ホワイトラビット(伊坂幸太郎さん)を読んだ。これは絶対だまされる!帯の全てを、疑え!で疑って読んでいたのだが全く真相が違っていた!
ちょくちょく挟まれるレ・ミゼラブルの話がめっちゃ面白く、いいアクセントになってる(伊坂幸太郎さんも楽しんで書いてるのだろう)。
誘拐をビジネスにしているグループに属している兎田は、自分の新妻を誘拐されて返してもらうにはある男(折尾、オリオオリオ)を見つけ出さなければならなくなった。折尾はオリオン座について語ると止まらない、胡散臭いコンサルタント。GPSの情報を基に忍び込んだ家では折尾が見つからない。そこにいた母子と旦那?(これは伊坂さん作品によくでる黒澤さんです。びっくりした)を拘束し、家に立てこもる。
警察に通報された兎田だが、逆に警察に折尾を探してもらおうとする。折尾が見つかり、新妻の綿子ちゃんを救い出すことができるのか?
というものですが、これは絶対真相わからないよ!テレビで見てたのがそういう場所で見てたのかみたいな。
あの紙切れがそういう伏線だったとか、、、これはだまされてスッキリする作品で、お勧めです。
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