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2020年2月15日 (土)

新しい十五匹のネズミのフライ ジョン・H・ワトソンの冒険(島田荘司さん)を読んだ。島田さんのホームズ第二段で、赤毛組合には裏があった、という興味深いお話。

「漱石と倫敦ミイラ殺人事件」に続き、島田さんのシャーロックホームズシリーズ第二段。前回もホームズをめちゃくちゃエキセントリックな人に描いていましたが、今回はそれ以上。島田さんホームズ嫌い?と思ったけど全然違うようで、あとがきで相当研究されていることが分かる。で、今回の奇人ぶりのひどさのためにホームズではなくてワトソン君が冒険するお話で、赤毛組合には実は裏があって、、、というお話。

あらすじは

「大銀行の地下金庫からトンネルを掘って金貨を盗み出そうとした赤毛組合事件。ホームズの名推理で解決したと思われたが、どんでん返しの計画が潜んでいた。事件後、ホームズは薬物乱用で頼りにならず(というか超大迷惑な行動を、、、)、満身創痍で歩くのもままならないワトソンに大事件が降りかかる。なんと赤毛組合で捕まった犯人が、謎の言葉「新しい十五匹のネズミのフライ」と共に、刑務所から消えていた。一体どうやって、またその言葉の意味とは?」

というもの。

途中からワトソンとホームズが石岡さんと御手洗さんのように思えてくる、、、がさすがに御手洗さんはああいうことはしないだろう、、、

ワトソンが大活躍するのは石岡さんが大活躍するようでとても楽しい。

言葉の意味はなんとなくそうなんだろうな、という感じですが、そこに行くまでの冒険活劇がとにかくいいです。

御手洗さんシリーズのファンの私は面白かったが、ホームズファンはどう思うんだろうか?

20200215-185406

 

 

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