ExcelのLET関数を使って、2次方程式の解を式のまま解く(複素解も実数解もどちらでも計算できる)
こういうニュースを見た。
Excelの数式言語で独自のカスタム関数を定義できる「LAMBDA」をMicrosoftが発表
おお、ラムダ式が使えるようになるのか。
調べていくうちに、LET関数というのもすでに実装されているとのこと。
「Excel」の新関数「LET」が正式版に ~“変数”を使って可読性と計算速度をアップ
なるほど。ちょっとこれを使って何かやってみよう。
適当な複雑さは、、、2次方程式くらい?
複素解になる可能性があるのでifによる場合分けもあるしちょうどよさそう。
ネストもインデントも付けられるというのも便利そう。
ではやってみた。
a*x^2+b*x+c=0を解くわけですが、a,b,cの入力セルにa_,b_,c_と名前を付けたうえで、、、
これ。このままセルにコピペするといいです。プラスの方とマイナスの方。
=LET(
a,a_,
b,b_,
c,c_,
det,LET(a,a_,b,b_,c,c_,b^2-4*a*c),
IF(det>0,
(-b+SQRT(det))/(2*a),
COMPLEX(-b/(2*a),SQRT(-det)/(2*a))
)
)
=LET(
a,a_,
b,b_,
c,c_,
det,LET(a,a_,b,b_,c,c_,b^2-4*a*c),
IF(det>0,
(-b-SQRT(det))/(2*a),
COMPLEX(-b/(2*a),-SQRT(-det)/(2*a))
)
)
結果:複素解のとき
実数解のとき
いちいち区別しなくても一瞬で解が求まる。
これ、結構便利な機能かも。実用的な使い方考えよう。
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