ExcelでLAMBDA関数が使えるようになった(10) Sパラメータのような複素数データの実部・虚部のRIとデシベル、位相のdBを2列を選択するだけで dB2RI(範囲), RI2dB(範囲)でLAMBDA, MAKEARRAY,LETを使って相互に計算できるようにする。
さて今回はちょっとだけ実用的なものを。
TouchstoneファイルのSパラメータデータは、ヘッダにRIと書くと複素数で実部・虚部が、dBと書くとデシベル、度単位の位相が入っている。
相互に変換するのに毎回セルに式を入れるのがめんどくさい、、、ということでLAMBDAを使って2列選ぶだけで相互に変換できるようにした。
エディタではこんな感じ。
使い方はこれを数式→名前の定義で登録をして、
dB2RIは2列を選択するとdBからRIに変換し、
逆にRI2dBはRIをdBに変換する。
案外めんどくさいものが簡単にできる。
この手の面倒なやつって色々あるのでLAMBDAで解決してみようか。
続く:
過去にやったもの:
ExcelでLAMBDA関数が突然使えるようになった。4段4次のルンゲクッタ法がワークシートだけ(VBA使わずに)で簡単に計算できるようになった。まずはローレンツ方程式を計算してみる。
ExcelでLAMBDA関数が突然使えるようになった(2) 5次のルンゲクッタフェールベルグ法でローレンツ方程式をワークシートだけで(VBA使わずに)計算
ExcelでLAMBDA関数が突然使えるようになった(3) LET、SEQUENCE、IFSと組み合わせてワンライナー(1セル)で数値積分(シンプソンの積分公式)を計算
ExcelでLAMBDA関数が突然使えるようになった(5)なんと再帰まで使える。階乗とフィボナッチ数列で試してみた。
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