大ロボット、ゲーム(スマホでなくて電卓=Portable Calculator=Porticalが普及している世界)など様々な要素が加わりめっちゃ面白いものになっている。
主人公は帝国陸軍の検閲局勤務の石村紅功(べにこ、通称ベン、女性名だけど男)。
高い城・・・と同様にもしアメリカが勝利していたら?というゲームが影で出回っている(USA、というゲーム)
それを作ったのはベンの元上司、六浦賀将軍。そしてその娘のクレアが自殺したという事件があり、特高の槻野昭子がベンのもとにやってくる。
アメリカ人抵抗組織に六浦和が協力しており、行方を探す2人。しかし罠がしかけられ、、、
(めちゃえぐい拷問が出てくる、、、)
ゲームUSAの真相とは何か?一体石村と昭子は六浦賀を探し出すことができるのか?
というもの。
最後の章が、ああ!そういうことだったの!という驚きでした。
続編もあるので読んでみたい。
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