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2020年7月21日 (火)

「博士を殺した数式」を読んだ。カオス理論の大数学者が殺され、残された数式とは?というものだが、長男が超弦理論の研究者で、著名な物理学者の醜聞(浮気癖)も書かれてたり。そして謝辞がウィッテンやシュワルツなど。

ランダウやファインマンの女癖というか、シュレーディンガーのあの話が出てきて笑ってしまった。(オッペンハイマーもなのか、、、)

パウリの微細構造定数のエピソードや、チューリングの話も出てきます。

あらすじは「シアトルで潰れかけの書店を営むヘイゼルのもとに、養祖父である天才数学者、アイザックが自殺したとの知らせが届く。アイザックからは死ぬ前にヘイゼル宛てに手紙を出しており、”命を狙われている。ある方程式をある人物に届けてほしい”との依頼があった。数学とは縁がないヘイゼルになぜその方程式が託されたのか?アイザックは自分以外にも3人家族が死ぬという。それは本当なのか?」

というもの。ヘイゼルだけでなく、アイザックの長男、フィリップ(超弦理論、M理論の研究者)やヘイゼルの兄、グレゴリー(刑事)のもとにも別の事件が起きていくのが最後にまとまるのが面白い。単に、数学や物理のエピソードをちりばめただけでなくて手紙の暗号や謎の人物の正体、兄の秘密、そして方程式が隠されていた意外な場所(というか、、、、)など飽きさせなくて面白かった。

あとがきでウィッテンやシュワルツなど著名な物理学者に謝辞があったのも面白い。取材をちゃんとして書かれたものだとわかる。ミステリの賞の候補作になったのもうなずける作品でした。

あ、ディラックのあの言葉ってほんと?と調べたらほんとだった、、

https://www.goodreads.com/author/quotes/271154.Paul_A_M_Dirac

“Age is, of course, a fever chill
That every physicist must fear.
He's better dead than living still
When once he's past his thirtieth year.”― Paul Dirac

ところでスナビトリアム教授の高慢な定数ってなに?

20200716-212249

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