生殖ができる生体ロボット、やっぱりDARPAが出資してるのか。ちょうど「合成生物学の衝撃」(須田桃子さん)を読んだところだったので納得。この本にはバイオブリックを使った学生コンテストiGEMやミニマムセルなど知らなかった話題がいろいろ。
今日、この記事読んで驚いた。
で最後に、”この研究は軍用技術の開発を監督する国防高等研究計画局(DARPA)が一部の資金を拠出した。 ”
とあった。ああなるほど、、、と思ったのはちょうどこの「合成生物学の衝撃」(文春文庫)を読んだところだったので。
DARPAが合成生物学に多額のお金を出している話や旧ソ連で軍用に研究されていた話があった。
内容は
「生命の設計図であるゲノムのデジタル可変を可能にした合成生物学。この技術で人類は自然に存在しない生命体を誕生させた。医療に利用できる一方で、軍事転用の危険も。。。」
というもの。
全然知らなかったのは、
学生がバイオブリック(Biobrick)という部品を使って合成生物学のコンテストを行うiGEM。
https://parts.igem.org/Help:An_Introduction_to_BioBricks
ここまで進んでたのか!
東工大が銀賞をとってるのはうれじい話。
https://www.titech.ac.jp/news/2020/046149
あとミニマムセルも知らなかった。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5710109/
https://www.jcvi.org/research/first-minimal-synthetic-bacterial-cell
この分野すごいな。CRISPR-Cas9の時も思ったけど、私も物理専攻するような時期にこれがあったら、ビルゲイツも言っているように生物を志してたかも。
遺伝子ドライブ(これは知ってた)、ファインマンの言葉(これは有名)、わたしを離さないで(読んだ!)、など、その他の話題も豊富でなかなか面白かった。
https://darwin-journal.com/gene_drive_overview_mechanism
https://freshspectrum.com/richard-feynman-what-i-cannot-create-i-do-not-understand/
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