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2020年4月22日 (水)

Pythonの高周波系のライブラリ scikit-rfを使ってみる(その2) TDR(Time Domain Reflectmetry)を試す。

昨日はとりあえずSパラメータの表示ができるようになった。

今日はTDRやってみよう。もとになるのは、評価ボード(EVB)のスルーラインを模したデータ。

こんな感じで表示できる。(データは2ポートのタッチストーンファイル、.s2pで入っているとする)


import skrf as rf
import matplotlib.pyplot as plt
rf.stylely()

TL=rf.Network('TransmissionLine.s2p')
TL.frequency.unit='ghz'
TL.plot_s_db()
結果がこちら。

 Tl01

どういうデータかはのちほど。

さて、TDRをするためにはDC補間をしないといけない。ネットワークアナライザはDC測定できないので。

それには

TL_DC=TL.extrapolate_to_dc(kind='linear')

とする。これはDCを線形補間している。

で、インピーダンスのステップ応答を見てみると、

TL_DC.s11.plot_z_time_step(window='hamming')

Tl02

あれ?あ、スケールが全然違うのか。再度やりなおし。

TL_DC.s11.plot_z_time_step(window='hamming')
plt.xlim(-1,2)

Tl03

想定通りの結果になった。

評価ボードのスルーなのに入り口と出口でなんで低インピーダンス?と思われたらそれは、、、

そういう特殊な基板とコネクタなんで、、、

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