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2020年1月29日 (水)

私に似た人(貫井徳郎さん)を読んだ。社会の格差が広がり低所得者層が小口テロを起こす世界での十人の主人公の十話の短編。

これはすごいお話で、今の日本を象徴しているようだと思った。社会的な弱者に厳しく、黒と白をはっきりさせ、黒を徹底的に叩くことが当たり前になっている日本。そんな中で小口テロと呼ばれる貧困層による小規模なテロが頻発する。実行犯たちは実生活では接点はないが、一様に冷たい社会に抵抗するレジスタント、と称していた。<トベ>と名乗るネット上での人物との会話が何か関係しているのでは、、、

テロの被害に遭遇することになった人、テロを起こすことになった人、起こす前に踏みとどまった人、日本の社会に憤っている人、、など十人の主人公による十話のお話ですが、最後の真相は驚きます。非常に考えさせられるお話でした。

20200126-172726

 

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