「ビッグデータ・コネクト」(藤井太洋さん)を読んだ。住基ネット、マイナンバー、IT企業のブラック化がSFミステリになるとは、、、すごい作品です。
Gene Mapperがめちゃくちゃ面白かったので、次の作品をずっと読もうと思っていてようやく読めた。これもジャンルが全く違うがめちゃくちゃ面白い。
あらすじは
「京都府警サイバー犯罪対策課の万田は、滋賀県に作られる大型官民一体施設のコンポジタの開発責任者、月岡誘拐事件の捜査を命じられた。協力者として表れたのは、過去に万田がXPウイルスの製作者として追求し、起訴に至らなかった武岱(この名前がすでにある意味伏線になっていたとは、、、)月岡の切断された指がマスコミに届けられるが、生活反応がなく、もう月岡は死んだと考えられていた。果たして月岡は本当に死んでいるのか?なぜ開発責任者が誘拐されたのか?そしてプロジェクトの本当の目的とは、、、」
というもの。近未来SFミステリというより、もう現代ミステリになっているのが恐ろしい、、、
CentOSやDvorak配列、Hadoop,Pylearn,ヒューリスティック最小ネットワーク関数、Java,C#が普通に出てくる小説で、
また住基ネットやマイナンバー制度と外字がこんな風に題材に使われるとは、、、ものすごいアイデア。またIT関連企業のブラック化・孫請けのひどさ(デジドカってもう死語?)も身につまされる。
(企業はTカードとアルソックとNTTデータかな、、、)
とにかく次の作品も読みます。
« 高周波回路シミュレータQucsStudioを使ってみる(その3)Mixed Mode S parameterを計算 | トップページ | 松屋で牛鍋膳(肉1.5倍)を食す。相当甘いタレでした。 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 「街角ハルシネーション─探偵AIのリアル・ディープラーニング─」を読んだ。生成AIがハルシネーションを起こしたとしか思えない風景写真が現実だと証明してほしいという依頼を受けた直後、輔が誘拐されるがその裏では…というもの。写真の謎とその最後の真相が面白い。(2026.05.07)
- 「仕掛島」(東川篤哉さん)を読んだ。面白かった!全く想像もしていなかった仕掛けだった。(子供のころ持ってたなあとか)プロローグの真相にも驚きだが、それらのヒントが東川さんらしいユーモアたっぷりの文章に仕込まれていたとは。(2026.05.08)
- 「5A73」(詠坂 雄二さん)を読んだ。連続して起こった自殺の遺体に貼られていた「暃」という幽霊文字のタトゥーシール。一体この意味は何なのかをいろいろな登場人物が考えるのが面白い…と思ったらもう術中にはまっている。前書もなぜこういう?と思っていたらなるほど…(2026.04.09)
- 「此の世の果ての殺人」を読んだ。小惑星が追突し世界が滅ぶことが確実な中、小春は大宰府の自動車学校で教習を受ける。その車内で惨殺体を発見する。もう滅ぶ世界でなぜ殺人を起こすのか。元刑事の教官とのバディものでもあり、意外だが納得できる真相もよかった。受賞も納得。(2026.04.01)
- 「探偵小石は恋しない」(森バジルさん)を読んだ。面白かった!ミステリオタクの探偵小石のもとには色恋調査の依頼しか来ないが、実はその裏側で起きている事件。真相もびっくりだし動機もびっくり!確かに変な表現だな…と思っていたがそういう…偏見はだめだな。(2026.03.10)
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 「ビッグデータ・コネクト」(藤井太洋さん)を読んだ。住基ネット、マイナンバー、IT企業のブラック化がSFミステリになるとは、、、すごい作品です。:
« 高周波回路シミュレータQucsStudioを使ってみる(その3)Mixed Mode S parameterを計算 | トップページ | 松屋で牛鍋膳(肉1.5倍)を食す。相当甘いタレでした。 »


コメント