ワン・モア・ヌーク(藤井太洋さん)を読んだ。これはすごい、、、福島原発事故以降の日本人は全員読むべき。3Dプリンタと超小型原子時計でフォン・ノイマンの爆縮レンズ型原子爆弾を作り、それが東京の真ん中で爆発したとしたら、、、しかも2020年3月に。
藤井さんの作品は近未来の現実に起きそうなテクノロジーものが非常に面白いのですが、最近はその近未来がどんどん現代に近づいていって、
本作はなんと2020年3月6日から。もうすぐじゃないか!
あらすじは、イスラム国で遠心分離機を長時間使い、ある純度の(この純度がものすごい意味がでる)プルトニウムを手に入れたテロリストのイブラヒムは、日本の但馬と名乗るエンジニア(というかアーティスト)の女性から、自分は原爆を作る技術があると伝えられる。
フォン・ノイマンが32面体で設計した爆縮レンズを金属加工ができる3Dプリンタと、
http://www.j3d.co.jp/business/index37.html
https://www.atomicheritage.org/history/electronics-and-detonators
(これが爆縮レンズ)
超小型の原子時計で
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1903/08/news043.html
爆縮のタイミングを合わせることで低い純度でも核爆発が起こせるという。
中国の核実験で癌になり、余命いくばくもないシュレペットの願いは、ノーモアヌーク(もう核はたくさんだ)では何も変わらない、
ワン・モア・ヌーク(核をもう一度)で東京で核爆発を起こして日本を核兵器根絶に向かわせること。
しかし、、、イブラヒムの狙い、但馬の狙いはそれぞれ違っていた、、、
というもの、途中でサスペンスもあり、ミステリ要素もあり、そして登場するエンジニアがみんなかっこいい(シン・ゴジラを見てるようだ)。特に核爆発を防ぐチームのリーダーの舘野さんがめちゃくちゃかっこいいのだ。
チェレンコフ放射もでるよ。
そして、、、福島の原発事故でデマを流した人たちへの怒りも感じられる。
日本人は全員読むべきすごい作品でした。
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