セカンド・ラブ(乾くるみさん)を読んだ。イニシエーション・ラブほどではないが、これも衝撃のラスト。
イニシエーション・ラブを読んだ時は、殺戮にいたる病とか、葉桜の季節に君を想うということ、に匹敵する衝撃を受けたのですが、今回のもなかなかの衝撃。
あらすじは、
「1983年元日、先輩から誘われたスキー旅行で主人公は春香と出会い、付き合い始めた。高卒で木工工場で働いている主人公と、大学院生である春香。立場は違うが幸せだった。だが、春香と瓜二つで水商売で働いている美奈子が現れ、三人の関係が崩れていく、、、」
というもの。
確かに最初からおかしな表現があるんだよな、、、と最後の数行を読んでわかるもの。
ミステリとしては反則かもしれないが、これはこれで面白かった。
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