あのタイの洞窟から少年たちを救い出したのはソフトウェア無線が一役買っていた。Maxtechという無線でアナデバのAD936xを使っている。
Daring Thailand cave rescue: The technology behind it
という記事を読んだ。あのタイの洞窟に閉じ込められた少年たちの救出劇は記憶に新しいが、その無線にはソフトウェア無線(SDR)が使われていた、というもの。
具体的にはMaxtechという製品で、
メッシュネットワークを使ってホップ通信(届かないところには無線機を介して通信)をし、数十MHzから6GHzにもわたる広い帯域の中で一番通信できるところを探して通信する(通信状態が悪ければ帯域を狭めたりもする)。
これはなかなか救命用の無線としてすごいと思います。
そのテクノロジーの中心となるのがアナログデバイセズのAD9364。
主な性能は
- 12ビットDACとADCを内蔵した、RF 1×1のトランシーバ
- 帯域:70MHz~6.0GHz
- TDDとFDD動作をサポート
- 調節可能帯域幅(BW):200kHz以下~56MHz
- デュアル・レシーバ:6つの差動または12つのシングルエンドの入力
だそうだ。
評価ボード:
こういうのって、なかなか商用通信(携帯電話・WiFi/BT)に対して数がでないけれど
大事なアプリケーションですね。
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投稿: CharlesHob | 2018年8月31日 (金) 03時23分