神とさざなみの密室(市川憂人さん)を読んだ。右翼・左翼の政治団体の2人が目覚めると密室で遺体が、というソウを思わせる序盤からSNS、ヘイト、森友、ナッジなど盛り込み驚愕の真相に。それと正当性確率の計算をやってみようとカシオの高精度計算サイトに作ってみた。
これはかなり面白かった。あらすじは
「左翼系の政治団体(アベ政治を許さない系の)に所属する女子大生の凛は目覚めると暗い部屋で両手首を頭上で縛られていた。全くこれまでのことを思い出せない。また凛の前には顔を焼かれた死体が。その凛の前に右翼系の政治団体(ヘイト系の)に所属するアイドル声優ファンの大輝が現れる。しかし2人は密室に閉じ込められていた。彼も閉じ込められた経緯を全く覚えていない。一体誰が何のためにこんなことを、、、2人の疑惑と憎悪は高まり…」というもの。
映画の「ソウ」を思わせる冒頭ですが、全く異なる展開(そりゃそうか)で、特に凛が縛られていた理由、死体の顔が焼かれていた理由(もう一つ焼かれているのもある)、大輝のほうはテーブルの上で目覚めたのですがその理由などが斬新でした。
トリックだけでなくてSNSでの左派・右派の書き込み応戦、デモ、ヘイト、森友、ナッジなど様々なものが盛り込まれていて、これは時期的にも作者の市川さんは政治に思うところが多かったのでしょうと想像できる。
あ、それはそうと、途中で正当性確率というのが出てくる。多数決をとるとき、個々人の正解する確率pからその集団の確率を計算したもの。
私これ知らなかったのでカシオの高精度計算サイトkeisan.casio.jpに自作式として作ってみた。
リンク:
説明:
コンドルセの陪審定理としても知られており、市川憂人さんの小説「神とさざなみの密室」でも出てきた正当性確率の計算をします。p>0.5ならば個人の正解確率よりも集団の正解確率が上回り(神の確率に近づく)、p<0.5ならば下回ります。もちろん個々人が完全に独立に回答する必要があります。 |
p=0.6, 0.5, 0.4の計算例。なるほどそうなってる。
参考にしたもの:
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