「元彼の遺言状」を読んだ。ドラマが始まるということでその前に読んでみようと。かなり面白かった。最初は主人公に共感できない感じで描かれてますが、どんどん感じ方が変わっていく。「実際の事件処理にあたっては本書を参考にせず適切に弁護士に相談して下さい」も笑った。
物語が終わった次のページに「作中に登場する法律論は一部、誇張や省略を含みます。実際の事件処理にあたっては本書を参考にせず、適切に弁護士に相談して下さい」とあって笑った。作者の新川さんは実際に弁護士だそうで、法律論がいろいろ盛り込まれていてそこも面白い。
あらすじは「「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」。元彼の森川栄治が残した奇妙な遺言状に導かれ、弁護士の剣持麗子は「犯人選考会」に代理人として参加することになった。数百億円ともいわれる遺産の分け前を勝ち取るべく、麗子は自らの依頼人を犯人に仕立て上げようと奔走する。ところが件の遺言状が保管されていた金庫が盗まれ、栄治の顧問弁護士が何者かによって殺害される。一体なぜ栄治はこのような遺言状を残したのか?そして殺人犯は、、、」
というもの。
これあとで読み返したら確かに最初のほうで犯人につながる話がでてきていた!フェアな犯人当てものでもあります。
さっきも書きましたが法律のことをちりばめられているのも面白いですが、主人公の麗子が、最初は金の亡者であまり共感できなさそうな記述になっているのが、だんだん(別に金が要らなくなったわけでもないですが)共感が生まれてくるのもいい。
ただ最後の方でバタバタと解決しすぎな気もしますが、それはまた次回作で期待したいです。
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