東京の子(藤井太洋さん)を読んだ。東京オリンピックが終わった2023年、外国人労働者や日本の正社員・派遣社員などはどうなるのか?の起こりうる社会を描いた作品。
藤井太洋さんと言えば近未来に実現しうるテクノロジーをうまく小説にされるので非常に好きな作家さんなのですが、
今回は近未来でもテクノロジーではなく、社会(社会システムというか)を描いた作品です。主人公が技術者でも科学者でもなく、パルクールの名手だし。
しかも東京オリンピックが終わって
3年後ということで非常にリアル。こういうことがあってもおかしくないなと。
あらすじは
「2023年、東京。パルクール・パフォーマー(Youtuber!)を15歳で引退した舟津怜は戸籍を買い、過去を隠して仮部諫牟として新たな人生を歩んでいた。何でも屋として生計を立てる彼は失踪したベトナム人、ファム・チ=リンの捜索を依頼される。「東京デュアル」内のベトナム料理屋で働く彼女だったが、実はバイオ分野で博士号を持つ美貌の科学者だった。オリンピックの跡地に生まれた理想の大学校、東京デュアル。そこでは学生たちが勉強と共に、労働基準法を離れた特区として企業で働けるところだった。しかしファムはデュアルの実情を告白しようとする。デュアルは学生を人身売買しているのだという、、、果たしてそれは事実なのか?」
というもの。
派手なテクノロジーは出てこない分、パルクールのしなやかな動きや、社会、労働者がどうなっていくかのシミュレーションが非常に興味深く読めました。
実際に似たようなことが起こっても驚かない、、、
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