「名探偵の証明」(市川哲也さん)を読んだ。面白かった!
第23回鮎川哲也賞を受賞した作品。
あらすじは「30年前に一世を風靡し、新本格ブーム(作中では小説だけでなくて探偵本人もブームをつくったことに)を引き起こした伝説の名探偵、屋敷啓次郎。しかし時は過ぎ、ある事件から一線を退いていた還暦過ぎの啓次郎のもとに、資産家一家に届いた脅迫状の謎が持ち込まれる。しかも、若くタレントとしても活躍している現代の名探偵、蜜柑花子との対決も。果たして2人の探偵は謎を解き明かせるのか?」
というもの。
老いのために推理力が落ちていることを恐れている啓次郎と、実は失神するほど啓次郎のファンだった花子の対比が面白いのですが、真相がうってかわって(本当はこれしかないだろうなあと思っていたらそうだった)哀しい。。。
面白かったので続編(3部まで)も読みたい。主人公は変わってますが、、、(このままは続けられない。ネタバレかもしれないですが)
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