BALMUDA Phoneの分解見た。近年まれに見るメインボードのスカスカさ。Xiaomi Mi 11、Oppo Reno 6 pro、Google Pixel 6 pro、iPhone 13 Proと比べよう。また中華圏のトレンドのバッテリーをフレキでまたぐ構造もしてない。
BALMUDA Phoneの分解動画みた、、、
https://www.youtube.com/watch?v=N9QELGxMELo
これは、、、今のトレンドと全然違う構造で、かつメインボードスカスカ実装!10年前か!という感じ。でも頑丈そうではある。
しかもQualcommのSnapdragon765のリファレンスデザインどおりっぽい。RFモジュールもほとんどQualcomm。
それより、バッテリーの下にメインボードがあるのがびっくり!
ではより安価なXiaomi Mi 11を見てみよう。
https://www.ifixit.com/Teardown/Xiaomi+Mi+11+Teardown/141047
まあ、、、はるかに高密度実装。で実はこれが上に、下にもサブボードがあって真ん中にバッテリーがあって、
間をフレキとRF通す同軸ケーブルでつなぐ。これが中華圏の標準的な構成。バッテリーが大きくとれるし。
Oppo Reno 6 pro 5Gを見てもそれが分かる。上と下を複数のフレキでつないでいる。これもBALMUDA Phoneより安い。
https://www.youtube.com/watch?v=T6UFfvyyf3g
Google Pixel 6 proを見てみよう。これは上下をつながないで横にボードがある。
https://www.techinsights.com/ja/node/34777
極めつけはiPhone 13 pro。MLB(Main Logic Board)は2階建てになっていて、とにかく高密度に実装されてる。RFも同軸ケーブルではなく薄いフレキでスペースを稼いでいる。
https://www.ifixit.com/Teardown/iPhone+13+Pro+Teardown/144928
これもバッテリーを大きくするため。
そう考えるとBALMUDA Phone 、なんであんなにバッテリーを小さくするような構成にしたんだろう。
コストダウンというならわかるが、高いしな、、、
« PREMによる地球内部の密度分布をカシオの高精度計算サイトkeisan.casio.jpにUP! | トップページ | PREMによる地球内部・外部の重力加速度gの計算をカシオの高精度計算サイトkeisan.casio.jpに自作式としてUP!地球内部のほうが表面よりgが大きいところがあるのが面白いです。 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 高周波・RFニュース 2024年12月11日 5G AmericasがセルラーネットワークでのAIのホワイトペーパー、GSAが2024年の5Gレビュー、NordicがIoTに適したThingy:91 X発表、Wi-Fi 6GHzが世界でどうなっているか、Huaweiが5G GaNパワーアンプで有利、Samsung Galaxy M34 5G分解(2024.12.11)
- 高周波・RFニュース2024年12月9日 iFixitがDJI Neo分解、TechInsightsがApple Pencil Pro分解、QualcommのNeurIPS 2024でのAI技術発表、IntelのIEDM 2024での発表、 Nokiaの7GHz帯の6G、Analog DevicesのPhased Array Antennaのホワイトペーパー、ZDTが史上二番目の売上高(2024.12.09)
- 高周波・RFニュース 2024年12月6日 NGMNが無線パフォーマンス評価フレームワーク発行、5GAAがC-V2Xのロードマップ発行、Marvellの3nm 1.6Tbps PAM4インターコネクト、Nokiaの2.4Tbps光伝送、Silicon Labsの低消費電力モジュール、Xiaomi 14T Pro分解動画(2024.12.06)
- 高周波回路シミュレータQucsStudioがuSimmicsに名称変更し、バージョンも4.8.3から5.8にアップデートされた。Qucsと区別するためだそうだ。また、Pythonの高周波用ライブラリscikit-rfもv1.5.0にバージョンアップされていた(2024.12.04)
- 日経サイエンス2025年1月号の特集 和算再発見の佐藤賢一さんの記事「算聖 関孝和の実像」に出てきた矢高に対する円弧の2乗の近似式をカシオの高精度計算サイトkeisan.casio.jpの自作式として作った。ものすごい精度であることがよくわかる。(2024.12.03)
« PREMによる地球内部の密度分布をカシオの高精度計算サイトkeisan.casio.jpにUP! | トップページ | PREMによる地球内部・外部の重力加速度gの計算をカシオの高精度計算サイトkeisan.casio.jpに自作式としてUP!地球内部のほうが表面よりgが大きいところがあるのが面白いです。 »
コメント