「サージウスの死神」(佐藤究さん)を読んだ。今のミステリ系以前のデビュー作だが、やはり文章がすごい。
Ank:a mirroring apeがめちゃくちゃ面白かったので佐藤さんの作品には注目している。まだ純文学作家だったデビュー作が出てたので興味深く読んだ。あらすじは
「ブラック企業で働くデザイナーである華田は、徹夜明けにビルの屋上に立つ影と目が合った。そのままその影は落ちてきて、、、それは男であり、そのまま墜落死した。ショックを受ける華田は同僚に誘われるまま地下カジノに行き、ルーレットに溺れる。ある夜、突然頭の中に青白い焔が揺らめき、破裂して、、、そして数字が頭に浮かぶ。頭の中に数字を飼う男が金とギャンブルの暗黒を疾走する!」
という話。
ミステリを期待すると最後のほうが???になりますが、これはそういう風な読み方をするものではなくてこの文章力と情景を感じるものでなかなか面白かった。
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