スマホRF駆け出しエンジニアの豆知識: ⑩パワーアンプの近くにある電源系のICはエンベロープトラッカー。ETモードとAPTモードがある。
ハイエンドのスマホのパワーアンプモジュールの近くに電源系(パワーインダクタが横にあるからすぐわかる)の
ICかSiP(モジュール)があったりする。
下はiPhone 12 miniで、赤で囲っているのがエンベロープトラッキングという機能をもったもの(Qualcommのものです)。
何をやっているかは以下が分かりやすい(これもQualcommの資料より)。
https://www.qualcomm.com/videos/qfe1100-worlds-first-envelope-tracking-technology-3g4g-lte-devices
変調がかかった信号を増幅するのに、一定の電圧だと無駄が多い。平均的な振幅の電圧をかけるのが
APT=Average Power Trackerで、本当に振幅に追随するのがEnvelope Tracker。ETは変調の帯域が広いととても追随するのが大変で高度な技術が必要になる。
Qualcommの最新版はQET7100かな。
あとPAで知っておいた方がいいこと。
DPD = Digital Pre-Distortion
Outphasing PA
これまでの記事:
第一回:
スマホRF駆け出しエンジニアの豆知識: ①アンテナスイッチとアンテナスワップスイッチとアンテナチューニングスイッチとアンテナアパーチャスイッチの違いは? ②デュプレクサとダイプレクサの違いは?
第二回:
スマホRF駆け出しエンジニアの豆知識: ③アプリケーションプロセッサとモデムとトランシーバーの違いは?④いつからバランスタイプのSAWフィルタが使われなくなった?
第三回:
スマホRF駆け出しエンジニアの豆知識:⑤スマホ内部の有線通信はMIPIスタンダード⑥電源系は電源管理IC(PMIC)が使われるがDC/DCコンバータのスイッチング周波数って6.4MHzとか高くできる。
第四回:
スマホRF駆け出しエンジニアの豆知識:⑦スマホRFのフロンドエンドモジュール(FEM)のブロック図はどうなってる?⑧5G ミリ波の場合は?
第五回:
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