本と鍵の季節(米澤穂信さん)を読んだ。男子高校生2人の図書室ミステリ6篇だが、単なる青春ものではなくて米澤さんらしく謎がとても面白い。
米澤さんと言えば古典部シリーズもあるが、個人的にはこちらの方が好きかも、、、
あらすじは「高校二年生の堀川次郎は図書委員。不人気な図書室で同じ委員の松倉詩門と当番を務めている。松倉は背も高く顔もいい目立つ存在だが話してみると快活でよく笑い、程よく皮肉屋でいいやつだった。この2人のもとに様々な謎が持ち込まれるが。。。」
というもの。
最初の「913」(これだけで図書館に詳しい人はわかるのかな)も、途中までは開かずの金庫ものでほのぼの系?と思ったら真相がえ!?と思うもので、ああ、これこういう感じのストーリーの短編集なんだと驚く。
堀川と松倉もどちらがホームズでワトソン、というのではなくて両方ともが鋭い推理を見せるところが好み。
劇場で芝居(あるいは映画)を観ているように思えた「ロックオンロッカー」、
松倉へのイメージが変わる「金曜に彼は何をしたのか」
自殺した友人が最後に読んでいた本を探す「ない本」
そして松倉の過去が出てくる「昔話を聞かせておくれよ」
その話であれ?その結末はおかしいんじゃ?と私も思った(堀川も思った)点が明らかになる「友よ知るなかれ」の6篇です。
どれも謎が面白い。これ続かないのかな?と思ったら続編が出ると発表があったそうです。楽しみ。
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