大きな森の小さな密室(小林泰三さん)を読んだ。いろんなジャンルのミステリを小林さん流にアレンジした短編集。
犯人当て、倒叙、安楽椅子探偵もの、バカミス、??(これは読んでみてのお楽しみ)、SF、そして日常の謎の7篇の短編集です。
自らの伝言(もちろんあれのパロディ)が風刺が効いててよかったり、更新世の殺人(星を継ぐもの、よりはるかに古い150万年前の死体!)は読んでいる人が「誰か早く突っ込めよ!」を想わざるを得ないバカミスだったり(これもゴッドハンドの風刺だなあ)、論理学のあれ
http://jin115.com/archives/52031933.html
とかも楽しい。
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