恋と禁忌の述語論理(プレディケット)を読んだ。あの”その可能性はすでに考えた”や”探偵が早すぎる”の井上真偽さんのデビュー作だが、まさか数理論理学がミステリになるとは、、、
数学者や物理学者が探偵役というのはたまにあるが、まさか論理学者が探偵とは、、、、
天才論理学者の硯は、甥の詠彦から持ち込まれる、すでに別の探偵が解決している事件の真相が正しかったかどうか、を論理学で解き明かす。
(これは文系の人にはつらいだろうなあ、、、私もあんまり記号論理学には詳しくないけど)
聖ペテルブルグのパラドクスやバナッハ・タルスキの定理、古典論理、直感主義論理、様相論理やゲンツェンの定式化とかの話題が、隠し味じゃなくて推理に使われているという斬新なもの。
そしてなぜ詠彦がそんなに殺人事件に遭遇するのかの真相は、、、ああなるほどそういうことか!と納得。
あの上苙丞も出てきますが、その顛末があれ?と思ったらそれも上の真相と関わるという。
なかなか万人向けというわけではないですが、面白かったです。
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